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竜との日常{続編}
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− 過去のあいつじゃないぞ −
ここはどこだろう……僕はアーボに食べられて…それから…
?「は!?」
そいつはガバッと起き上がり辺りを見渡した
ス「やっと起きたか、トマ」
?「す、スイトさん!!」
俺はそいつの事をトマと呼ぶとトマは俺の事を知ったかぶりに呼ぶ
ネ「誰?こいつ…」
ミ「見た事ない人間ね」
ジェ「ふむ…」
?「ふえ?……どわあ!?」
竜を見て驚いたそいつは
ばっと俺の後ろに隠れだす
ト「ぼ、僕を食べても美味しくないぞ!!」
ミ「え、ええ!?」
俺の背中にしがみついたままミレア達に叫ぶトマートに
三人は唖然としていた
ネ「何言ってんのこいつ」
ミ「さ、さあ…」
ト「僕を食うよりトスメを食べた方が美味しいですよ!!」
ス「今トスメいないじゃん」
ト「あ、そうだった(残念」
ミ&ネ&ジェ「…………………」
このどんよりした空気にスイトはため息をつくと
ス「トマ、こいつらは俺の……」
ヒソヒソヒソ
ト「あ、スイトさん家の竜さんでしたか!!」
ス「そういう事」
ミ「それよりその子誰?」
ミレアはトマートに指を差すと
ス「え〜こいつは俺の親友のトマートだ」
ト「あ、はい!トマートと申します」
ミ「トマート?…変わった名前ね」
ト「そ、それはどうも…」
ジェ「トマートか…」
ト「ひゃ、あの方はもしかして…」
ス「?」
突然トマートにひそひそと話しかけてくる
ス「そうだけど…」
ト「やっぱりそうでしたか!!」
ス「確か会いたいとか言ってたっけ」
ト「はい!!」
会いたい竜に会えた事に嬉しいトマートに対し
まじまじと考えていたネージュはようやく口を開ける
ネ「トマト?……ダサ…」
ト「え…」
ス「あ…」
ト「ガガガガ〜ン」
ス「お、おい?」
口をあんぐり開けたままトマートは固まってしまい、スイトはポンポンと肩を叩いてみると
返事がない、ただの屍のようだ
とコメントが返ってきた
ス「駄目だ、ショックで固まってる(笑)後トマトじゃなくてトマートだぞ」
ネ「はいはい(笑」
トマートに視線を向け
何度か声をかけるが我に返る事はなかった
ト「…………………」
ス「駄目だこりゃ」
スイ「さっきから騒がしいんだけど」
ス「ん?」
ト「!?」
スイ「あら、もう起きたの?」
スイクンはこの騒ぎにムッとしており
トマートはスイクンをみた瞬間我に帰り、ジッとスイクンを睨みつける
スイ「な、何よ…」
ト「……(燃」
ゴオオオオオオオォォ!!
ス「と、トマ?」
過去の記憶を思い出したのか
メラメラと燃え上がっていくトマートの戦闘力は急激に上がっていた
ト「クリOン(父親)の事かー!!」
スイ「ええええ!?」
ダダダとスイクンに突進するがスイクンはひょいとかわす
スイ「い、いきなり何するのよ!?」
ト「うるさい!!父さんの敵、今ここではらす!!」
スイ「はあ!?」
スイクンには訳が分からない内に
両手からエネルギーのような物を作り出していた
ト「トマトマ波あああああ!!」
バコン!!
ト「GUHA!!」
ス「やめんか」
どこから出したのか知らないハリセンでトマートの頭に一撃を与え
トマトマ波の起動がずれて空高く飛んで行った
ミ「何?今の」
ネ「さあ…」
ス「トマ、あいつをよく見ろ」
ト「え?…あ」
スイ「……………」
色が違う事に気づき、トマートは殺意を消した
ス「あいつはお前の知ってるフOーOではなく、めったに見かけない色違いのフOーOだぞ?」
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▼作者専用
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