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捕食旅館へようこそ 〜 ご主人様は肉の味 〜
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− 約束は守りましょう −
終わりを告げた。
あの磯臭い停泊所に船を戻し、誰も欠けることなく旅館へと戻る。
しかししんがりを務めて旅館のゲートを潜ろうとしたカイオーガの
前に、突如ダークライが立ち塞がった。
「せ、先輩……あの……」
「ん〜?」
爪先を意味もなくいじり倒しながら、上目遣いにダークライは声を
絞った。カイオーガは皆に置いていかれることに一瞬注意を向けた
が、すぐに彼の顔色を見て悟った。
「ハァ……分かったよ、約束だもんね」
「え、ま……マジッスか!!?」
「今日はいろいろと役に立ってくれたから……」
「うっひょー!!! 先輩アイラブユーッス!!」
胸に飛び込もうとしてきたダークライの腕を掴み、カイオーガは彼
を旅館の裏へ連れていった。旅館の建設に使われる予定だったであ
ろう木材やパイプが、無造作にほったらかしになっている。宿泊客
はもちろん、従業員の姿も無かった。
ダークライは壁とカイオーガに挟まれるようなポジションに立ち、
自らの逃げ道を消す。これからカイオーガから貰える「ご褒美」を、今
か今かと待ち構えているようだった。しかし人目に付かない捕食劇の前
に、カイオーガはひとつ忠告した。
「……最初に言っておくよ。どんなに僕が何をしても、絶対に変な声を
上げたりしないって誓える?」
「じ、自信は無いっすけど……分かったッス」
「へへ……それなら……!!」
カイオーガの表情は、獲物を狩る際と何ら変わりなかった。電柱並みの
太さの舌を螺旋状にダークライに巻きつけ、窒息させる気で締め上げる。
ダークライが歓喜の声を堪えているのは一目瞭然だった。その抵抗がカ
イオーガの加虐心に火を付け、束縛をさらに強める。彼にとって、歓喜
の喘ぎさえ出さなければ、ダークライも別に嫌悪の対象ではない。
れろれろぉ……ぶにゅ……
「あっ、センパ……」
「ほーらほらぁ。変な声出したら僕帰っちゃうよ? それでもいいのかな?」
「だ、駄目ッス……やめて……」
ゴム毬のような柔らかさを誇る舌先が、ぐりぐりとダークライの頬に
押し付けられる。人間の手で撫でられるよりもずっと過激で温かい責
めに、ダークライは懸命に喘ぎ声を呑み込む。
「えへへ……♪ 季節外れのマフラーはいかがですか?」
ダークライの赤い首元にぐるりと舌の胴を絡め、むぎゅむぎゅと唾液
を含んだマッサージを繰り返す。まるで太過ぎるロープで首を締めて
いるような外観だ。首筋を通っている血管が舌肉の熱によって温めら
れ、溜め息が洩れるような快感を生んだ。
「はぁぅ……先輩……はぅ……」
「ん? 今ちょっとだけ喘いだよね?」
「ち、違うッス!! 今のはただ……その……」
「……ふぅん、まあいいや。それじゃあ第二段階に進もっか」
「第二……段階……?」
カイオーガによるご褒美プレイが、首筋のマッサージなどという生半
可な物で終わるなどあり得ない。洋食で例えるなら、まだオードブル
も出ていないのだ。
カイオーガは首に巻き付けた舌を解き、今度は彼の下半身を集中的に
拘束した。まるで縄文土器にロープで網目を付けていく作業のように、下からギュッギュッと舌を密着させて巻き付ける。やがて、彼の胸までがむっちりとした舌
に包まれた。身を捩るどころか、身震いさえも許さないほどの圧迫感。
あまりに強く締められたためか、ダークライの顔が多少赤みがかった。
「これでよしよし♪ そして……!!」
「え、あ……うわぁぁッ!!!?」
ダークライからすれば、想像したこともない快感だっただろう。
カイオーガは彼
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