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怪獣警官 対 お騒がせ神様コンビ
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「ラーメンが食べたい」
「はあ?」
九州のとある山の中の湖のほとり。
そこには月夜兎と水神がいたのだが、水神の突然の言葉に月夜兎はハトが豆鉄砲を食らったような顔をした。
「ラーメンだよ、ラーメン。月夜兎、これ見てよ。美味しそうだよね」
水神は手に持っていたドラゴン向けの情報誌の特集ページを見せる。
そのページには色々なラーメンの写真があった。
タイトルは『人間の美味しい食べ物シリーズ。今週はラーメン特集!』
「ラーメンねぇ。まあ九州で有名なラーメンと言えば博多ラーメンか」
月夜兎はマジマジと見つめる。
ラーメンならベジタリアンな自分でも何とか食べられるかもしれない。
いざ食べられなかったときは目の前にいる水神に食べてもらえばいいし。
「よし、分かった。博多に行くか」
「さすが月夜兎!話が分かるね。早く支度しよ!」
水神は月夜兎を背に乗せて、自分の寝床の岩山へと向かった。
<2011/05/31 02:22 とんこつ>
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