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【保】特生3課 − 旧・小説投稿所A

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【保】特生3課

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―後日談―

ここは特生3課の本部、
ではあるが実質的にはオイラの住みかとなっている埋め立て地。
オイラの世話係兼見張り役として数名の職員が交代で常駐している。
現場責任者の佐藤警部補はだいたい2日に1回のペースでやってくる。
今日もそんな感じで警部補がやってきたのだが、『大事な話がある』とのこと。
なのでオイラは警部補を手のひらに乗せて、話を聞くことにした。

「話は2つある。1つ目はこの前君が逮捕した強盗たちのことだ。強盗たちは自分たちの犯罪行為を“ものすごーく反省した”らしく、こっちが聞いてもないのに色々と自白してくれたよ。おかげで芋づる式で犯罪組織を壊滅出来そうだ。お偉いさんたちは君のことをべた褒めだったぞ」

まあオイラは普段の鬱憤の捌け口としてあの二人のことを口の中で弄んだだけなんだけどね。

「あともう1つの話だ。君にとってはこっちの方が遥かに重要だろうな。……君の発育異常の原因が判明したんだ」

オイラは思わずポカーンとしてしまった。
自分が予定の約10倍の大きさになってしまった原因とは一体何なのだろう?

「君が平沢生物研究所で造り出されたのは知っているな。そこの所長である平沢博士は相当変わった人物でね。まあ端的に言うとかなりのマッドサイエンティストなんだ。おまけに子供っぽいところもある。そんな人間が警察側が提示した『身長3メートル程度のリザードマン』に納得するわけがない。平沢博士はさらに大きくなるように遺伝子をいじくり、ついでに翼が発現するような遺伝子も組み込んだみたいだ。まあ平沢博士もさすがに君がここまで大きくなったのには予想外だったみたいだけどね」

要するにオイラがこんな体になったのは平沢博士の暴走だったわけね。

「そうなんですか。まあ確かにこの大きさだと不便も多いんですけど、この大きさだからこそ味わえるお楽しみもありますから。ここはむしろ感謝ですかねぇ」

オイラは警部補を顔の真ん前に持ってきてニヤリと笑う。

「まあ犯人が死なない程度に留めるように」

「分かってます」

オイラは警部補に向かってビシッと敬礼した。



―あとがき―

「俺も書いてみるぞー!」と勢いだけで書き上げた『特生3課』ですが、とりあえず無事に終わりました。
正直終わり方があっさりしすぎかな、むしろ消化不良の感も否めないのですが、SSなのであまり引っ張りすぎないようにしました。
説明などが長くなって肝心の捕食シーン(呑まずに口の中で弄んでいただけですけどw)が短くなってしまったのはひとえに自分の力量不足であり、その点が悔やまれます。

……さて、ここからは『特生3課』のどうでもいい裏話を載せるので興味が無い方はスルーをお願い致します。

・『特生3課』でピーンと来た方がいるかもしれませんが、所々に某警察ロボットアニメのパロディネタがあります(分かりにくいと思うけど)。

・コタロウ巡査の名前の由来は昔話の『龍の小太郎』より。

・コタロウ巡査の身長は本当は20メートルのつもりだったが、私が打ち間違えてしまって30メートルに。

・描写こそないが、コタロウ巡査は空を飛べる。


というわけで最後までお付き合いいただきまことにありがとうございました。
実は続編も考えてたりするので(今度は呑み込むよw)また近いうちにお会いすることになるかと思います。
あっ、質問は随時受け付けておりますのでお気軽に書き込んでください。
それでは(´・ω・`)ノシ

<2011/12/05 22:49 とんこつ>
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