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「ふわ　何これ」

瞳が進んだ先には　なにやら丸い水槽いっぱいある赤い液体の中に入っている少女であった

「ああ　それは　中に入ってる　その子にかけられた呪いの進行を止める働きがあるんだ
まったく　酷いもんだよ　あの子の力でも弾き飛ばせないのだから」

なにやら深刻な話のようだ

「そうなんですか…」

そう呟いた瞬間　水槽にヒビが入った

「…来る…行かなくちゃ…」

少女は　そう呟くと　水槽を破り　出てきた

その姿は深緑色の膝裏までふわりと伸びている髪にルビーのように赤い眼を持っていた
そして何より…
身長は　90cmにも満たなかった

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