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竜との日常{続編} − 旧・小説投稿所A

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竜との日常{続編}
− ルギアと戯れ……そして… −
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ト「は…」

スースーと寝息を立てていたトマートはパチッと閉じていた瞳を開けてハッと我に帰ったように起きる

ト「…いつの間にか寝てしまった」

キュウコン(スイト)に遊ばれてモフモフな毛を何度か付着されて楽しんでいた所まで覚えているが気持ちよさの余りつい気絶してしまい今起き上がったのである

ス「起きたな(ニヤニヤ」

ト「ほえ?」

どこからか声をかけられトマートは前を向くと前方には先ほどのにいたキュウコン(スイト)はおらず、変わりにルギア(スイト)が立っていた

ス「よ…」

ト「……!!」

ス「ん?」

ト「………………」

普通に声をかけたのはいいが何故かトマートはスイトを睨むかのようにして戦闘体制に入った

ト「る、ルギア…なぜ貴様がここに!?」

ス「はあ!?」

俺は思わず声を上げてしまい、トマートはルギア(スイト)に注意を払っていた

ト「そうかそうか、僕がスイトさんの所へ遊びに来たのをいい気にわざわざ連れ戻しに来たのか!!」

ス「違うわボケェ!!」

ト「よし、こうなったらトマタックルー!!」

ス「人の話聞けー!!」

巨大な白い手で指差しながら大声で怒鳴るがトマートは全然聞く耳持たずにルギア(スイト)に突撃した


数時間後



ト「ごはあ…」

ス「たく…」

一体何がどう起こったのか
ルギア(スイト)の目の前にびくびくとトマートが横たわっていた

ス「おい、この声聞き覚えないのか?」

ト「え?」

ふらふらと立ち上がるも声にはどこかで聞いたことのある声だトマートは考え込む

ト「う〜む(考え中」

ス「………………」



ト「あ、もしかしてスイトさん?」

ス「うん、そうだけど?」

3分間待ってやった結果、ようやくトマートはルギアをスイトだと見破り俺は少しため息をついてしまった

ス「はあ〜あ」

ト「?」

しぶしぶとスイトは後ろを向くと

ス「あ〜あ、せっかくトマの為にルギアに変身したのにな〜」

ト「ほえ?(僕の為?」

ス「なのにいきなり攻撃するからね〜…もう元に戻ろうかな?」

ト「わー!す、スイトさんそれはストップ!!」

元に戻ると言う言葉にトマートは慌ててしまい、懸命にスイトを止めようとしており
こっそりトマートを見ているスイトはニヤニヤしていた

ス「フフフっ」

別にスイトは怒ってはなくトマートの反応を見て舌をちょろっと出してそっと微笑んでいて
少し時間が立つとトマートの方へ振り向いていた

ス「ん〜まあいいや…」

ト「ほ…(セーフ」

何とか許しをもらったと思い
トマートはホッとするもルギア(スイト)はまだニヤニヤしていた

ス「…ほら、とっとと来い」

ト「はい?」

ペタンと床に座り込み白い左手を後ろに置いて右手はカモンカモンと動かしてトマートを誘っていて
トマートはそれをじーっと見ていた

ト「うお、ルギアにしては大胆な(興奮」

ス「お〜い、来ないのか?」

ト「あ…はい来ます」

スタスタとルギア(スイト)に近づいたトマートは何だかうっとりとした表情になってスイトを見つめていた

ス「では早速…って何やってんだ?」

ト「え…ちと待ってください」

ス「………………」

ト「ムフフ、この体つきがも〜♪」

ルギアの体をペタペタ触りながら周りをぐるぐるして俺は平然とトマートを見ていた
まあルギアが好きな彼にとってこれは堪能してるようなもんだろう、と思い彼が終わるまで待ってやった(長時間やってたら強制的に終わらすけど

ス「もういいな?」

ト「おう!何でも来なさい!!(キラン」

ガシィ!!

ト「うぇ!?」

ス「では早速(ニヤリ」

ガシッとトマートを掴み上げると
そのままじたばた動くトマートを無視してゆっくり顔へ近づけた

ト「…まさかスイトさん、僕を食べるおつもりで?」

ス「え〜そうされたいならいいけど今はね…」



パッ……ヒュウウゥゥ


ト「わああああ!!」


ボフン…


ト「ぐへえ!?」

ス「……………」

トマートが落ちた場所
そこは水色の模様をするルギアのお腹であった

ト「ふあ、まさかここは!!」

数秒で今いる場所を見抜き
思わずお腹に抱きついてしまったトマートはほんのりとした温もりと柔らかなお腹に思わず浸ってしまった

ト「ぬあああ、やっぱルギアのお腹はいいわ〜♪」

ス「クク、そうだろ?」

ト「うへへへ♪」

スイトはニヤニヤと微笑んだままトマートの背中に自分の白い両翼を覆ってやると更にトマートはにんまりと笑みを出していた

ト「〜♪」

ス「クックック…」

次第にトマートはスイトに甘えだし
まるで布団のような両手をお腹置いてトマートを抱え、温もりの空間に包ませてやるとただトマートは身を預けており
スイトはトマートを翻弄して楽しんでいた

ト「〜♪」

ス「クク、こりゃいいや…」

両翼でトマートを完全に包み込むと一つの高級布団が出来上がっており
トマートそれに浸っていてルギア(スイト)はまたニヤニヤと微笑んでいた


ス「ん〜次は何をしようか…」

ト「あうあう♪」

ガッチリとお腹に抱きついていてるトマートを後ろから尻尾を使って背中擦りながら何か面白そうな事がないかと考えていた

ス「そうだ!」

ト「?」

ス「……(ニヤニヤ」

ポンと手を置き何か思いついた俺は早速トマートに目を入れた

ス「トマ、ちょっと降りてくれ…」

ト「え〜どうして?」

ス「いいから…」

ト「えぇ、そう簡単にルギアのお腹から離れられなi…」

ス「いいから早くしろ(ギロッ」

ト「ほい…」

仕方なく強制的にトマートをお腹から降ろすとルギア(スイト)はまた立ち上がり後ろから倒れ込もうとした

ト「はが!?」

ス「ヒヒヒ…」

これを見ていたトマートはかなりの驚きを見せた。何故なら今のルギア(スイト)の体制は完全に仰向け状態であるから

ト「ガハァ!!」

ス「!?」

顔を照れながら思わず口から吐血してしまったトマートに俺は思わず面食らってしまう

ス「訳分からんが、とっとと来な…」

ト「ほひ…」

よろよろとトマートはスイトに近づいていき尻尾で拘束させてお腹へと落としてやる


ギュッ…


ト「はうぅ♪」

ス「ククク…(笑」

またお腹と両翼を使ってトマートを包み込むと
トマートは俺に甘えていて顔は幸せそうに堪能しているのをじーっと見つめてこちらは少し見下していた

ス「…もう俺の玩具みたいなものか」

ボソッと呟いて体を撫で回してやる
本来はある人の玩具的存在になっている自分が言うのも何だが…

ト「うちのルギアとは大違いだ〜♪」

と言いつつ足をばたつかせて顔をスリスリとお腹にくっつけていた

ス「ふふふ…ん?」

仰向けになって楽しんでいるといつの間にかツタージャがフラフラと歩いていて次第にパタッと倒れていた

ツ「何なのあの黒い竜は、入ってたら急に疲れが溜まって…」

ス「あらら…」

恐らく胃の中でウンブラに生気を吸い取られてここまで歩いて来たのだろう
と俺はそう悟り仰向けのままツタージャを近くに寄せた


ゴトッ


ス「あ…」

ツ「ん?」

偶然スイトは何かを落としてしまい、それがツタージャの頭に当たってしまった

ツ「…林檎?」

ス「げ…」



必死に立ち上がったツタージャはそれを拾い上げると林檎をまじまじと見つめていて
スイトは落としてしまった林檎を見て冷静にはいられなかった


いや〜ルギアの戯れ面白いぜ(キリ
楽しんでもらえたかな?

ミレア「何遊んでるのよ…」

ふふふ、俺だってやりたい事だってあるさ!

ミレア「ふ〜ん」

うつ伏せはどうかな?

ミレア「トマをどうする気よ…」

ネージュ「所であの林檎は何?」

ミレア「あ、それあたしも気になってたの…」

え…あ、あれは(汗

ツタージャ「あの林檎は何なの?」

さ、またルギアで戯れようかな〜

ツタージャ「ごまかさないの!」

ま、食べたら食べたらで(ドキドキ

ツタージャ「?」

ツタージャが食べたらあれが起きるからな〜(汗
ま、何も起こらなくて良かったけど

ツタージャ「何よ?」

いや、別に…

ツタージャ「(何か隠してるわね…)」
<2011/08/23 09:41 スイト>
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