[1]
TOP [2]
感想
[3]
RSS
夢見がち日常
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29
30 31
俺のバシャーモとホワイトキュレムが交錯する。
向こうは、『竜の波動』を放ってきたが、バシャーモは左右のステップでかわす。
そして、その勢いを活かし、『飛び膝蹴り』を繰り出す。
ドスッ!
腹に命中し、重い音が響く。
しかし、体が密着した瞬間、苦しそうな声を出しながらも、向こうが口に何かを溜めていた。
そして、次の瞬間、ホワイトキュレムがそれをバシャーモに向かって放つと、
パキィィィン!
そんな音と共に、バシャーモの体が凍ってしまった。
すると、隣で息を呑む音が聞こえた。
「…あれは、『コールドフレア』…!」
「知ってんの?」
俺がそう聞くと、キョウヤは頷いて、答えてくれた。
「…うん。確か、『全てを凍らせる激しい冷気で相手を包み込んで攻撃する』技なんだ。ホワイトキュレムだけの技だよ。さっき、口の中に溜めてたのは冷気だよ、きっと」
キョウヤが言い終わると、氷の中で赤い物が煌めいた。
次の瞬間。
ジュッ…!
バシャーモが、手足の炎をさっきの何倍にもして、氷を溶かしていた。
そして、無言でホワイトキュレムの懐に滑り込む。
そして、強烈な『スカイアッパー』を顎に命中させた。
向こうはよろめいたが、ゲーチスが悪態を付きながら杖を振ると、ホワイトキュレムが顔をしかめ、苦しそうにしながら、また口に冷気を溜めだす。
…もしかして、あの杖で操られてんのかな?
…もし、そうなら…。
俺は、思い付いた事をバシャーモに言ってみた。
「なぁ、バシャーモ。ゲーチスの杖、壊せるか?」
一瞬驚いたが、頷いて、ゲーチスの元へ走り出した。
すると、またゲーチスが杖を振った。
ホワイトキュレムがまた『コールドフレア』を放つ。
が、バシャーモは急加速して紙一重で回避し、ゲーチスの杖めがけて『ブレイズキック』を繰り出した。
すると、
バキッ!
杖は中間で綺麗に折れた。
ホワイトキュレムの顔から苦しみが消えた。
すると、ホワイトキュレムはこちらを向いて、「礼を言う」と言い、ゲーチスの方へ歩き出した。
ゆっくりと、舌なめずりをしながら。
■作者メッセージ
次、やっと捕食入れれるー!
まぁ、下手ですけど。
<2012/12/28 18:21 ラムネ>
▼作者専用
[1]
TOP [2]
感想
[3]
RSS