[1]
TOP [2]
感想
[3]
RSS
狼と狐のち日常
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33
34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55
「あ、城で地割れだってさ〜、みんな」
リビングでソファにもたれ掛かり、何気なく見ていたテレビに
息の長さを感じさせる外装の城、亀裂の入った地面。
所謂、地割れの様がはっきりとそこに映し出されていた。
半開きの窓から菫達は顔を覗かせていた。
「迎春祭じゃなくて良かったですね……」
家事を終えたフラウがエプロンを外し、僕の隣に腰を降ろした。
そう呟いて、微笑みを投げかけてくる。
「グルルルルルッ……」
横から凄まじい唸り声と、黒い殺気を感じるが
気のせい……気のせい……
「そうだね。もし、迎春祭だったら多くの人間が……きっと……」
今日起きた事だからこそ、こうして平然と喋っていられるが
もし、昨日であれば大惨事……
フラウや僕自身が死んでいたかもしれない……
それに、迎春祭に訪れた人たちも無事では済まなかったかもしれない。
そして、留意する事は一つ。
地割れが起きた原因が不明ー
「原因が不明か……気を付けないと……」
まぁ、菫達は地割れに見舞われても大丈夫だろう。
「東雲、ちょっと来い」
と、唐突にソルに声をかけられる。
「いや、儂と戯れろ♪」
続いて、椛。
……どうするか。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
the Choices 5
・菜園の手入れでもしようかな
gt;
gt; 34
・久々にソルを構ってあげようかな
gt;
gt; 35
・椛と遊ぶ
gt;
gt; 36
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
<2012/04/01 21:37 セイル>
▼作者専用
--------------------
[1]
TOP [2]
感想
[3]
RSS