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【保】旅は道連れ
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「さて、では改めて・・
キミを 旅の仲間第一匹目に任命しま〜す♪」
「わかった・・、わかったから 早く進もう・・」
「・・なんだか元気ないけど・・
じゃ行こうか、僕の背中に乗って♪」
「(元気がないのはお前のせいだろうが・・・
なんてことを口に出すと またああなりそうだから抑えて・・)
あてはあるのか?」
「一応ね・・」
ワニノコは仕方なく言われるがままに カイリューの背に乗った・・
跳び始めてから数分後、
カイリューがワニノコに話しかけ始めた・・
「あ そうだ、仲間になったからには ルールを守ってもらわなくちゃいけないね♪」
「ル、ルール? そんなの聞いてないぞ・・?」
「大丈夫、簡単なことだから。
まず一つ目、ボクにタメ口を使ったら 即僕のお腹行き♪ 消化はなしで」
「はぁ!!?」
「・・っていうのを考えてたんだけど・・
まぁ、それはナシでいいや・・」
「(・・はぁ・・、た、助かった・・・
そんなのがあったら オレ一日に何回こいつの腹に入ってることか・・)」
「二つ目、逃げようとしたら 消化ありで 僕のお腹行き・・」
「・・う・・・」
ワニノコの表情が濁る・・・
実のことをいうとワニノコも カイリューが降り立った瞬間 どのように逃げようかと考えていたところだったのだ・・
しかしこれでは リスクが大きすぎる・・・
悔しいが どうやら おとなしくしていたほうが身のためらしい・・
「そ、それだけか?」
「あともう一つ・・」
ワニノコの顔が また落ち込む・・
<2011/12/22 22:20 闇銀>
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