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【保】逃走中 − 旧・小説投稿所A

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【保】逃走中

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???「結構リスキーだよね…これって。
止めとこう…」


???「…また誰かやってくれんだろ…」


逃走者 マリルとリオルは リスクを冒してでも行くという気はないようだ

そして今回も 殆どの逃走者が彼らと同じようなことを考えている様子…


ムックル「何でユキメノコとか出てくるの!」


ナエトル「ハンターに捕まるの待つだけなんだよな…
     …だったら…行くしかない!」

ヒトカゲ「解凍しに行こう…」


キモリ「行く以外ねぇよな…」


ワニノコ「やるしかねぇか…!」


コリンク「行った方がいいよね…?」


今回ミッションに向かうのは ムックル ナエトル ヒトカゲ キモリ ワニノコ コリンクの6匹
すべてのものが止まっている中 動けば ハンターに見つかる危険が高まる…しかし
それでも 生きる為に 次々に動き出す逃走者達


…そして 真っ先に到着したのは キモリ


キモリ「(清掃道具置き場の扉を開けて)あった!これか…?!」


タイマーを動かすには 高圧洗浄機を使い 氷をとかさなければならないのだが…


キモリ「…くそっなかなかとけねぇな…!」


苛立つキモリの近くに ハンターが忍び寄る…


キモリ「チッ…ハンターか…!」


いち早く気付き その場から離れる キモリ


キモリ「…これじゃ、思うように動けねぇな…」


上手く まいたようだ


次に来たのは ミッション初参加の ワニノコ


ワニノコ「あった、コレだな!…こいつでさっさととけちまえ!」


そこへ 戻って来たキモリが加わり


ワニノコ「アンタも逃走者か!手伝ってくれ!!」


キモリ「…ハンターはいねぇみてぇだな…よし!」


氷をとかしているのは 二匹


時間が止まったままでは ゲームは終わらない…


マリル「誰も時間をとかないから、このままじゃ終わらないし…」


リオル「動けねぇし、時計も動かねぇ…マジでなんだよ…誰も行ってねぇってことかこれ…?!」


ワニノコ「こっち来てくれ!」


次にやって来たのは ヒトカゲ


ヒトカゲ「ボクのかえんほうしゃでとけるんじゃないかな?」


キモリ「バカ、そんなことしたら中のタイマーがどうなるか分かんねぇだろ…!」


ヒトカゲ「…それもそうか…」


結局 ヒトカゲも 高圧洗浄機を使って 氷をとかすことに…


これで 氷をとかしているのは 3匹


しかしまだ 4分の1程しかとかせていない…


すべてのものが止まっている中 大勢集まれば その分 見つかる危険が高まる


ワニノコ「…!あれ!ハンターか?!」


キモリ「…いや、微妙に光ってる衣装見えないか?」


さらに 4匹目 ナエトルも到着


ワニノコ「…よし、いいぞ!どんどんとけてってる!」


ナエトル「もう高圧洗浄機はないのか?」


ワニノコ「ああ。そのかわり、ハンターが来てないか見張っといてくれないか?」


ナエトル「分かった、見張っとけばいいんだな…」


集まった4匹に ハンターが接近…


いままでの3匹のどれでもない…
ハブネークのようだ…


ナエトル「…!!ハンター!ハンターだ!!」


3匹「えっ…?!」


ワニノコ「うわっ…!」


キモリ「逃げろ!!」


全員一斉に 高圧洗浄機を置いて 逃げ始める…


だが 全員同じような方向に 逃げるので
効率が悪い


曲がり角を利用し 隠れる逃走者逹


しかし そのうち一匹は追いつかれてしまった…それは…


???「うわっー!」


…キモリだった


ハブネークは 自分のからだを キモリのからだにを巻きつけて 動きを封じる


ハブネーク「まだ15匹も残ってるとは…ずいぶん頑張ってんだなァ、お前たちも…」


      …無駄な抵抗はやめたらどうだ?
どうせ最後まで生き残るヤツなんていねぇんだからよォ…」


キモリ「…そんなの、やってみなきゃ分かんねぇだ…ろ?!」


ハブネークは締め付けをさらに強くする…


ハブネーク「…いいや、決まってるさ…まぁ、あのミッションをクリアできりゃあ、別だけどな。」


キモリ「…あの…ミッション?」



<2011/06/21 22:08 hunt>消しゴム
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