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鏡
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− ・・・の悪魔 −
「パキア・・・私」
私は、逃げた。
秘密の抜け道から逃げた。
パキアを置いて逃げた。
全てを捨てて逃げた。
「この海岸の名前・・・どうしようか」
パキアと考えようとしていた。
だけど、私は忘れてしまった。
思い出したのは、この海岸に来てから。
私は大罪を犯した。
私のワガママで、パキアは・・・。
罪に気づいても、遅すぎるの。
革命は起こってしまった。
お父さんは殺されるだろう。
「そうだ・・・この海岸は!?」
苦しい。
息が苦しい。
辛い。
終わるなんて辛い。
どうして?
私は、パキアの分まで・・・。
いえ、このまま死んで・・・パキアの元に行こう。
パキア、私の最後の願い・・・流したからね。
「また・・・海に行こう・・・ね」
「傲慢の悪魔が宿っているのは、この四枚の鏡でまちがいない」
「だけど、実験の為にここまでやったのは、間違いじゃないか?」
「傲慢の悪魔は、これぐらいでないと、判別しにくい。次に行くぞ」
「・・・俺は、娘のとこに戻る」
「なら、お守りとして、これをやるよ」
「これは、まが玉?・・・いいのか?」
「あぁ、受けとれ」
「まぁ、頑張れよ、ヘリオス・マツガ」
「お前もな・・・ハルティング・オフイム」
■作者メッセージ
【鏡】の話はこれで、一応完結
読んでくれた方々、ありがとうございます♪
<2013/02/14 02:39 ヘリオス>
▼作者専用
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