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竜との日常{続編}
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ス「あはは、ヴァルをよろしく頼むよ」
トマ「おう、任しとけ!」
ヴァル「う、ううん…よ、よろしく」
元気の良い叫びをしてトマートでいたがヴァルは慣れない表情で体の胴体がそわそわと動き、緊張を出していたのだ
トマ「あれ、ヴァル?」
ヴァル「あ!な、何でもないよ(汗」
トマ「…?」
グラ「ほお、こいつが俺らに紹介したかった龍か?」
ヴァル「え、ひい!?」
グラ「ん…?」
ス「あら…」
お話の途中にグライフが割り込んで来ると突然ヴァルはピタッと固まり、プルプルと震えている。それに気づいたグライフは…
ヴァル「だ、誰ですか?」
グラ「ククク、俺か?(ギロリ」
ヴァル「ひい!?」
グラ「うん…?(ギロリ」
ヴァル「ひゃああああ!!」
まだ初対面だと言うのにグライフはヴァルを睨み付け、その様子にガタガタと震えいているとグライフは更に目付きを鋭くさせて睨み付けるとヴァルはパニックを起こしマグマの海にドポンと潜り逃げてしまった
ス「ああ、ヴァル!」
トマ「行っちゃった(汗」
ス「グライフ何やってんだよ」
グラ「悪い、面白くてついな(笑」
ス「お〜いヴァル〜隠れてないで出ておいで」
ヴァル「うう〜」
トマ「あ、あんなところにいる」
よくよく見てみるとヴァルは溶岩に浮かんでる大きな岩石に隠れていて顔だけがひょこっと出ていて何だか可愛いらしい
ス「この灰色の竜は悪い奴じゃないから、多分」
トマ「多分…」
ヴァル「本当?」
グラ「ふ、随分と臆病な奴だな」
ヴァル「うう、やっぱり怖いよ〜」
ス「あ〜また隠れちゃった」
と言いつつ岩石に体を隠してしまった
意外と臆病な性格なのでグライフのような竜には恐らく恐怖を感じてしょうがなかったのだ。仕方なく俺とトマートの説得に結構時間がかかり、ヴァルはようやく姿を現した
ヴァル「むう〜分かったよ〜」
グラ「ククク♪」
ヴァル「(い、嫌だな〜」
そそくさに姿を現すもグライフをちらっと見てはまだ震えている
今更だが龍はふわふわと地面浮遊していて不思議だなと思う
ヴァル「それで、ふと思ったんだけどここに何しに来たの?」
ス「ああ、理由は簡単。ヴァルを俺らの住処に連れていこうと思ってるんだ」
ヴァル「え、何で急に…僕を連れて行くの?」
ス「何となくね。それにこんな火山一人でいてもつまらないだろ?」
ヴァル「う、う〜んそうかも。ずっと一人で住んでいたから」
トマ「え、ここでずっと一人で住んでたの?」
ヴァル「そうだよ?昔の記憶も覚えてないし、僕自身もよく分かんないんだ」
トマ「そ、そうなんだ」
ス「………………………」
話してるヴァルは少し顔を低くして落ち込んでしまい
辺りの空気もどんよりしてしまっていた
トマ「あ、ごめん。辛いこと思いだしちゃったみたいで」
ヴァル「ううん、いいんだ…ありがとう」
するとヴァルの笑顔には微かに笑顔を見えていた。そのままトマートに顔を近づけていてトマートは少し苦笑いをする
こうして新キャラであるヴァルを加え、スイト達は火山を脱出して元の住処に帰って行ったのだ
だがこのヴァルと言う火龍はまだ奥深いところがあるのはまだまだ先の話である
<2012/02/18 22:50 スイト>
▼作者専用
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