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【保】雨が止むまで・・。
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ォォン
と足から顔面まで舐める。
相当腹が減ってるのか粘性が強い。
糸を引いた舌をしまい、
フラ「この前は手加減したんっすよ〜。」
ボーマ「お前って普段の勝負で手抜くの大嫌いだって言ってたよな?」
クチ「言ってましたね。確かに」
フラ「・・・・・・言ったっけ?」
ボーマ「坊主。こいつ手抜いてたか?」
僕を見て言う。
ヤナ「いや。途中『これが俺の本気だ!この技を受け取ってみろ!』って言ってはなった流星群はずしてたけどな。」
・・・・・・・・・・。
沈黙が走る。
ブイ「放してよぉ〜!痛いよ!」
フラ「おっと、今回は人質がいるんでしたねぇ〜♪」
そういうとフライゴンはブイゼルを空中にほおり投げ
ブイゼル2体分はあろうかという口をあける。
バクゥ!
少し口から唾液が漏れる。
ブイゼルがフライゴンの口の中で暴れる。
フラ「うりゅひゃいでしゅねぇー(うるさいですねぇー。) みょうのみきょみまひゅか(もう飲みこみますか)。」
口のふくらみがだんだんのどへと移る・・・。
グン・・・グンと
降っていた雨が強くなる。
・・・・・・・もう何もできない。
ボーマ「仲間が食われるの見ておけよ。その後お前も喰ってやるから」
その時
ブイ「ヒモを使って逃げて!」
フライゴンの喉から聞こえる。
僕に逃げろというのか・・・。
命の恩人の君を見捨てて
・・・・絶望感しか心にはなかった。
僕を助けてくれたブイゼルを助けられなかった。
そんな力も残っていなかった。
その時
あられ!
後ろから聞き覚えのある声だった。
後ろを振り向くと
ポワルンだ。あともう一体・・・。
ライチュウ・・・サザンドラの話に出てきたポケモンだ。
ライチュウ「君は友人を見捨てるほどいくじなしじゃないだろ?あきらめんな!」
電撃を僕の持っているあなぬけのヒモに飛ばしそれを焼き焦がす。
ポワルン「懐かしいですね。コンビを組むの。」
ライチュウ「へ!オイラだけでも十分だけどな!」
ボーマ「食い応えのある奴かと思いきや、前俺たちに負けた奴らじゃないか・・・。」
クチ「また負けにきたんですね。良いでしょう」
フライゴン「ぶぇー!っぶぶううぶぶ!びゃぼば!」
フライゴンの喉でブイゼルが暴れてるらしい。
雨があられに変わる。
生死をかけたラストマッチが始まる
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←<2011/11/23 23:47 氷水>
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