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少女と怪物と猫鼬と兎達 − 旧・小説投稿所A
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少女と怪物と猫鼬と兎達

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新年早々グロありです。すみません。


さて、その頃、倉庫では…、

「うわぁぁぁぁ!」

一人が、死の恐怖に耐えきれず、パニシュに背を向けて逃げ出した。
しかし、それを逃がす程、パニシュは甘くないし、アホではない。
一瞬で追い付くと、前肢で軽く押さえつけ、動けないようにした。

「ひっ、ひいっ!」

銃を持っていた時の度胸は消え失せ、情けない悲鳴を上げる男を冷たい目で見てから、エシアの方を見て、

「エシア、アリアと交代して、二人を助けて来てくれ。…私が良いと言うまでは、倉庫から出ないでくれ」

つまり、エシアには見せたく無い事をするから、連れてってくれと言う訳だ。

それを察したアリアは、エシアと直ぐに変わって、

「解った。二人には事情を話して時間を稼いでおくよ」

そう言って倉庫に向かって走り出した。
アリアが倉庫に入ったのを確認したパニシュは、

「…決まったか?」

そう言いながら、足元の男を、口の中に入れ、

バキィッ!
ボリボリッ…ゴキゴキッ…ゴクン

噛み砕いて呑み込んだ。

悲鳴を上げそうな集団に向かって、

「…お前らと同じ事をしただけだ」

そう言い放ち、鋭く睨む。
それだけで何も言えなくなった男達に、

「私の糧になる事を望む奴は一歩前へ出ろ」

そう言うと、半分より少し少ない人数が前に出た。

「…少し待っていろ」

パニシュはそう言うと、前に出なかった奴等を一ヵ所に集め、その回りをゆっくりと歩き出した。

バシィッ!…バシィッ!

たまに地面に紅い雷が落ちる。
それに当たった者は一瞬で崩れ落ちた。

一周して生き残った数人は、パニシュの雄叫びと共に発生した紅い雷によって倒れた。

「…待たせたな」

そう言いながら元の場所に戻り、一人を口にくわえる。
そして、

ベキィッ!
バリバリ…ベキベキ…ゴクン

同じように噛み砕いて呑み込んだ。
他もそうやって噛み砕いていったが、最後の一人は、

ハグッ…アグッ…アグッ…ゴクン

丸呑みした。
喉に出来た膨らみが胃に入って、あまり分からなくなってから、倉庫に声をかけた。

「パニシュ、怪我無いよね?」

早速出てきたエシアがそう訊いていたが、どこにも無い。

「エシアちゃんて、凄いわね…」
「確かにな…」

そんな会話をしているミナとアリルも出てきた。

「それじゃあ、テンガン山へ行きましょ!」

アリアから全部聞いたミナが元気良く言った。

そして、またパニシュがエシアの力で空を飛び、ミナはケータイで救出された事を伝え、何故兄であるザクが助けに来なかったのかと文句を言い続けていた。


あけましておめでとうございます!
今年もよろしくお願いします!

少し補足させてもらいます!

エシアの力

歌っている間願った事が実際に起こる。
但し、何かを傷付けるのは無理。
一曲で一個。タイミングも思い通り。
(自分の小説で書き忘れてました!すみません!)

アリアが伝えた事

エシアと自分の関係
エシアの力
現在の状況

<2013/01/04 17:32 ウインド×ラムネ>
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