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魔女達の晩餐 − 旧・小説投稿所A

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魔女達の晩餐

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はぐっ……

フローラはライルを口腔内に収めた。
生暖かい質量を感じさせる空気が漂う獣の口腔内。
すでに唾液に塗れたと言うのに、舌上の唾液や
口腔内を蠢く粘液を見るだけでも、ライルは興奮を覚えていた。

ぐちゅ……ぐちゅ

遂に舌が蠢いた。
獲物が与える旨味に反応した本能が唾液の分泌を促しており
唾液過剰に分泌され、フローラは満遍なくさらなる唾液を塗り込んでいく。
にちゃぁ……と濃厚な唾液と体が擦れる生々しい音を奏でながら
何度も、舌間に無数の粘液糸を引きながら
ライルは優しく舐め転がされ、舌の柔らかさに悶えていた。

「気持ち良さそうな声だな♪ ほらっ」

舌先がライルを巻き取る。
そのままじっとりと唾液に塗れさせ、ゆっくりと上下させた。
口腔内も体内の一つに入っている。
外側からは聴こえない心音も
体内であればよく聴こえた。
どくん、どくん、と規則正しく脈打つ命の旋律。
粘液ではない肉の塊である舌。
それが放つ温もりは次第に睡魔を催していた。
ライルが睡魔に襲われ、瞼が重くなってくるー
その時、唐突にライルは舌の肉布団から解放され、牙の隙間に落とされた。

ぐにぐに、あぐっ、むぐぅ……

「あひゃぁ////」

フローラがライルの体ー
まだ、幼く膂力の発達していない体。
その体は大人では決して味わえない柔らかさを秘めている。
そんなライルの体に優しく牙を立てたのだ。
皮膚を喰い破らない様に、加減された顎が鋭牙をゆっくりと体に食い込ませた。
点重心で加えれた重圧がライルの肉を窪ませる。
痛みの無い心地よい圧迫。
その甘噛みも被食側の楽しみ。
いい感じに鋭牙は体に食い込み、その度にライルは嬉しそうに喘ぐ。
暫く、フローラはライルを味わう……

ぐにぃぃぃ……むぐ……
ゆっくり、優しく。

あぐあぐ、ぐりぐり……むぐむぐ……
早く、激しく。

がぶ、がぶ、がぶ、がぶ……
大胆に、激しく、断続的に。

数分もする頃にはライルは粘液で皮膚がふやけ
体にも無数の咬み痕。
そして、浅い呼吸を続ける程疲労していた。
しかし、当の本人は惚けた表情を浮べ幸福のようだった。

「さぁて……呑んでやるぞ♪」
「うんっ////」

フローラは楽しそうにライルにそう言の葉を送った。
それに対するライルも元気よく、嬉しそうにそう返した。
その瞬間に口腔内に勢い良く傾斜が付いた。
ライルを胃袋に送る為に天井を仰いだようだ。
まず、過剰分泌された唾液が先行した。
ぐぷぅ……と開閉を仕切りに繰り返す喉肉に流れ、喉を鳴らした。
唾液なライルの体は面白い様に喉に向かって滑り落ちていく。
真っ先に捕らえられたのは足先。
柔らかい喉肉は足を包み込んだ。
ゼリーのような人の手が優しく足を掴むような感覚に似ていた。
そのまま蠕動運動でいとも簡単に体は喉肉に呑まれていき
その分だけフローラの喉を膨らませた。

「胃袋では仲良くな♪」

くいっとフローラがより天を仰いだ。
喉に放り込まれる様に、ライルは落ちた。


ごくん♪


小気味の良い嚥下音を零し、ライルは丸呑みにされた。
光明の無い、命の脈動を感じさせる
狭い肉洞の中にー


短い……
申し訳ないです…
<2012/05/05 21:31 どんぐり×セイル>
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