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竜との日常{続編}
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− 死に見えた瞬間 −
「これ…は…」
一つのメモリを手にガッチリと握りしめ
ギュムギュムと追い込む肉壁の牢獄を脱出に心がけたのだ
グニュ…モギュウ…ンギュウ!!
「ぐえ!!」
荒く肉壁にじっとしていたら体は完全に埋もれてしまう。もはや俺には時間が限られてる
ギュニュ…ニュム…
「ぐ…う…」
正直ここで使うのはもったいない
だが今はそんな事を考える暇などなかった
肉壁からのタイミングを見計らい、俺はメモリをスッと構える
カチ 「time(時間)!!」
「……………………」
時間の絵が刻み込んでいるメモリを作動すると
肉壁…いや、辺り全体が不気味に静かになり、動きが止まる
「はあ、はあ……う、ぐぐ!!」
ピタッと止まった肉壁の空間から急いで脱出するスイト
それとタイムメモリを肉壁が外へ解放する瞬間に作動しなければ肉壁の牢獄から逃れる事はできないのである
ズチャン!!
「た、助かった…」
胃壁の渦から解放してようやく一安心である
だがスイトは休む事なく、倒れているルカリオを肩に抱え、胃壁が止まるのを待ってると
肉壁はグヌグヌと元の場所へ戻り出す。俺がいなくなったからだろうか
「まあいい、お次は…」
キチ「trans(変身)!!」「spirit(加護)!!」
まずは電気タイプのピカチュウに変身し、ルカリオの体に加護を宿らせる
「せ〜の!!」
ピリ、ピリ…バリバリバリ!!!
「う、うああああああ!!」
外ではカイオーガは大きく口を開けて悲鳴を上げていた
カイオーガの胃袋はピカチュウ(スイト)によって電気がバリバリと刺激をしており
巻き添えを喰らってるルカリオだが、加護メモリで守られていた
「んぐぐ!!」
「お、おわ!!」
ングチュ〜ズズズズ!!
噴門がこじ開き、スイトとルカリオは肉洞へと逆流をしていた
ンググ…ガバアアン!!
「ひゃあああ!!」
「……………………」
胃袋という名の牢獄から吐き出され
海からボチャンとスイトとルカリオは外へ出れたのだ
カ「…ゲホ!ゲホ!!」
ス「ようやく出れたか…」
そして俺はルカリオを抱えて立ち上がろうとしたが
後ろにはワナワナと怒りを込み上げるかのように体を震わせ
鬼の如く、ギロリと二人を睨みつけるカイオーガがいた
「よくもやったな!!」
「さ、殺意丸出しじゃねえか(汗」
ゴゴゴゴゴとオーラを出しており
タックルをする構えをしていた
「倍返しだー!!」
「ぐう!!」
カチ 「AEGIS(神楯)!!」
バキン!!
「うわ!?」
メモリを作動するとあらゆる攻撃を防ぐ神の楯が出現し、カイオーガのステミタックルを防いでくれた
「おまけにこれでも喰らえ!!」
ヒュ……ボン!!
「!?」
閃光玉を上に投げて、大きな光が広がっていき
カイオーガはまともに喰らってしまう
「わあああ!!目が、目があああ!!」
「ざまあみろ〜」
「trans(変身)!!」
大きなヒレで目を押さえているすきに
すかさずスイトはラグラージに変身し、ルカリオを抱えて海へと飛び込む
「早く、逃げなきゃ!!」
海の奥深くまでスイトは逃げて行った
「う…く、くっそ〜」
数時間がたつと目の眩みが治まったカイオーガは海を睨みつける
どこへ逃げたか分かってるから睨んでいるのだ
「も、もう許さないぞ!!」
ザパアアアアン!!
カイオーガも怒りに震わせながら海に飛び込む
「はあはあはあ…」
スイトは遠くへ逃げているが
カイオーカにやられた体の激痛が渡り、動きが止まってしまう
「もう
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