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エンペラーフェスティバル
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− 四人の反逆者 −
お勧めBGM:
『One-Piace Original Soundtrack Karakuri - Castle』
↑どうぞYoutubeで検索をw
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「両手を上げろ!! いいか…撃つぞ…撃つぞ…」
「…だ、大丈夫ですか?」
小刻みに震える手で拳銃を握りしめ、ラティオスの頭を狙うアクア団員。
しかし緊張と焦りでラリったのが見え見えで、逆にラティオスから
心配の声を掛けられていた。
「う…うるさい!! 少しでも動くと…」
「はいはい…動きません。」
ギラリと光る爪の付いた手を、ラティオスは素直に頭の上へ持って
いく。圧倒的に有利なはずなのに、アクア団員は荒い息遣いを繰り
返していた。それを見兼ねたラティオスは、視線をさりげなく拳銃へと向けた。
ギ…ギギギッ…バキン…ぐにゃり…
「え…えっ、ええっ!?」
強力な念力を受けた銃身は、まるでゴムを曲げる様にあっさりへし
折れてしまった。天井を向いた銃口に、団員は目が釘づけになる。
「バカな…そんな…バカな…」
「…まぁ貴方に恨みなんて欠片もないですけどね。マスターを守護するのが僕の役目ですから。」
血色の左眼が、団員にニヤリと微笑みかける。次の瞬間、団員の
足元は暗黒の空間に覆われ、まるで見えない何かに引っ張られる
ように沈み込んでいった。
『…ホールド…エンド。』
「ぁひ…だめ…ぬ、抜けね…助けt…!!」
団員は聞き入れられない命乞いを連発しながら、
誰も知らない亜空間の彼方に消えていった。
「あっ…いたぞ!! 撃て撃て撃てぇ!!」
「…!!」
駆けつけた他の団員達が、一斉にライフルを乱射する。
弾丸の雨あられを避け切れず、ラティオスは右肩に直撃を喰らって
しまった。撃たれた箇所を左手で押さえ、毒々しい流血を止めようとする。
「参りましたね…単独行動は無謀だったか…」
「ああ…全くだな。」
流星群のような弾丸が、突如現れた空間の裂け目に飲み込まれる。
そこから這い出してきたのは、紛れもなくギラティナとカイオーガ
だった。団員達はすぐに引き金を引いたが、銃弾などゴーストタイプ
の彼には効かない。空気に鉄拳を食らわせるようなものだ。
「…な、何をしている!?捕獲弾を使うんだ!!」
『…夜鏡。』
ギラティナは自分達の前に、見えない防壁を張った。弾丸がそれに
触れると、まるで鏡に光を当てたように跳ね返った。自分らが撃っ
た弾が逆流し、団員達は前に出るのを恐れる。
『…逃げんなっ……ネプチューン・ギャラクシー!!!』
早くも大技を使い、一掃を狙うカイオーガ。彼の右ヒレから海龍(Ocean Dragon)、左ヒレからは毒龍(Poison Dragon)が生まれ出で、団員の群れに向かって突撃していった。広々としら廊下は一瞬にして、なぎ払われる者、消し飛ばされる者、呑み込まれる者の聖地と化す。気が付けば団員は一人残らず倒され、静けさを取り戻した廊下には、腹をたぷんと膨らませた龍が泳いでいた。
「随分と成長したらしいな、カイオーガ……特訓でもしたのか?」
「戦ってたら出来るようになったんだ…まだギラティナには敵わないけどw」
カイオーガに戦闘を教えた者こそ、このギラティナだった。
親友だけでなく、師匠としての一面も持っている。
「だが恐らく…今のは脅かし代わりの下級兵だ。
もっと上等な戦士が、あんな乱暴に撃ってくるはずないからな…」
「う、うん…」
千人以上いる団員の内、彼らが今しがた倒
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