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【保】逃走中 − 旧・小説投稿所A
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【保】逃走中

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ヒトカゲ「…時間も元通り動いたことだし、お宝探しにでも行こうかな…」


お宝地蔵の地図を持っている ヒトカゲ

そこに行けば 逃走に役立つ 隠しアイテムを 獲得出来る


ヒトカゲ「…あれ?おかしいな、こっちの方じゃなかったかな…。道、間違えた?」


エリアには4体のハンター

動けば 見つかる危険が高まる…




ワニノコ「…やっぱり、ミッションに参加するのは、疲れるぜ…」


先程 ミッションに参加したワニノコ


隠れるのに丁度良さそうな場所を探し回っていると 
偶然 物陰に隠れているつもりらしいリオルを見つけた…


リオル「うわっ!?…ってなんだ…ハンターじゃねぇのか…」


ワニノコ「…お前、そこにいてもあんまり隠れられてないんじゃねぇのか…?」


リオル「…るせえよ、オレに話しかけんじゃねぇ…!ハンターに見つかっちまうだろうが…!」


ワニノコ「お前、ミッション参加してねぇんだろ?一回ぐらい参加したらどうだ?ほかの逃走者の為にもさ…」


リオル「はぁ?無理やり命懸けのゲームやらされてんのに、他の奴のことまで考えてられっかよ…!」


ワニノコ「自分さえよけりゃ、他の奴はどうでもいいって言うのかよ…!」


リオル「何だよ……他の奴の為とか言ってるけどよ…、オマエは、最初のミッションから参加してたのかよ?」


ワニノコ「…いや、…違うけど…」


リオル「…ふん、やっぱり口先だけじゃねえかよ…」


ワニノコ「そんなことねぇ!オイラだってみんなのこと、ちゃんと考えてるよ!さっきのミッションには参加して来たし…!」


リオル「ほう、そりゃご苦労だったな…、オレの為に時間を動かしてくれて…」


ワニノコ「!?…オイラはオマエの為に時間を動かしたわけじゃない…!み…」


リオル「みんなの為に、か?みんなの中に、オレも入ってるだろ?だったら、オレの為じゃねえかよ…」


ワニノコ「!………。」


ワニノコ「…どうしてお前はいつも自分中心にしか考えられないんだよ!(……?)」


リオル「…何だよ、オレのこと昔から知ってるみたいに言いやがって!(……?)」


ワニノコ「……わりぃ…。(なんでだろう…こいつとは…)」


リオル「……ったく…。(昔から知り合いのような気がする…)」


ワニノコ「(…いつからだ?)」


リオル「(いつからこいつのことを知ってたんだ…?)」


二匹「(………………。)」




ヒトカゲ「………あ、あった!これだ!」


ヒトカゲは ようやく お宝地蔵にたどり着き 
その横にあるつぼの 中身を取り出す…


つぼに入っていたのは 
なにやらお札のようなもの…


ヒトカゲ「…何だろう、これ…お札?」




その頃遊園地には 更なる災いが 降りかかろうとしていた…


封印の解かれたほこらから 無数の光の玉が出現し 園内へと向かっていく…

そして それらはダーク化したポケモン達に姿を変わり 園内で暴れ始めた…



<2011/06/21 22:09 hunt>消しゴム
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