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ああ、楽しきかな日常 − 旧・小説投稿所A

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ああ、楽しきかな日常

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村長「今から十年前…」

村長は俺の過去について、ゆっくりと語り始めた。










十年前…

エアロ「ハア…待ってよ〜カイルゥ〜。もう歩けないよ〜。」

カイル「なんだよ〜。」

俺はへとへとになって弱音を吐いているエアロを見て、呆れる。

エアロ「カイル歩くの早いんだも〜ん。それに僕は別に行きたくもないのに、カイルが無理矢理…」

カイル「うるさ〜い!エアロが歩くのが遅いだけでしょ!もぅ!早くしないと明日になっちゃうよ!」

エアロ「ふぇ〜ん。」

この当時エアロは少し気弱な4才、俺は、小さいクセにやたら口がよくまわる気の強い5才になりたてのガキんちょだったんだとか…。

エアロ「ハァ、ハァ…」

俺たちは近頃『異界の門』と言うその名の通り異界へと続く巨大な魔法の門が、何者かの手によって暴走し、その強大な魔力が不安定になっており、村長達が必死になって探していた犯人を遊び半分で捕まえる気だったようだ。

カイル「あ!ついた!」

エアロ「や、やったぁ〜。」

森をずっと歩いてかれこれ30分。俺たちはやっとの思いで『異界の門』があるといわれている所に到着した。

カイル「じゃあそーさくかいしっ!」

エアロ「らじゃ〜!」

エアロは敬礼してどこかへ走っていった。

カイル「そーさくそーさく♪…あ!」

楽しそうにそこらの草影などを掻き分け、見つかるはずもない犯人を探していた俺は、いつの間にか『異界の門』の前まで来てしまった。

カイル「ふ、ふぇぇ〜。」

俺はただ口をポカ〜んと開けてただボ〜ッとしていた。すると…

謎の男「誰だ?貴様は…。…子供か?」

カイル「うひゃあ!」

俺は突然後ろから声が聞こえたのでビックリして飛び上がってしまった。

謎の男「貴様…こんな所で何をしているのだ…。」

カイル「あっちゃ〜…。」

俺は怒られると思い、少しビクビクしていた…。

謎の男「…ん?貴様…。」

カイル「な、なんだよ…。」

知らない男は俺をジロジロと見回し、何かを考えている。

謎の男「まさか……!いや、そんな訳は…。」

カイル「ねぇねぇおじさん。おじさん誰?」

俺は謎の男のズボンの裾をグイグイと引っ張っていろいろと聞きたそうにしている。

謎の男「念には念を…だな。」

カイル「ねぇ〜おじさぁ〜ん聞いてるの〜?」

謎の男はゆっくりと俺に近づいてくる。

ガシッ

カイル「うわっ!」

俺は突然謎の男に服を掴まれ、持ち上げられた。

カイル「は、はなじぇぇぇ〜!」

服を掴まれプラプラとぶらさがているような状態になっている俺は、じたばたして抵抗している。

謎の男「貴様には悪いが、今ここで貴様には消えてもらう!」

カイル「消えてもらう?」

俺はその一言に凍り付いた。

カイル「やだぁ〜!死にたくないよ〜!放じで〜!」

謎の男「っ!チッ、早くこいつをどうにかせねば…!誰かに気付かれる。」

謎の男は暴れている俺には見向きもせず、どう始末しようか悩んでいる。

謎の男「俺はな、あまり子供は殺したくはないんだ!…そうだ。ちょうどいいものがあった。」

そういうと謎の男は俺を掴んだまま『異界の門』に向かって歩き出した。

つづく



なんか終わり方中途半端ですいません。

なんかぐだくだですいません。

村長が話してるはずなのに俺目線ですいません。

謝ってばっかですいません。

エアロ「…。ネ、ネガティブ…。(相当自信ないな…。)」


<2012/08/09 23:42 カイル>
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