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月光は日常を照らして − 旧・小説投稿所A

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月光は日常を照らして
− 食事のお届けでーす♪ −
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「ドッペル...コレ頼むよ」

ケイがドッペルの目の前に[鯱]と[鯆]を生け捕りしたカプセルを置く。
カプセルの中には...大体、鯱25匹と鯆15匹ってところだ。

『りょ〜かい!...ケイ君も行く?』
「え、僕疲れてるんだけど...」
『そんなの関係な〜い!すぐ近くなんだから一緒に行こ....ね?』

ドッペルがケイに顔を近づけている。
なんで来てほしいのかは分からないのだが・・・

「分かった、じゃあとりあえず行くよ...」
『それじゃ、行こっか♪』

そう言って、ケイ達はすぐ近くの小屋へ歩き出した。
ほんの数分で終わるであろう・・・
ケイはそう思っていた。








「ここだよね...」
『そうだねぇ...♪』

歩き出してから3分で着けた・・・
見た目は普通の小屋だ。

『入るよ〜♪』
「僕も入るよ....え!?」
『ん?どうかしたの?』
「い、いや...だってアレ...」
【・・・・・ジュルッ】

小屋に入った瞬間、ケイはその場で固まった。
だって小屋の中に<オオアナコンダ>が居るのだ。
しかも舌を出している・・・

「え...ドッペル、どうすんの....!?」
『あの子なんだかお腹空かせてるみたいだよ〜♪』
「なんでお前はそんなにのんきなんだよッ!」
『え〜とねぇ...よっと♪』
「うわぁぁッ!?」

いきなりドッペルがケイを持ち上げて、その<オオアナコンダ>の方へ近づいて行く。

『いや〜ボク達ここにちょっと用があってね...♪終わるまでこの子食べてて良いよぉ♪』
「え....!?ドッペル、それはないだろ....」
『ていう事なんで逝ってらっしゃい♪』
「字が違...わぁぁぁぁぁッ!?」
パクン・・・

ドッペルが<オオアナコンダ>の口に向かってケイを投げ、オオアナコンダはケイを口でキャッチし、口内へと収めていく。

クチュ...グチョ...ベト...
『え〜、どこ置けば良いの〜?』

オオアナコンダが音を立てて味わい床に唾液を落としている横で、ドッペルは小屋の中をウロウロしていた。

『とりあえずここら辺かな...?』
「んん〜!」
ゴキュ.....

ドッペルが色々なことをしている内にケイは呑み込まれていった。

『ドアを開けてすぐ横なら分かるでしょ♪』
【〜♪】

ドッペルがカプセルを置いて、オオアナコンダの側に寄る。
オオアナコンダは嬉しそうに自分の胴体を見ていた。

『消化しなかったらいつでも良いから吐き出してね♪』
【コクン・・・〜♪】

オオアナコンダは軽く頷いた後、また自分の胴体を見ている。

『てな訳で〜、依頼達成♪』

人間一人を除き、無事に依頼を達成することが出来た。
それから、ケイが吐き出されたのはだいぶ後の話・・・
気絶している状態で出てきた。


『よし、帰ろっか♪』
依頼を終え、ケイを掴んでいるドッペルは空を飛び、
家へと帰って行った。


今回の依頼はヘリオス様のミオス・ボバルさんからでした。
よし!依頼達成ですよぉッ!
うん、下手なんですがね....(汗
これからも様々な依頼をお待ちしております!
こんな小説をよろしくお願いします!
<2012/11/02 19:24 三日月の真実>
消しゴム
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