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ポケモン探偵 − 旧・小説投稿所A

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ポケモン探偵

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・・・・・・それまで、時間がちょっとおかしくなってきていた。

この世界のどこかにある時の石板から、いろんな人が宝石を取っていき、結果、時間がずれてきていたのだ。
その宝石を使い、時を止めようとする者がいた。
セレビィとディアルガはこれを阻止するため、ザグ、ミナ、アリル、スザの4人を呼び寄せ、時の停止を食い止めようとしていた。
だが、表向きは泥棒。リュイという警察がリーダーになり、4人は追いかけられていた。

あの時、事故が起きた。
セレビィが作った時の回廊に5人が全員飛び込んでしまい、過去にアリル以外が記憶喪失でバラバラに散った。しかし、アリルは記憶があったため、セレビィと接触した。ザグ達は元の世界に戻り、敵を全て倒し、宝石も全て取り戻した。そして、石板に最後の一個がはめられた。



Z「・・・これで終わりだな」

M「見た目的には変わりなくて、ちょっとあっけないけどね」

セレビィ「でも、時間も元に戻り、世界は救われました。本当に、本当にありがとうございました。ですが・・・」

S「わたし達はこの世界から消えなえればならない・・・」

A「時の石板に深く関わったために」

「はい・・・」




〜青と水色〜

「徐々に、体が薄くなり、消えていくと思います・・・。」

「ふーん、そっか」

「・・・ねえ、みんな分かれない?話たいことがあると思うし・・・。」

「・・・そうだな」

「じゃあな、ザグ、ミナ」

「じゃあね、アリル、スザ」





S「はい、これ」

A「なんだ?これは」

「見りゃわかるでしょ?お兄ちゃんの大好物のチョコレートよ」

「・・・そうか」

「・・・おいしい?」

「・・・まあな・・・」

パキッ

「ほら」

「ええ!?」

「なんだ、半分くれてやろうかと思ったのに、いらないのか?」

「だ、だっていつもくれなかったから・・・」

「・・・最後くらいいいだろう」

「・・・うん、ありがとう」

「・・・・・・」

「・・・・・・なんか・・・ちょっとしょっぱいね、このチョコ・・・。なんでだろうね・・・。」

「・・・さあな・・・。」

「・・・・・・・・・・・・あ・・・」

「・・・・・・体が薄くなってきたな・・・」

「・・・わたし達も、これでお別れね・・・」

「・・・・・・じゃあな、スザ」

「じゃあね、お兄ちゃん・・・」

ポト・・・



小さなチョコレートの欠片が、地面にポトリと落ちていた。

〜赤と茶色〜

「お、おい、なんだよ話って」

「・・・お兄ちゃん。」

「なんだ?」

「あのさ・・・・・・。叩いてくれない?」

「はぁ?」

「小さい時、あたしが悪いことするといつもお兄ちゃん、頭叩いてたじゃん。今はそんなことしなくなっちゃったから・・・」

「・・・いいのかよ」

「うん。」

「・・・・・・じゃいくぞ」

バシッ!!

「あでっ。・・・・・・やっぱこれよね」

「あっそ・・・」

「じゃあ、最後。」

「おぅ。」

「最後に、ひとことずつなんか言おうよ」

「ええっ・・・と・・・じゃあ・・・。ミナ、短かったけど、最高の時間だった。」

「・・・お兄ちゃん、あたし、あなたと出逢えて、本当に良かった。」

「・・・もう消えそうだな・・・・・・・・・・じゃな、ミナ」

「じゃね。ししょー」

フッ・・・・・・・・・



二人が消えた後には、涙のような水滴が一粒だけ落ちていた。


1305文字。
<2013/03/03 02:24 ウインド>
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