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竜との日常{続編}
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− 彼女の思いやり −
「う、うん…」
ここは?
確か白い何かに抱きしめられたんだっけ…
目を開けると緑色のような物体が俺を見つめていた
ツ「あ、起きた…」
ス「ん?」
そこにはツタージャがスイトの体に乗っかったまま顔を覗きこんでいたのだ
ス「いてて……ここは?」
ツ「ここ?…ここは私達の住処よ」
ス「え?」
理解ができず、辺りをキョロキョロと見回すと巨大な洞窟にいると分かり、そしてスイトは前を向けると
たくさんのポケモン達が見つめていてスイトはギョッとする
ツ「あ、みんなあんたを襲う気はないから心配ないよ?」
声から聞くと雌だな…
ピョンと俺のお腹に降りるとスイトをまじまじと見つめていた
ス「…う…」
ツ「……どうしたの?」
ス「いや、何でもない」
服がずぶ濡れのため体が急激に寒くなっていたのだ
すると俺の後ろから大きな影が映し出される
レ「体はもう平気?…急に気を失っちゃうから心配したのよ?」
ス「え?」
後ろを向くと白くボフッとしたに両腕と代わりとなる白い翼…
一度は目にした事があるレシラムだった
レ「……もう平気のようね♪」
ス「は、はあ…」
顔を近づけてスイトの体を見てそう言うレシラム
ス「あれ、ルカリオは?」
ル「俺はここにいるぞ」
ス「え?」
声が聞こえた所へ振り向くとオノノクスとルカリオがおり
ルカリオの体には右腕と左足に包帯が巻いていた
ス「あ…だ、大丈夫か?」
ル「心配しなくても、こんな傷は一日立てばすぐ治る。…別に問題ない」
さらっと言うとルカリオはプイッと首を振る
オ「すまんな、本当はお前に感謝して……」
ル「オノノクス、余計な事を言うな」
オ「あ、ああ…」
ス「………………」
口出しされ、オノノクスは喋るのをやめ
ルカリオはゆっくりと立ち上がる
ル「行くぞ、オノノクス…」
オ「ああ…」
するとルカリオはその場から立ち去ろうとし、オノノクスは後からついていった
レ「ごめんね、本当は悪い子じゃないに」
ス「いえ、いいんです、もう分かってますから…」
レ「?」
ツ「あ、カイリュー!!」
ス「ん?」
ツタージャがカイリューに目を向けると
トコトコと走っていた
カ「おやおや、またやってほしいのかい?」
ツ「うん、お願い♪」
ス「え!?」
ツタージャを抱えると、そのまま自分の顔へ持っていくと口の中へ放り込んでしまった
ス「え?え?」
大勢の前で一人が食われてるのに誰も止めようとはせず
モゴモゴと口を動かしていたカイリューはひょいと顔を上げるとツタージャを呑み込んでしまった
「あの、ツタージャが食べられてますけど」
「心配いらないわ…あの子はそういう趣味だから」
「え?」
「何でか知らないけどツタージャは食べられるのが好きなのよ…あ、もちろん消化はしないでちゃんと出してるから心配しないで♪」
ス「は、はあ」
まさか被食フェチのお仲間がいるなんて(汗
そう考えてる内に大勢のポケモン達は去っていき、俺とレシラムとの二人っきりになっていた
「あ、そろそろ行きますので……!?…」
「その体でどこ行くつもり?」
洞窟から出ようとするがレシラムは白い翼でスイトを抱えて顔をジロッと見る
「え…」
「駄目よ?そんな体で外へ出たら風邪引いちゃうわ」
「いえ、大丈夫で……」
ベロリ…
「う…」
首筋をちょろっと舌で舐めてゾッと寒気が増していた
「嘘はダ〜メ♪」
「いえ、だからいいんです…」
ペロ、ペロ
「ひあ…」
「フフ…」
口を閉じたまま、舌
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