[1]
TOP [2]
感想
[3]
RSS
【保】逃走中
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10
11 12 13 14 15 16
キモリ「何だよ…あのミッション…ってのは…?」
ハブネークに締め付けられて苦しみつつも キモリは問いかける
ハブネーク「関係ないだろう…?特に今のオマエにはな…
後はオレの腹の中に収まってもらうだけだしなァ…?」
キモリ「!………。」
わざとらしく 舌なめずりをして見せるハブネークから投げかけられた言葉に キモリは何も言えなくなる…
ハブネーク「…もういいよなァ?ここまで生き残れたんだ、そんだけで十分だろう?」
そう言うと ハブネークは大きく開けた口を
キモリへと近づいていく…
キモリ「…待ってくれ!…オレにうら…(?!)」
キモリの言葉は 最後まで言わせてはもらえなかった…
ハブネークはキモリの頭をくわえると そのままキモリを持ち上げる…
キモリ「待てって!!まだオレの質問に答えてねぇだろ!!」
…唾液にまみれた口内の中で 必死に叫んだつもりだったが 答えてはもらえず
とうとう足の先まで口内に収まってしまう…
そして
ゴクリ
と 生々しい音がすると
キモリの声は聞こえなくなった…
ハブネークは 自分のからだの膨らみを見て呟く…
ハブネーク「オマエたちが一番良く分かってるだろう、オレたちのことをな…」
その言葉が 意識を失う前にキモリが聞いた
最後の言葉だった…
これで残る逃走者は 14匹…
一方 とかす者が誰もいなくなってしまった
タイマーの前には
ハンターが離れた隙に ミッションに戻って来た ヒトカゲの姿があった
ヒトカゲ「(左右の手に1本ずつ洗浄機のホースを持ちながら)捕まっちゃったキモリの為にも、頑張らないとね…!」
しばらくして ワニノコも到着し
再び 2匹が集まった
ワニノコ「(残りの一台のホースの部分を持って)まだとけそうじゃないな…」
ヒトカゲ「いや、もう一息だよ!」
ようやく氷の4分の3がとけ 後は4分の1程だろうか…
ヒトカゲ「…よし、どんどんとけてってるぞ!」
ハンターに見つかる危険を冒し ミッションに挑む 男たち
ワニノコ「もう少しだ!」
そしてついに
残り時間 50:00
49:59
49:58
49:57
49:56…
ミッションクリア
止まっていた時間が 動き出したことで
園内の客や従業員 アトラクションなどが再び 動き始めた…
ナエトル「(周囲を見回して)…やってくれたのか、あの二匹…」
ムックル「誰かやってくれたんだ…」
コリンク「もう終わっちゃったか…
さすがにあそこからタイマーまでは遠すぎたよね…」
マリル「…やっと元に戻った…」
リオル「やっぱりいるんだなぁ、リスクを冒してまでミッションに行くバカも」
逃走者の反応は様々だが とにかく安堵する逃走者たち
その頃 エリアの片隅では…
???「ユキメノコ…お前のしわざだったのか…!」
ユキメノコに話しかけているのは 一匹のピカチュウ
ユキメノコ「アナタは…?」
ピカチュウ「僕か?僕は…お前たちをほこらに封印したあの方の、後を継ぐ者だ…!これ以上お前を暴れさせる訳にはいかない!」
ユキメノコ「そう…ならちょうどいいわ、アナタたちに300年もの間ほこらに封印されてきた借り…返させてもらうわ!」
ユキメノコ「…吹雪!!」
ピカチュウは 素早い身のこなしで ユキメノコの技を かわ
[5]
→
▼作者専用
[1]
TOP [2]
感想
[3]
RSS