[1]
TOP [2]
感想
[3]
RSS
竜との日常{続編}
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56
57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97
− 過去に浸る −
ト「これで何度目だろう、お前が私に会いに来るのは…」
ス「さあ、それは俺にも分かんないな…」
ト「そうか…」
ス「………………」
またの再開をした二人は大きな木に寄りかかってお互い近寄り空を眺めている。けれど一般の人がこの光景を見てどう思うだろうか。だって彼女はこの森に暮らしている人喰い魔女として恐れられているのだから
ス「………………」
だがスイトはそれを知ってるのになおその魔女と一緒にいるのだろうか。過去にスイトは魔女(トレゾア)に襲われてしまい、食べられてしまったと言うのに…
ス「あの時は…本当に怖かったな(ボソリ」
ト「?」
とここでスイトはこの森に迷い込んでしまった自分を思い出す。そしてトレゾアと会い、急に魔女狩りに来たのか?と言われ、何か勘違いをされるも彼女に食べられてしまい一生魔女のペットとして扱われる自分が…
ス「………………」
あの時…魔女は金色の竜に変身し、俺はなすすべなく金色の竜に味わされ、何度か弄ばれてしまい、何時か魔女に魅力され自らペットになると口にしていた。そしてもう何も考える事がなくなっていた
だが魔女は急に家族を忘れろと言い出し俺はハッと我に帰っていた。…が気づくのが遅く、金色の竜の口内にいる自分はただの哀れな獲物、必死に抵抗はしたがそれもつかの間…舌に遊ばれ、そして喉へ拘束されて呑み込まれてしまった
ス「………………」
その時が一番の恐怖を感じていた
胃袋へ到着した自分の大切な記憶が忘れるまで体中を揉みほぐしては俺は胃袋でも弄ばれしまい、自分の中の意識が持って逝かれてしまいそうになり、何よりそれが怖がった
それで長い胃壁マッサージに心地良く感じてしまった俺は意識をぼーっとしたまま魔女のペットになるって言ったんだっけ
ス「ん〜」
そしてあまりに恐怖を感じたのか俺は腹の中で泣いていた。それで恐怖のあまり体はガタガタと震えてもいた
その声が聞こえたのかトレゾアは泣いているのか?と言われて俺は泣いてないと拒否してたら何故か知らない内に吐き出されたよな
ス「…何でだろう……」
あれを思い出す旅に俺にはよくわからなかった。なぜ彼女は俺を吐き出したのか…
それで彼女は素直に言えば良いのにと言われて抱き寄せて来たな〜けど俺はひねくれ者だしそんな事言える訳がない
ス「…………………」
そんでもって泣き虫で素直じゃない奴は願い下げだと言われて急にギュッと抱きしめて来た。俺はそれに応えて抱きついてしまったけど
そしたらトレゾアは家族を忘れる事は無理か?と言って来たから俺はどうかなと言い返していた。けどその時だろうか、俺は彼女に魅力していたのは
ス「………………」
そして再び彼女にギュッと抱きしめられ、それが終わるとトレゾアは何かやりたい事はあるか?と言い出し俺はつい狼と答えてしまいトレゾアは金色の狼に変身した。まあそこは俺の本能だから仕方ないか(汗
んで後々金色の狼に舐め回されたり甘噛みをされたりしてまた呑み込まれたんだよな。そこで今度は泣かせないという言葉が気になるのだが
ス「………………」
また胃袋に収まり、俺はすぐ胃壁に密着され、彼女は何か言いたそうにして俺は声をかけた
そこでだろうか、急に彼女は俺に名前を教えてもいいかと考えていたと言って来たのは
ス「トレゾア(ボソリ」
そしたら俺は彼女のある約束を誓い、自分をトレゾアと名乗った…
ス「宝……か…」
その言葉に気になり、その名前ではフランス語で宝と呼ばれている。だがその裏腹にトレゾアは作品とも呼ばれているら
[5]
→
▼作者専用
--------------------
[1]
TOP [2]
感想
[3]
RSS