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金のなる木
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ドサッ・・・
遂に最強の副官が倒され、二人は悠然と立つエクサへと近づいていく。辺りには何人もの犠牲者が散らばっているというのに、彼の表情に恐怖はなかった。
「えらく時間がかかったじゃないか・・・待ちくたびれたぞ?」
「・・そうでしょうね。部下の様子見てただけなんですから・・!」
ラティオス達は面と向かってエクサと対峙すると、それぞれのメモリを取り、手の中へと取り込んだ。
カチッ・・・『OCEAN(海洋)!!』
『LIGHTNING(稲妻)!!』
襲いかかってくるのにも関わらずエクサは微笑し、緑色の透明なメモリを左脚へと押し込んだ。
カチッ・・『UNICORN(一角獣)!!!』
その瞬間、その左脚が眩く輝いたかと思うとエクサは高く飛び上がり、カイオーガめがけて強力なラ●ダーキックを繰り出してきた。
バシュキィン!!…ドドカァアアン!
「うわああっ・・・!!」
「に、兄さん!?」
蹴りは見事に命中し、カイオーガは衝撃で後方に吹き飛ばされる。メモリを使ったとはいえ、人間がここまでのパワーを出す事などありえない・・・少なくともラティオスはそう考えていた。
「自分のことを心配するんだな。」
圧倒されているラティオスの不意をつき、エクサはまたしてもメモリを使う・・今度は腕だ。
カチリ・・『VIOLENCE(暴力)!!』
エクサの拳が赤い光を放った直後、振り向いたラティオスの目先には、そのゴツゴツしい拳があった。
ボオォォウ……キュドカァアアアアアアン!!!
「うっ・・」
横殴りにされたラティオスはメモリ棚に激突すると、床にズルズルと崩れ落ちた。口からは血が流れ出ている。
「そんな・・私たちのメモリが・・・効かない・・?」
「これらメモリは特注でね・・君たちのとは格が違うんだよ。」
エクサはコツリコツリと冷たい床の上を歩き、横たわるラティオスを見下ろした。
「だから君たちには・・・消えてもらう。いや・・新メモリの実験台として使わせてもらおうか?」
カチッ・・『HACK(侵入)!!』
新たなメモリのボタンが押された瞬間、カイオーガがそうしたように棚から数本どころか何十本ものメモリが飛び出す。メモリは空を切ってエクサのあちこちに取り込まれていき、やかましい程の電子音が鳴り響いた。
カチッ・・『ACCEL(加速)!!』
『BIRD(鳥)!!』
『CYCLONE(疾風)!!』
『DUMMY(偽物)!!』
『FANG(牙)!!』
『GENE(遺伝子)!!』
『HEAT(熱)!!』
『ICE AGE(氷河)!!』
『JOKER(切り札)!!』
『KEY(鍵)!!』
『LUNA(幻想)!!』
『METAL(鋼鉄)!!』
『NASCA(ナスカ文明)!!』
『OCEAN(海洋)!!』
『PUPPETEER(人形使い)!!』
『QUEEN(女王)!!』
『ROCKET(ロケット)!!』
『SKULL(骸骨)』
『TRIGGER(銃撃手)!!』
『UNICORN(一角獣)!!』
『VIOLENCE(暴力)!!』
『WEATHER(天候)!!』
『XTREME(究極)!!』
『YESTERDAY(昨日)!!』
『ZONE(地帯)!!』
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