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竜との日常{続編}
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− 死と言うなの空間 −
「じゃ、いただきま〜す♪」
「…ごほ……ごほ…」
舌に巻きつけられた俺はそのまま口内へと戻し、プルプルと巨大な柔らかい舌に乗せられスイトは寝そべったまま薄目の状態で意識がぼーっとおり
上げようとする腕が上がらず、指だけがピクピクと動いていた
「人間を味わうのは久しぶりだな〜これで何人目かな?」
「………………………」
その言葉を聞いた瞬間、下から唾液がじわっと出てくる。人間を食う事に楽しみなのか、久しぶりにありつける事に嬉しいのだろうか、…だがそんな事に俺には考える余地はなかった
ギュム♪…ムチュ…じゅぬ…
「う……く…ああ…」
ズリッと舌から落とされると
俺の体を覆うように強く押し当てていき体はギシギシと悲鳴を言うばかりだった
「それ♪」
「!?や、やめ…」
分厚く巨大な舌はスイトをぐるぐると巻きついていく
ズムッ…ギュウ…ジュブ…ヌチヌチ…
「く、苦しい…」
ギュチュギュチュと音を立てながらスイトの体全体の味を絞りとっていき、唾液が水音が聞こえており
顔からも舌が覆われているため、モゴモコと声を出しながら呼吸をするのがやっとで
舌から飛び出ている足先がバタバタと動いているが全く無意味であった
「へへへ〜人間って美味しいな〜♪」
「……ここまでか…」
口を開くのもやっと…もう体は動けない
そうしてる内にスイトは巨大な舌に引き込まれ、ピクピクと開いている喉肉に連れていく
「(ルカリオの奴…生きてるかな?)」
先に呑み込まれてしまったあいつの事を思い出す
もう死んでたらどうしよう、そうなれば俺が一番の原因となってしまう
ズズズズ……ゴクリ…
考える暇もなく、スイトは呑み込まれ
肉洞の空間へと突き進んでいた
「ゲプッ♪…ふう〜美味しかった♪」
満足げに言い、カイオーガは海には戻らず
ザパーンと音を立てる波の近くでガクリと横になって眠りについた
全滅した……
■作者メッセージ
ネージュ「はい、これにて終了〜…読んでくれた皆さん、どうもありがとうございま……」
おいー!!勝手に終わらすなー!!
ルカリオ「最後のあれ、もう終わったも当然じゃねえか!!」
あ、でも自動蘇生持ってるから別に問題な……
ガシ!!
ルカリオ「俺はどうなるんだ?」
はい、すいません(汗
<2011/06/27 19:14 スイト>
▼作者専用
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