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【保】イーブイの章1 小さな生け贄
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、グリフィンは次第にイーブイを味あうことに飽きだしていた。
今までの生け贄よりかなり小さいため味わう楽しみが無いせいだった……
「さぁ、そろそろ最後にしよう。」
「さ…さいご……っ?」
口からはみ出した顔を何とか向けて、グリフィンの巨体を見つめる。
「最後はお前自信で選択するがよい。
痛みの有る方がいいか....。痛みの無い方がいいか....」
「そんなっ……ないほうがいいよっ! だ…から…たすけて…っ!」
イーブイに不思議な選択肢を与えるグリフィン。
良く考えもしないで口の中から出してもらえると思い、後者の方法を選ぶイーブイ……
極限の精神状態のイーブイにとってその選択の意味を読む事など無理だった。
どちらを選らんでも……結果は変わらないということに……
「では、お前の選択はそれでいいのだな。
なら痛みの無いように丸呑みにしてやろう。」
「えっ!? だしてくれるんじゃ……!? 」
「ふんっ! 愚か者め、最初にお前は生け贄だと言っておいただろうが!
どう足掻いたとしても、お前の行き先は我の腹の中だ!!」
救いも何もなく、言い切るグリフィンに口ごもるイーブイ……
悔しい……そんな感情が強くイーブイの心を支配する。
しかし、何も出来ない……
「うぐっ……聞いてないよ! 痛っ……まるのみだなんてっ!」
「自分で選んだのだ、本望だろうが……」
涙声で口の中から批難するイーブイを無視して、グリフィンは舌を動かす。
長い舌が口からはみ出したイーブイの体に巻き付いていき……顔まで包み込む。
「ひぅっ……あぅ……」
長い舌に体を巻き取られて、イーブイはその舌の生暖かさと唾液の臭いを強く感じていた。
逃げようとするが、ギュウウッと舌に全身を包み込まれていては動けるはずもなく、
少しずつ……少しずつゆっくりと口の中に引きずり込まれていく。
「うぁっ いやぁぁぁぁああっ!!」
「我の血肉になるありがたみを我の体内でじっくりと感じるがいい!!」
グリフィンの口の中へ……イーブイはその姿を消していった。
「……んっ……は…な…せぇ……っ」
イーブイは引きずり込まれた口の中で、未だに解放されず……締め付けられたまま……
その狭い空間の中で、ピチャピチャと口の中にたまった唾液と舌がたてる音を聞いていた。
生き物を絶望させる空間……それでもイーブイは諦めない。
体を必死に捻り、ジタバタ暴れて逃げようとする
「ん……。こいつ……まだ抵抗するつもりなのか……」
(さっさと飲み込んでしまえばいいのだろうが……毛が邪魔で呑み込みずらいな……)
暴れているイーブイの体毛が口の中で張り付いたりして、
飲み込もうとしてもなかなか飲み込むことが出来ないグリフィン。
再び、どうしようかと思案する……
(まぁ塗らせばどうにか飲み込めるだろう……)
そう考え、いったんイーブイを舌から解放する。
何とか解放されたイーブイ……
暴れて疲れ切っていて、ハァ、ハァと息を切らし舌の上に倒れ込んだ。
「……ハァ、ハァ。 うぇ……唾液だらけで……くさい…よ。」
自分の体から臭ってくる唾液の臭いに顔をしかめていると……
突然、イーブイが倒れていた舌が動き出して……
クッチャッックチャァっと口の中でイーブイを転がし唾液にからませ始めた。
「あうあっ ごぼっ……うぶっ……!」
ベチャヌチャァッ
「けほっ けほっ……やめ…」
クチャリヌチャリ
「きゃあっ うぎゃぁっ!」
グリフィンが舌を動かしてイーブイを唾液に絡めていくたびに
口の中でイ
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