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夢見がち日常
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− ここ最近ほとんど太達だからね! −
[もういいぞ]
そう言われて、いつの間にか瞑っていた目を開け、手を離した。
「…ここが、ティアルの世界……」
感想を一言で言うなら、みんなドラゴンサイズだから、でかい。
ドアノブに背伸びしてやっと届くぐらいだった。
ふと横を見ると、これまたでかい太達があった。
ドンもカッも届かねぇと思いつつ、曲とレベルを確認すると、
『さいたま2000』 鬼 ★10
(ポータブル2じゃねぇか!)
今はもう★7になっている。
俺で一番になれるって、こう言う事なのな。
一人納得していると、ティアルに話しかけられた。
[では、王の元に行くぞ。準備は良いか?]
今更何を準備しろと。
そんなツッコミはさておき、頷く。
そして着いたのは、ばかでかい王宮だった。
[では、頑張れよ]
だから、何を?
…そう言えば、『王に認められなければ』とか言ってたな。
まさか、特技を披露するとか?
ま、まさかなぁ。それは無いわな。
そんな風に一人で考えていると、声がかかった。
[ラムネと言ったか?…入れ]
威厳のある声に呼ばれ、いきなり緊張し出す。
俺を呼んだのは、漆黒のドラゴンだった。
[どの種族の、誰の物になるのかを、教えてくれ]
こっちがビビったのを悟ってくれたのか、又は精神的に油断させる為なのか、少し口調が柔らかくなった。
「は、はい!えっと、虹竜の、ティアルです!」
まぁ、それだけで緊張が消える訳無いけど。
[ほぅ…。とうとうか。では、いつまででも良いから、初めてくれ]
「えっと、何をですか?」
[…あいつから聞いて無いのか?…まぁ良い。特技を見せてくれ]
あるんかいっ!
多分試験だよな、これ。
じゃあ、俺に出来て、ドラゴンに出来ないこと……
あるじゃん!
ポケットから、WALKMANを取りだし、耳にイヤホンを入れる。
「じゃ、歌いまs」
[大変だ!ダークルギアが来た!]
出鼻を挫かれた。
くそぅ。今日運悪ぃな。
[すまん!後にしてくれ!]
そう言い、部屋から出ていった黒いドラゴン。
退屈だから、窓から外を見ると、成る程確かに黒いルギアが居た。
「………?」
それを見ていたら、小さな違和感が生まれた。
何なんだ。
フェルトの色を選択ミスした感覚に似た違和感…
WALKMANのフォトから、ダークルギアの色を確認。
そして、顔を上げ、そのルギアを見る。
「……あ、あぁ!そうか!」
違和感の正体に気付いた俺は、さっき出てったドラゴンと同じ様に走り出した。
■作者メッセージ
一応確認ですが、フェルトは、布の一種です。
色が豊富で、特に茶色はいろんな種類が有ります。
(チョコレートの色でよく使います)
ビターなのにモカっぽい色使うと変な感じが……
サブ最近誰も答えてくれないよぅ。
<2012/12/09 21:57 ラムネ>
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