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白き悪魔
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視界一面真っ白な中、鳥は翼をはためかせ空を飛んでいた
あたりが真っ白なのは雲の中を飛行しているからだ
耳元を風切り音が支配し、人間が鳥の背中に乗っていたら耐えられないような風圧を体に受けている
我々の世界にある、ジェットエンジンを積んだ飛行機の速度に及ばないにしても、かなりの速さで飛んでいる事には間違いない
ふと、僅かな雲の切れ間から下界の様子が望めた
緑色をした草原の絨毯(じゅうたん)に、ぽつんと存在している丸い形をした城塞都市
かなりの高空を飛んでいるのだろう、巨大なそれはこの世界に流通している硬貨のように小さく見えた
再び視界が雲に覆われる
しかし鳥の優れた視力と動体視力が一瞬だけ見えた景色を見逃すはずはなかった
城塞都市が鳥の目的地だったのだろう、大きく体を傾け、急激に高度を落とし始めた
速度が上がり、銃弾のような速度で城塞都市に向かって突入する
雲から抜け、眼下に先ほどと同じ景色が見えた
鳥は大きく息を吸い込み、気嚢(きのう)、肺を空気で満たす
そして…
吼えた
「ピィィィィィィィィィィィィィィィィィィッッ!!」
■作者メッセージ
ペニシリンにはまっている今日この頃
え? ペニシリンが何かって?
青カビから作る、世界初の抗生物質ですw
まぁそれはさておき…
2回目も無事に投稿完了…w
この調子を続けていきたいものですw
今回はちょっと短くなってしまいましたねw
次は約1500文字ですので、少し多いですw
これを投稿する時点で、閲覧数は185
読者の皆様…ありがとうございます
深く…感謝いたします…
<2012/06/02 19:06 雪風>
▼作者専用
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