[1]
TOP [2]
感想
[3]
RSS
Their sins in vessel soiled
01 02 03 04
− 真実は・・・ −
上も前には輝きを放っていたのだろうなぁ。
「俺は上の方を調べるから、グランは地下室とかを頼む」
「分かったわ・・・?行きましょう」
グランが背後を振り返った。
誰も居ないのに、何故彼女は振り返ったのだろうか?
ともかく、急がなくては・・・。
「埃っぽいわね・・・足跡?」
私はヘリオスに言われた通り、地下室へと向かっていた。
私は何故かこの王宮の構造を知っている。
迷いなく地下室への道を進む。
しかし、廃墟だけあって埃が凄い。
僅かに入ってくる光が、床を照らし・・・状態を目の当たりにさてる。
だが、誰かが歩いた形跡があった。
「人間じゃない?・・・獣、否ミナ達ね」
二つの足跡。
人間ではなくて、獣か何か?
しかし、見覚えのある形。
ここから、考えるにミナとザグの二人の足跡だ。
そう言えば、彼女達は私達に何故疑問を抱かなかったのだろうか?
あっちでは数ヵ月程度の時系だったが、あっちよりもこの世界は10年先だ。
10年会わなければ少しは反応を示すだろうに・・・。
まぁ、聞かれても答えるわけにはいかないんだけどね・・・。
永遠に歳を取らない体なんて、不気味だもんね。
「ミナ〜!ザグ〜!居るの〜!」
『・・・あれ、グラン?貴女もここに来てたの?』
「えぇ、ヘリオスの提案でね・・・何か、見つかった?」
『ぜんぜん・・・それに、あいつの姿も見当たらなくて』
真っ暗闇の中、名前を呼ぶと彼女は現れた。
埃だらけのとこに居たせいか、綺麗が台無しだけど・・・。
あいつとは、ザグのことだろうな。
だけど、地下室にこれ以上部屋はないはず・・・。
「とにかく、明るいとこに行きましょう?」
「ふぅ、馬鹿みたいに広い王宮だなぁ」
広すぎて迷ってしまいそうだ。
色んな部屋を見て回ったものの、手かがり無し。
残るは妙に装飾の行き届いていた部屋だな。
ドアを見るからして、明らかになにかある。
ガチャリッ・・・
「何にも無い・・・ん?」
どうやら、この部屋は王の部屋らしい。
王冠やら何やらが、置いてある。
そこに、いかにも怪しい宝箱が一つ。
これは、開けてくださいと言っているようなものだろう。
「・・・オラァア!!」
正直、ゲームに出てくるミミック等では無いかと心配だったが、どうやら当たりらしい。
中には紙が一枚入っていた。
しかし、どうやら切られているらしく、文が半分途切れている。
[ ***ザイなり
****が持つ
****き位置]
「これだけじゃぁ、分からないな」
俺は紙をポケットに入れると、最後の奥の部屋へと向かった。
予想するに、そこは王女の部屋だろう。
『・・・・・・』
!?
誰かが部屋の中に居る!?
声が遮断されて聞き取れないが、間違い無く誰かが居る。
ゴクリッ・・・
俺は唾を飲み込み、意を決して部屋の扉を開ける。
そこに居たのは・・・!?
「緊張して損したぜ・・・」
次回予告
ヘリオスが見つけた第二の謎(キラ)。
しかし、それは片割れに過ぎない。
もう片割れを探すため、最後の部屋に入るが、そこに居た先客の正体は!?
そして、ザグを見失ったミナとグラン、彼女ら二人はどう動くのか!?
また、ザグが入った部屋とは、一体!?
謎の中に謎を呼ぶこの宝探し・・・終極はどうなる!?
[4]
←
■作者メッセージ
気づいたら2500文字とかww
ウインドさん、展開をよむんだ!ww
<2013/03/21 01:44 ヘリオス×ウインド>
▼作者専用
--------------------
[1]
TOP [2]
感想
[3]
RSS