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神々の戯れ〜月夜兎の苦手なもの〜
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君は凄い執念を持ってるね、僕なんかさっさと死ぬこと受け入れちゃったのにさ
まあでも僕もやっぱり悔しいし、君に力を貸すよ
私の分の仇もとって
私も力を貸すから
オイラなんか快楽のために殺された
君にオイラの力を託させてよ
面白いね、アンタ
よし、このアタイも力を貸してやろうじゃないか
………
……
…
大蛇が去った後の月夜が照らす雪原に一匹の白兎が、否、白兎の姿をした物の怪が現れた。
一匹の兎の叫びに他の兎たちも呼応して誕生した、言わば兎の怨念の集合体。
その紅き目はあたかも復讐に燃える心を表しているかのようだった。
後にこの月夜に現れた白兎の物の怪はこう呼ばれるようになったそうな。
月夜兎、と。
<2011/09/01 22:16 とんこつ>
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