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【保】兄竜との出会い
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「暇だか…て…あら?」
「ミレアか…」
洞窟に入ったミレアはジェネラスのお腹に乗ってるスイトに目が入った…
「誰?その子…」
「え、と…」
「うむ…この子は…」
ジェネラスはミレアに事情を話した…
「そうなの…そんなことが…」
「う、うん…」
ヒョイ…ギュ…
ミレアはスイトを掴み、柔らかいお腹にくっつき、優しく抱きしめた…
「つらかったでしょ?あたし達はあなたを襲うことはしないから大丈夫よ♪」
「あ、ありがとう…お姉…ちゃん…」
「あら?何だかあたしに弟ができたみたいじゃない♪」
「え?」
「あたしは妹であなたと一緒にいたのはあたしの兄なの…」
「そ、そうなんだ…」
「それで…あなたの名前聞いていいかしら?」
「僕の名前は…スイトです…」
「可愛い名前ね♪」
「そ、そう?」
そのときのスイトの頬が赤くなり、ミレアのお腹に抱きついていた…
「…………………」
「あ…スイト君…今日は兄といた方がいいわね…」
「な、何で?」
「もう辺りは暗いから…それと兄は優しいから♪」
「う、うん…僕もあのドラゴンさん…僕に親切にしてくれる…」
「そう♪」
そしてミレアは抱きしめをやめてスイトをそっと降ろした…
「じゃああたしはそろそろ帰るわ…」
「もう帰るの?」
「大丈夫よ…明日ちゃんと来てあげるから♪」
「わかった!!」
「うふふ…またね…可愛いボウヤ…」
ミレアはそういうと洞窟へ出た…
「それでは…そろそろ寝るか…」
「う、うん…」
スイトとジェネラスは眠りについた…
※ ※ ※
夜中
スク…
「…………………」
「スースー」
夜中にスイトは起き上がり、寝ているジェネラスを見た…
「ド、ドラゴンさん…ごめんね…やっぱり僕…」
タ、タ、タ、タ、
スイトは走り、洞窟に出てしまった…
「え!?俺がそんなことを…」
「うむ…私のためらしいが…」
「でもジェネラスは…」
「ま、まあ…あれはな…」
<2011/11/24 21:59 スイト>
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