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ハブネークの巣
01
・・・・・・ハァ・・・・・・ハァ・・・・ハァ・・・ハァ・・ハァ・ハァ・ハァ、ハァ・・・・
「上手くまいたかな・・・」
そう呟いたのは、ねずみポケモンのピカチュウ。彼は先程、きばへびポケモンのハブネークに負け、捕食されそうになったところを、なんとか逃げ切ったところだ。しかし・・・
「誰をまいたって・・・?」
「!!」
ズバッッッ
「うわああぁっ!」 ドサッ
「ンックック〜♪後ろじゃなくて真横からつけてたのにきずかないなんてバカなやつだねぇ・・・」
そう言ってハブネークはピカチュウを締め付ける。
「グッ・・・ク・・・・・・」
「もうくたばったか・・・。ちっ、このまま食ってもつまんねぇなぁ・・・。[ニヤ・・・]そうだ・・・・。」
ハブネークはピカチュウをどこかへつれさってゆく・・・。
「・・・・・・う・・・・・・ん・・・?何・・・?ここ・・・」
ピカチュウが目を覚ました。そこは高さ5m。地面の直径が6mほどもある大きな場所。上には崩れ落ちたのか、この穴が照らせるほど大きな穴が空いていた。そして壁には、いくつもの横穴がついていた。
「とりあえず手当たり次第に入って、出なきゃ・・・」
「そうはさせねぇぜ・・・」
その声と同時に、無数のハブネークがでてきた。そして、一際大きなハブネークが、こう言った。
「ようこそ。我らハブネークの巣へ・・・。ここへきたということは、俺たちにたべられに来たということだな・・・。ククク・・・」
「な・・・!」
その言葉にピカチュウは硬直する。そして・・・
「ようしお前ら、気のすむまでやっちまいなぁ!!ヒャアァァハハハハハーーー!」
「うわぁ!」
醜い笑いとともに、ピカチュウの目の前が、真っ赤に染まる。そして、ピカチュウは、上下左右、360度全方位から舐めまわされる。放電したり、腕で振り払ったりと、必死に抵抗する。しかし、やってもやっても、次の奴が出てくる。ついに、電気を使い果たし、たおれこむ。しかし、その長い胴体を器用に使い、腕を後ろに縛り、腰と足を固定し、ピカチュウを起こし、また舐めまわす。もはやそれは生き物としての扱いではなかった。 ただの"エサ"だった。そしてそれは、30分も続いた・・・。
「ンックックックック・・・・・・。今の気持ちはどうだ?ん?」
ハブネークの唾液にはごくわずかだが、毒素が含まれている。そのせいでピカチュウは動けないでいた。今この場所には、ボスらしきハブネークと、ピカチュウしかいなかった。そしてそのハブネークは、とぐろをまき、その上にピカチュウを乗せ、執拗に舐めまわす。
「(ベチャァ・・・ベチャァ・・・)ククク・・・なかなかうめぇじゃねえか・・・。こりゃああいつらがあんだけ舐めまわすのも無理ねぇな・・・。クク・・・。」
「んぅ・・・うぅ・・・うう・・・」
唾液と痺れのせいで、ピカチュウはうめいていた。もう体力もほとんど無い。ハブネークになす術もなく、ただ舐めまわされるだけだった。
「じゃあそろそろ、いただきますといこうか?・・・!」
「う・・い・・いや・・・!」
ピカチュウの言葉もむなしく、目の前に巨大な口が広がる。今まで何匹食べてきたのだろうか。白いはずのキバには大量の血がこびりついている。
「い、いやだ・・・いやだあぁあ!」
唾液といっしょに、ピカチュウの涙がこぼれ落ちる・・・。
口の中はひどく暑く、生臭いにおいがしていた。ピカチュウは舌でぐるぐる巻きにされ、残りの部分で舐めまわされる。舌がほどかれた。同時に、口が下に傾く。まず足から、膝、腰、手腹、手、首・・・。グチョグチョと音をたて
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