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月光は日常を照らして − 旧・小説投稿所A
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月光は日常を照らして
− 街の中で −
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街に着いた。
この街は『アルファレスト』と呼ばれている。
毎日活気溢れるにぎやかな街だ。
ケイの家から一番近い街であり、一番行くことがあるこの街のちょっとした常連だ。別の意味で...

「着いた〜」
『着いたね〜♪』

二人がそう言い、街を歩いている。
二週間に一回の街だ、ドッペルはとてもはしゃいでいる。
ドッペルは街が好きなのだ。

『うひょ〜!やっぱり楽しい〜♪』
「おいおい、はしゃいで後で疲れたなんて言うなよ....」
『わかってる〜♪』
「ったく.....まぁいいかせっかくの街だしね!」

確かに二週間に一度の街だ、はしゃいで仕方ないな....とケイは心の中で思った。

「おーい、ドッペルいつものとこ行くよ」
『あの[デュラウス]さんのとこ?』
「ああ、そうだよ。あともうちょっとで着くから」
『じゃあそれまでケイ君の影の中に入ってるね♪』
「わかった、着いたらまた呼ぶね」
『了解!では[影進入]♪』

ドッペルはケイの影の中に入り、[デュラウス]さんがやっている店に歩き出した。

















「ドッペル、着いたよ!」
『了解!』
「さてと、入りますか!」
『ラジャ〜♪』

デュラウスさんがやっている店は主に食材を扱う店であり、食材の買い出しはいつもここだ。

ケイが店に入ると大きな声がした。

「よぉ、久しぶりだなぁ、ケイ!とあとドッペルさん!いらっしゃい!」

声をかけたのは、狼の獣人である[デュラウス]さんだ。
いつも優しく、荒々しい声をしているが客に対しては笑顔を良く見せている。

「で、今日はどんなご用件で?」
「今日は買い出しで来たんだ、食材が少なくなってきたから」
「そりゃそうか、なら俺の自慢の食材達をたくさん買ってくれよな!」
「いえいえ、買わせていただいていつもありがとう!」

そう言うとケイの買い物が始まった。


[デュラウス] ♂ 3m45cm 獣人(狼) 年齢20〜歳

アルファレストで店を開く狼の獣人。
性格は優しくいつも笑顔を絶やさないが荒々しい一面も.....
ケイが買い出しに来る店がデュラウスの店なのでケイの事を気に入っている。

趣味は農業と捕食であるw
<2012/10/04 20:09 三日月の真実>
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