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ナナイロキセキ
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− だ〜い好きだよ〜♪ −
エシアは、私の言葉を聞いて、一瞬目を丸くしたが、すぐに頷いた。
【いいのか?】
「私は、パニシュがやる事は全部正しい。そう信じているから…」
寒さに震えながら、笑顔で応えてくれた。
【すまない……頂きます】
なるべく早く済まさなくてはいけない。
そう思った私は、エシアの体を、優しくくわえこんだ。
ハグッ……
「ひゃぅっ…」
エシアがかわいい声を出した。
そして、呑んだ時に傷つけないように、全身をなめ回す。
レロォォォ……ニチャァァ……ネチャァァ……
「あぅ……うぅ……あっ……」
喘ぎ出したエシアが心配になり、尋ねてみた。
【大丈夫か?苦しかったら言ってくれ】
「だ、だい…じょーぶ…」
全く大丈夫そうではない。
でも…。…もう終わるからな。
【それじゃ…呑み込むぞ】
ズリッ……ズリュッ……
上を向いて、エシアが落ちてくるのを待つ。
そして、
ゴクッ………
呑み込んだ。
食道を通過中は苦しいと思うが、許してくれ。
そして、胃に物が落ちる感覚がした。
【お休み。エシア】
そう言い、私は眠りについた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
エシア目線になります。
ズリュ……ドプン…
少し狭い所を通って、広い所に落ちた。
少し高い所から落ちたけど、柔らかい肉のお陰で、どこも痛く無かった。
「ここが、パニシュの胃の中…なのかな…」
真っ暗でよくわかんないけど、柔らかくて、暖かかった。
ドクン………ドクン………
パニシュの心臓の音が力強く聞こえた。
恐る恐る壁に寄り掛かると、壁は私を受け止めてくれた。
その優しい感触が、とても気持ちよかった。
「私ってば、パニシュに助けてもらってばっかりだなぁ」
私も、助けるまではいかなくても、支えたいな。
そんな決意をした瞬間に、とても眠たくなった。
「お休み、パニシュ。ありがとう」
それを言って、私は眼を閉じた。
■作者メッセージ
早起きしたら、絵が古いヤッ●ーマンがやってました。
サブまた太達の歌詞です。
少し難しいかもです。
<2012/12/01 08:33 ラムネ>
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