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竜との日常{続編}
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− 久しぶりな再開 −
ドゴオオオオンン!!
「グアアアアア!」
スイト「うわあああ!」
トマ「ふんぎゃあああ!」
ツタ「いやああああ!」
後ろから迫り行くリオレウス亜種、翼で羽ばたきながら口から火球を何度か発射して三人を正確に狙っており
無論、スイト達も火球に当たらないよう必死に走り続けていた
トマ「な、なんでリオレウスが僕らを襲って来るんだ〜」
スイト「そりゃあ、俺たちを餌認定にしてるからだろ。だからこのまま行ったら奴に食われちまう」
ツタ「イヤーん、食われるのは好きだけど死ぬのは怖〜い!」
スイト「(なんてわがままな被食フェチだ」
そうしてる内に、リオレウス亜種からの距離が縮まっていきどんどん接近していた
しかも運が悪いことに、今はミレアやジェネラスなどがいない為誰も助けに来る者が一人もいなかったのである
トマ「ゼエ…ゼエ…もう無理」
スイト「おい、諦めるな!ここで止まったら死ぬぞ!」
トマ「足…ひねった(汗」
スイト「えええええ!?」
ヒュウウ…ドガアアアンン!!
スイト「ぐあっ!?」
トマ「ほおああ!?」
ガクッと、倒れてしまったトマートの体を引っ張っり起こすのに気を取られてしまったせいで
再度発射したリオレウス亜種の火球がスイト達の近くに落ち、爆風がスイトとトマートに接触してしまう。直撃ではないが火球からの爆風がスイトとトマートに当たって、火傷を負ったまま数メートル吹っ飛ばされた
頭に乗ってるツタージャも、ポーンと高く飛び上がりスイトから離れてしまい地面に倒れていた
スイト「く、しまった」
トマ「あ…がが…」
「グルウウウ〜」
ツタ「いった〜い(泣」
スイト「ヤバイ、こっちに来る」
服からメラメラ微かな炎がこびりついている。防具もつけないので日常で使う私服を着ていたので仇となったに違いない
燃え尽きる訳ではないが、体からは徐々に熱が伝わり、熱く感じていた
だがそう考えてる暇を与えてはくれず、空の王者はスイト達の逃げ場を失わせた
「グアアアアア!」
スイト「く、ここまでか」
トマ「僕も、死ぬんだ。あはははは」
ツタ「助けて、レシラム〜」
もはや逃れることはできない……
そう思ったスイトは目を閉じた
リオレウス亜種はまずスイトをロックオンした。口が開き、ポタポタと涎が垂れて流して地面を汚していた
大きく開いた口が、動けないスイトに寄せてパクッと口に入れようとしたその時だった…!
?「ガアアアアアア!」
「グルアアアアアア!?」
スイト「…へ?」
死を向かえようとした時、予想外なものを目にしていた
リオレウスがリオレウス亜種に突進する光景が…
仲間割れ?いや、俺たち獲物の取り合いか…
?「グアアアア!!」
「ガ、ガアアアアアア!?」
押してるのは元の色をしているリオレウスで、リオレウス亜種の方は激しい猛攻に耐えきれず、次第に空高く飛んで逃げて行った
?「グルルル…」
スイト「な、なんだ?」
明らかに獲物を見るような目付きしか持っていない。リオレウスがゆっくりとスイトに近づいていき、スイトは逃げることすらできず、恐怖で体が動けそうになかった
スイト「ううう…」
?「グルル…」
スイト「……………………」
?「……………………」
スイト「…?」
何だかおかしい…
スイトの視線は、リオレウスの顔が目の前にあると言うのに…何時か立っても彼はスイトを食べようとはしなかった
スイトは思わず首をかしげてしまい、目の前にいるリオレウスにじっとを見つめられていた
スイト「なん…だ?」
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