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守る物
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おわかれよ♪遺言はある?」
「……いやだ!たべないで!」
{……そろそろ痺れが取れる頃かな♪}
「あれ?体が動く…。………え、」
わざと私はめいいっぱい坊やの前で口を開けた。
「うわぁ!!…や…やめて…」
ライムが震え出した。
「これよ。この表情を待っていたのよ!今の坊や…今までで一番美味しそう♪」
私は思いっきりライムを尻尾で真上に投げた。
「…………うわぁぁぁぁぁぁ!!」
私は哀れな獲物が落ちてくるのを今か今かと待ちわびる。
……そして、
ヒュルルルルル
「いただきまーーーーーす♪」
バクッ!
タイミングバッチリに口を閉じた。
「出して…出してよ…。」
口の中にいる獲物は開くことのない牙の檻を叩く。
「坊や…楽しかったわ♪私の胃でゆっくり休んでね♪…溶けるまでは。」
ゴクンッ!!
私からは見えないがきっと私ののどにはくっきりとライムの膨らみがでているだろう。
ゆっくりとゆっくりとライムが下っていく。そして…
ボトッ
胃に入った。
「ふふ♪坊やはのど越しも最高だったわ♪あとはゆっくりと溶けなさい♪」
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←<2012/10/12 17:47 ピヨ助>
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