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夢見がち日常
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− Are you ready? −
いきなり口を開けたもんだから、いっきに呑み込まれるかと思ったら、予想に反して、頬を舐められた。
「うひゃぁ!」
舌から垂れる唾液は粘性が高く、俺とティアルの舌の間にの糸をひいていた。
[なかなか美味いな…]
褒めてるのかけなしているのか分からない事を言いながら、何回も俺の体を舐めまわす。
服も当然唾液の餌食。どんどん重くなっていく。
かなり長い間舐められたため、俺の体力は、ほぼ零になっていた。
「はぁ……はぁ……」
[もういいだろう]
そんな声が聞こえた。
この地獄から開放される。
そんな希望は、ティアルの次の行動に打ち消された
ガシッ…
ティアルの手が俺を掴んでいる。
その後、急に浮遊感に襲われた。
驚いて、あたりを見ると、口を開けたティアルが見えた。
「人を急に投げるなよ…」
もう食われるんだ。覚悟決めろ。
重力に従って落ちてきた俺は、ティアルの口の中へ直行した。
バクッ!
口の中は、とても蒸し暑く、少し気持ち悪くなった。
もう終わらせて欲しい。そう思った時だった。
ズッ…ズリュッ…
さっき舐めまわしたから、もう満足していたのか、口の中に傾斜がつき、下へ下へと落ちていった。
そして、どんどん地獄の入り口のような黒い穴に近づく。
そして、とうとう終わりの時がやってきた。
柔らかい喉肉に頭が突っ込み、
ゴクッ…
呑み込まれてしまった。
狭い食道に揉まれながら、ゆっくりと、しかし確実に落ちていく。
ズズッ…ドチャッ…
そして、広い所に出た。
恐らく、胃袋だろう。
「あぁあ…。こっから、出られるのかな…」
ここから出たいが、なすすべが無い。
途方にくれていたら、突然胃袋が揺れ、頭の中に声が響いた。
[クク…。しばらくそこで反省していろ]
しばらくってことは、出れるんだな。
なら…いい……や………
そこで、俺の意識は途絶えた。
■作者メッセージ
PCは首が疲れますね。
今回もサブが太達です!
&本文にも一箇所隠れています。
あ、同じ曲です。
<2012/12/02 16:45 ラムネ>
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