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【保】ダークルギア vs サンダース − 旧・小説投稿所A

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【保】ダークルギア vs サンダース

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「もう……私は、我慢しませんよ。 今のあなたは今まででのあなたの中で……
 一番美味しそうですから……少々痛いですがしかたないですね.... 」


グギュギュ! ギリ! ギリィリィィ!


「ぅぁっ…… うああああっ!!」

ダークルギアの尻尾が今までとは比べものにならない力で、
サンダースの体を音を立てて締め上げていく。
体が激しく反り曲がり、呼吸もできなくなっていくサンダース……

しかし、食べるために相手を弱らせていく過程が待ちきれず、
ダークルギアは唾液の滴る大きな口で、サンダースにカブリつこうと襲いかかる。

「こ、このっ……」


カプッ!


死にたくない一心にダークルギアの尻尾にかみついたサンダースだったが、
力が入らず反撃らしい反撃になっていない。
それでも牙が食い込みダークルギアは鋭い痛みに激高する。

「ック!! 何をするんですか?! 往生際の悪いポケモンですね!!」


バシィィィンッ!! ドカッ!!


ダークルギアはサンダースを尻尾で捕まえたまま振り上げる。
その振り上げた衝撃でサンダースの牙がはずれ、自分も傷つくのをかまわず全力で地面に叩きつけた。

「があぁぁあ……っ!! げほっ けほっ…… 」

「っふん。無駄な抵抗をして、
 私から逃げようなんてずいぶんと甘く見られたもんですね!

叩きつけられた衝撃で咳き込むサンダースを顔の近くに持ってきて睨みつける。
サンダースの体毛がダークルギアの鼻息で揺れる

「うぅっく……くそぅ………ぅ、くっさっ…… けほっ」
「 し、失敬な?!私の息の何がくさいですか?!」
「ぅ……;」

ダークルギアが青筋を立てて、クワッ!と目を見開きサンダースをにらみつける。
その怒気に気圧されサンダースは押し黙ってしまった。

「っと言っても、これ以上やっても時間の無駄....そろそろいただくとしますか...」

そう言ってダークルギアが口を大きく開くと大量の唾液が滴り落ちてサンダースにかかる。


でろっ……ネトォッ


「うぁぁっ…… ああっ」

サンダースは滴り落ちる唾液でベトベトになることなど気にもとめず、
身をよじり迫ってくる、ダークルギアの真っ赤な口から逃げようとする。
しかし……無情にもその大きな口が体をスッポリと包み込み閉じられた。


ガブッ!!


「ぎゃああっ!」

直に感じるダークルギアの口の中の感触に、
サンダースは奇声をあげて半狂乱になり暴れ出した。
その拍子に口の中の肉壁にサンダースの鋭い体毛が何回も突き刺さる。
それにはさすがのダークルギアも手こずり、中々サンダースを飲み込むことができない。


「っく 暴れるな!!」
 (やはりサンダースを食べるには、このとがった毛が邪魔になりますね)

直ぐにはサンダースを食べるのが難しいと
悟ると……鋭い体毛で傷つかないよう
慎重に舌と顎を動かしてレロレルレオと
口の中をかき回していき
サンダースを唾液と絡ませる。



ビィチャァ


「うぁっく……」

不定期に襲いかかる唾液がサンダースに
絡みついて体の自由を奪っていき、
命を繋いでくれている鋭い体毛が少しずつ
その強度をなくしていく。


ヌチャッ クチャ


「うぷっ……ぅああっ!」

唾液がサンダースの口や鼻などへ浸食するたびにダークルギアの口の中から
呻き声が響き続けて、次第に殆ど抵抗らしい動きが口の中から感じなくなる。
それでも、ダークルギアは十分に時間をかけて、その体を満遍なく唾液で絡め取っていった。


<2011/06/14 21:40 F>消しゴム
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