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竜との日常{続編}
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− 氷竜の胃袋 消化注意 −
らない。ガクガクとまだ感覚があるもそれは苦しみに等しかった
ネ「あら、ついやっちゃったわ♪」
ス「(…最悪」
と言う言葉が頭の中でそう呟くと
ネージュはスイトを弄ぶように氷竜特有の冷たい舌で舐めていた
ベロォ…ベロオォ……ジュル…
ス「ひあ…ああ(ガクガク」
ネ「あら、面白い反応するのね」
ス「そ、そりゃ寒いから」
ネ「そう、ならもっとしてあげる」
ス「や、やめろ〜!」
ただでさえ今日は寒いと言うのに舐められる度に体の温度は徐々に低下し
調子に乗ってきたのか体を執拗にゆっくりと舐め上げて俺を震えさせて楽しんでいた
ス「さ、寒い(ガタガタ」
ネ「あら、それなら中で暖めてあげる」
ス「あ、ああ…」
バクン…ゴクリ
ニヤリと妖しい笑みが見えたかと思うとネージュのお口にすっぽり入ってそのまま飲み下された
ズズ……ドチャリ…
噴門を通り抜けていき、ネージュの胃袋に到着する
いつもは暖房のようにあったかくしてる為俺は心地よくいられるはずだったのだが……
ス「!?さ、さむ!!」
暖かいなど一つもなく俺はガタガタと震え上がった
て言うかこれは何だ!?中がめっちゃ寒い…
胃袋と言うよりどこか南極に着いた感じだ。ヒュヒュ〜っと冷たい風が舞い降りていて胃壁も触ろうとするも当然冷たかった
ス「ああ…さ、寒い」
これはどう見ても北極とかどこか遠い所にいるだろう
ってそんなこと言ってる内に俺の体には更に氷が積み重なっていた
ピキ!…ピキ!…ピキキ…!!
ス「ぐう!!」
どんどん氷が体に張り付いて俺は次第に倒れてしまった
それでも氷はスイトを覆っていた
ス「…………………」
氷付けにされて意識が薄れていくといつの間にか胃液が満たされてる事に俺は気づいた
だが気づいた頃にはもう……
ジュアアアアァァァ!!
ス「……!!」
全身に降り注ぐ強力な胃液が俺を熱く溶かそうとする。声から出そうとする悲鳴が疲れてるせいで出すこともできずにいる
そして嫌な事に凍った体に胃液を注がれたため熱いのか冷たいのかよく分からない。と言うかダブルのコラボレーション?
体の気温もおかしくなってしまったのだろうか
ス「(もう…ダメだ」
徐々に消化される中俺は気を失ってしまい、時間と共にドロドロに溶かされていた
……………………………
ス「は…」
ネ「あら、起きたのね」
何時まで時間が立ったか知らんが俺は目を覚まし、視界に入ってる水色の竜の顔が俺をじっと覗かせた
あの後蘇生されたのかと予想された
ネ「ふふ、また食べさせてね♪」
ス「中をあったかくしてくれればな」
ネ「え〜それが氷竜のお腹なのに…つまらないわね〜」
ス「いや…風邪引くから俺は嫌だ」
ネ「んふ、まあいいわ…また楽しませてね」
ス「へいへい」
渋々と言いスイトはネージュから離れていく
それにしても今日は久々に三体の胃袋に入っていた為俺はお疲れモードだった
ロイ&シン&ウンブラ「スイト兄ちゃ〜ん♪」
ス「うん…?」
子供らしき可愛い声が聞こえた
スイトはそれに気付き、振り向くと青い色をした双子の子竜ロイとシン、そして黒い子竜ウンブラが俺をニコニコとお出迎えしてくれた
ウン「にゅ〜兄ちゃん♪」
ロイ&シン「スイト兄ちゃん♪」
ス「………………………」
ぼーっと見とれてる内にスイトは三匹に囲まれる。するとロイは俺を両腕で拘束した
ムギュ…♪
ス「ん…」
何をするかと思ったら
ロイは自分のお腹にあるモフモフな白
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