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堕ちるプラズマ
日時: 2010/11/08 20:53
名前: ロンギヌス

ゼク「変わった名前だな……」

ゼクロムはNを舐めるように眺めていた。姿も名前も普通とは違う……何より自分を見て驚かない人間は初めてだった。


N「実際、名前なんていらないよ……そう思わないかい?本当にわかりあうためには、名前なんかより大切なものがある……不要と必要の境目を、ボクは知ってる。」

Nの瞳は優しく、口は滑らかに語りあげる。











N「でも………」
ゼク「……!」


2人を囲むように、大多数の人間達がガサガサと現れた。全員妙なフードを被り、胸には謎めいた紋章が描かれている。


ゼク「なんだ……?」

N「ボクも君を探していたところでね……」


どうやらNの味方のようだ。武器は持たず、怪しい風格を漂わせている。全員がゼクロムを見上げ、暗い視線を送っていた。



ゼク「どういうことだ……?」

N「…分からないよね。率直に言おう。ボクは世界を変える。世界中の奴隷になっているポケモン達を解放し、本当の自由をつくりたい。君にも一緒にきてほしいんだ。」

ゼク「世界…?自由…?………どういう事だ。それはお前らが勝手にやればいいだろう?」

N「…否定からは何も生まれない。君もわかるはず。何故この島には人間がたくさん来始めたのか…わかるかい?」

Nは取り囲む人間の1人から、5枚の紙を受け取る。それを悠々とゼクロムへと差し出した。























ゼクロムの目から、光が失せた。









5枚全てに大きくWANTEDの文字………その下を自分が人を襲う写真が堂々と飾っていた。



他の4枚には、見慣れた友の姿が……




N「ボクのプラズマ団は今や世界規模でね。探したよ?君たち。」

ゼク「なにを……なにをいって…」

N「わからないかい?ボクは君…いや君たちと「トモダチ」になりたいんだ。ずっと昔からの夢……叶えるためにも、協力してほしいんだ。」

あの人間達は、懸賞金目当てでここに来たのだった。自分が食べられるとも知らずに……

全てこのNが、プラズマ団とかいう団体が仕組み、金でけしかけた。自由という夢を見て…


しかしNの表情は優しかった。もう友達だと思っているのかもしれない。


ゼクロムだって、襲いかかる事もできる。相手は多数とはいえ、丸腰。だがNの瞳は自分をグイグイと惹きつけ、離さない。









N「…一緒に来てもらえるかな?」

Nはすらりとした手を差し出した。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜





〜WANTED〜
※懸賞金は生け捕りのみ支払い


ゼクロム:性別不明
懸賞金:7000万円

ルギア:性別不明
懸賞金:1億円

カイオーガ:性別不明
懸賞金:1億1500万円

ラティオス:性別♂
懸賞金:5500万円
※片目色違い(赤)

ギラティナ:性別不明
懸賞金:8000万円

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


この話ではプラズマ団はアクア、マグマ、ロケット、ギンガ団を吸収し、超富豪団体となっています。


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Re: 堕ちるプラズマ ( No.1 )
日時: 2010/11/08 22:07
名前: 闇銀

なんだか ワンピースっぽいね♪
ルギアさんとカイオーガさんが 億越えルーキーw
僕の書いてるモノにも 取り入れていいですかね・・・?
Re: 堕ちるプラズマ ( No.2 )
日時: 2010/11/08 22:23
名前: won

そういえば、Nさんとゼクロム(レシラム)との出会いはどんな感じだったんでしょうかね
伝ポケと友達になれたほどの出会いって気になります

少なくとも、こういう出会いはしてませんよね;
Re: 堕ちるプラズマ ( No.3 )
日時: 2010/11/08 22:25
名前: ロンギヌス

そのとおり、ワンピース見てたら思いついたんですw

懸賞金の額は、強さを表していると思ってください。

あと、ご自由にお使いください。
Re: 堕ちるプラズマ ( No.4 )
日時: 2010/11/08 23:23
名前: リオレイア

なんか…
あくどいなぁ…プラズマ団。むしろ、自由だなんだって言ってもプラズマ団をトップに置いたピラミッド社会になりそう。ゼクロム、そうなる前に食べちゃえ♪
Re: 堕ちるプラズマ ( No.5 )
日時: 2010/11/09 16:03
名前: アサシン

Nの考えていることが気になるなぁ(汗)

ぜクロムさん、絶対に手を出しちゃダメだぞ!
Re: 堕ちるプラズマ ( No.6 )
日時: 2010/11/09 23:32
名前: m.t 空想

学校いく途中で「プラズマ団ってほかの組織と合併しそうだなwww」と思っていた僕の考えはあっていた!!(←


億ごえwwそのぶん捕獲が\(^o^)/w
Re: 堕ちるプラズマ ( No.7 )
日時: 2010/11/10 22:14
名前: ロンギヌス

団員「はっ…ゲーチス様!」
「ゲーチス様!」
「ゲーチス様だ!」


交渉中の2人の背後から、1人の着飾った男が現れる。

プラズマ団元ボス…ゲーチスだった。

ゼクロムは周りの団員の狂信的な信仰ぶりに、ポカンと押し黙った。




ゲーチス「N……何をしているのです?」

N「…あなたには関係ない。」

Nは一瞥し、暗い口調で言い放つ。先程ゼクロムに接していた時とは、まるで雰囲気が違っていた。

ゲーチス「いけませんね……親に対しそんな態度は。作戦実行のリーダーは私でもあるのですが…」

N「知らないよ…ボクのやることに手をださないでくれ。」

冷たく言うと、Nは固まっているゼクロムに向きなおる。

N「それで…どうなんだい?」

大きな足をさらりと撫で、再び質問する。ゲーチスも状況が理解できたようで、静かにゼクロムを見つめていた。


ゼク「……………わかった…」

意外にあっさりと答えが出てくる。親友を危険にさらすぐらいなら……







N「…ありがとう。」

Nは微笑むと、今度はゲーチスに向きなおった。

N「…ゼクロムの応対は全てボクがやるよ。」

ゲーチス「そうですか……ならひとまずキャンプに戻りましょう。」

ゲーチスは金紺色のローブを翻し、団員を引き連れて帰っていった…












ゼク「それで……何をしろっていうんだ?」

N「そうだね…君の友達も一緒にきてくれれば嬉しいんだけど…頼めるかな?」

ゼク「…ああ。」

ゼクロムは洞窟へ向かって飛び去った。























団員「ゲーチス様……大丈夫なのでしょうか?あの怪物のようなポケモンと2人にして…」

ゲーチス「もちろん。あのような輩にはちょうどいいポケモンですよ………それにNも怪物みたいなものです。あんなの人でも何でもない…フフ…」

ゲーチスの笑いに、団員は震えた。

Re: 堕ちるプラズマ ( No.8 )
日時: 2010/11/10 23:53
名前: ロンギヌス

ゼクロムが飛び立ってから10分後…
Nの前には5体全員揃っていた。



ルギア「人間には興味ないが……ゼクロムの頼みなら仕方ないな。」

カイオーガ「おいしいものくれる〜?」

ギラティナ「……zzz…」

ラティオス「プラズマ団…聞いたことはありますが…」

態度はバラバラだが、全員合意してくれたようだ。

N「…ありがとう。早速頼みがあるんだ。これ………」


Nは腰掛けのポーチから、5つの品を取り出す。



ルギア「これは……!」
カイオーガ「わ〜〜♪」
ゼクロム「すげ……」
ギラティナ「…zz…んあ?」
ラティオス「懐かしいですね…」


銀色の羽、藍色の玉、ブラックストーン、白金玉、心のしずく……全て彼らの力を司っている品々ばかりだ。

恐らく全て揃えるのに、死に至る程の努力と莫大な金が必要だろう…


N「でもこれは抜け殻だよ。君たちが誕生するときにこれは力を失い、今では単なる宝でしかない。だから……」




N「これらに再び、君たちの力を吹き込んでほしい。」

Nは淡々と告げる。

再び伝説の力を取り込んだ宝は、無限のエネルギーを生み出し、所有者に不可思議の霊力を与える。それ×5となれば……


N「ボクには力が必要なんだ。」

Nは静かに言った。5人は黙り込み、考えを巡らせた。


ルギア「つまり……我々に力を失えと?」

N「いや…全部じゃない。少し分けてくれるだけでいいんだ。」

ラティオス「…それなら……別に…」

ラティオスは心の雫を受け取り、模様のついた額に押し付けた。

目を静かにつむり、瞑想する。



雫が明るく光り、真の輝きを見せる。それと同時にルギア達も宝を手にとり、同じ事をした。







力を送ると、5人はぐったりとしていた。

ギラティナ「…zzz……」

ルギア「結構……きついな……」

カイオーガ「そだね……だるいよぉ〜…」

だらだらとしている4人を後ろ目に、ゼクロムはゆっくりと問いかけた。

ゼク「これで終わりか?」

N「いや……まだあるんだよ。」

5つの宝をポーチに収めながら、ゆっくり答える。夜はもうとっぷりと暮れていた。

N「北の島にキャンプがあるんだ。明日の朝、そこに来てくれないかい?歓迎するよ。」

Nは微笑みかけ、先にキャンプへと向かっていった……


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



捕食なくてごめんなさい……orz










Re: 堕ちるプラズマ ( No.9 )
日時: 2010/11/11 20:57
名前: アサシン

うーむ、Nの行動が怪しいのか怪しくないのか…w
この後の展開に期待です!
Re: 堕ちるプラズマ ( No.10 )
日時: 2010/11/11 22:50
名前: ロンギヌス

森を鳴かす木々のこすれあう音。その奥に広がる伐採された土地に、Nとゲーチスが向かい会っていた。




「それで……手に入れたのですね?」

膨らんだポーチから漏れる光を貪欲に眺めるゲーチス。それを察したのか、Nはポーチを背中に隠した。


「…でもこれはボクが使う。自由世界、ボク達の理想の世界………現首領としても、ボクがそれを叶えてみせる。」

ゲーチスは額に一瞬しわをよせ、微笑した。まるでその考えを嘲り、見下しているかのような、暗々しい笑みだった。



そして笑いは驚くほど唐突に消え、ゲーチスは右手を挙げる。




それを見た数人の団員は素早くNの肩を抑え、拘束する。輝くポーチは団員の手に渡り、そのままゲーチスへと捧げられた。


Nの瞳に、疑いと恐怖の色が浮かぶ。






「!!!………な、何を…!!」

「フフ……甘いですねぇ、N。もうちょっと疑り深く狡猾に育てたつもりだったのですが…」

ゲーチスはポーチをローブに隠し入れ、氷のような目をNに向ける。

Nは団員をふりほどこうともがいているが、相手は5人。多勢に無勢だった。



「返して…くれ……それはボクの…!!」

「煩いですね……?」


ゲーチスは懐から透明な物体を取り出す。
プラズマ団の刻印が押された、ダイヤの手錠だった。

それを抵抗を続けるNに近づき、しなやかな手首にガチャリとはめ込んだ。



「さてさてさて……感謝しますよ?N。ご苦労様。」


身動きできない様子を見つめ、無防備な顔を殴りあげる。


「ぐがっ……っ…」
「…この再教えてあげましょうか……
お前は遺伝子操作で生まれたバケモノ。私が仕方なく育ててやったんです………良かったですねぇ〜死ぬ前に初めて他人の役に立てて。あとは死んで頂ければもっとありがたいんですが……」



冷酷な父親の影が見え隠れする瞳で、Nは辛うじて気を持っていた。


自分が生まれた理由…死ぬ理由…生きる理由……あの幼い部屋の中で、自分の悪夢は始まった。N様と言われ、ポケモンと暮らしたさっきまで……………その記憶は、その思いは、ガラガラと意識と共に崩れていった……




































「…気絶しましたか………弱いですね。」

Nの下向いた顎をぐだっと持ち上げ、だらんと落とす。


「…まあわざわざ手を下さなくてもいいでしょう……そこらに放っておきなさい。」

団員はぐったりとした体を引きずり、キャンプの外へと出ていった。




























「さてと………」

ゲーチスはポーチを取り出し、こぼれる光を見つめる。

「…これで私は………!!!ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハァ!!!!!!ヒーーーーッヒャヒャヒャヒャヒャ!!」

世界を支配……いや叩き潰す程の力が、今自分の手の中にある…………それたけで笑いが止まらなかった。



「フハハハハ…………さあ……!!いきますかねぇ!?」



永久の力に泥酔しながら、ゲーチスは山頂に向かって歩き始めた。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
Re: 堕ちるプラズマ ( No.11 )
日時: 2010/11/11 23:21
名前: ロンギヌス

ここはどこだ………………



森の中。


そう、森の中。Nはそこに倒れ、昇っていく太陽を睨んでいた。


信じられない……自分
信じられない……あいつ
信じられない……ポケモン
信じたくない…………………みんな。



何が自由への方程式だ…
何が理想と真実だ…
何が自由と解放だ……

結局騙され、捨てられ、不要になった自分。いらないんだ…自分


0123456789………

何故か数字の羅列が頭に浮かぶ。ついこの前まで、自由をもとめて……………






何をしてたんだろう。





造られた命……覚えてない…………

当たり前か。

僕は……………人間みたいな形……

当たり前か。

僕は……いらなかった

当たり前か。









腕に輝くダイヤの手錠。なんてきれいなんたろうね………

腰にかかる……ストラップ……

あいつの物だ……汚いな

ボクのものだ……もっと汚いよ







Nという名前………どうして?
ボクの前にもAとかLとかの実験台でもいたのかな?

だとしてボクは成功例?どこが。









…そういえばあのポケモンたちは……どこいったんだろう……………





歓迎する………たしかそういった。


この状態で歓迎したら…単なる笑いものだね……フフ……










ん…………誰かいる?
見覚えある、黒いあし。

もし助けてくれたら……殺してやる。
しなせてくれよ………頼むから。

食べてもいいよ。丸呑みしてくれ。

痛くないよね?怖いよ。


ぎらぎらしてないではやく………











食べてくれよ…

Re: 堕ちるプラズマ ( No.12 )
日時: 2010/11/12 07:45
名前: リオレイア

やっぱり裏がww
しかし、支配するなら兎も角、叩き潰すとは…何か恨みでもあるのか?
Re: 堕ちるプラズマ ( No.13 )
日時: 2010/11/12 15:36
名前: won

ゲーチスがとうとう本性現しました…
「…これで私は………!!!ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハァ!!!!!!ヒーーーーッヒャヒャヒャヒャヒャ!!」
ゲーチスおかしくなりましたw↑
Re: 堕ちるプラズマ ( No.14 )
日時: 2010/11/12 16:43
名前: ロンギヌス

コメ感謝です♪

>リオレイア様

恨みはありません。ただ力を手に入れた以上、Nは必要なくなっただけです。

叩き潰したのは、ゲーチスがドSだからw(適当な理由orz


>won様

欲深いので……仕方ない仕方ない。

ラリっちゃいましたw
Re: 堕ちるプラズマ ( No.15 )
日時: 2010/11/12 17:16
名前: アサシン

なんと!ゲーチスが黒幕だったとは・・・。
Nを疑った僕はいったい・・・

ゲーチスは俺に暗殺させてくれぇぇぇぇぇ(怒)
Re: 堕ちるプラズマ ( No.16 )
日時: 2010/11/12 22:57
名前: m.t 空想

SPEKを見ながら捕食小説を見たらまぁ、なんと面白いことでしょうwww
ゲーチスは\(^o^)/状態になるのか?(捕食されるのか?)wwwww
Re: 堕ちるプラズマ ( No.17 )
日時: 2010/11/12 23:16
名前: スタクルス

Nちゃんかわいそうだよお・・・そして愛しい。
ゼクロムさん、優しく呑み込んであげて・・・・;
Re: 堕ちるプラズマ ( No.18 )
日時: 2010/11/13 23:24
名前: ロンギヌス

体に長ったらしい何かが巻き付く。舌だろうか・・ぷにっと柔らかい。

そのまま躊躇なく持ち上げられる。「トモダチ」に身を任せ、ゆっくり・・・・丁寧に。














「あり?君だったの?」

聞き覚えのある声・・・・・・カイオーガだった。さっきのは幻影だとでもいうのだろうか。

Nの緩みきった口が、静かに開く。


「ゼクロム・・は・・・?」

「えへへ・・・はぐれちった♪」

カイオーガのにこやかな顔が3つに映る・・・視覚までどうにかしてしまったのだろうか?

再び死への願望がよみがえる。








「ん・・・・手錠?」

カイオーガはするすると舌をほどくと、透明なダイヤの手錠に目を向ける。Nはとっさに隠そうとしたが、カイオーガはそれをそれを手に取りまじまじと見つめる。


「どうしたの?これ。」

「何でもないよ・・・・気にしないでくれ・・。」


疑るような目つきで睨まれる。カイオーガに、嘘など通用するはずがなかった・・

幽霊のような頬を、ピンクの舌が舐め上げる。


「ひうっ・・・」
「だめだよ〜、嘘ついちゃ。教えてよ♪」


Nは観念し、洗いざらい話し始める。驚いた事に、一言一言打ち明ける度に心に巣食っていた汚点が、少しずつとれていくような気がした。カイオーガはNの口からこぼれ出る言葉を優しく受け止め、黙って相槌を打つのだった。













~~~~~~~~



























一通り話し終わるとカイオーガは手錠に牙をあて、ガキンと硬い音を立てて噛み砕いた。



「あ・・・ありがとう・・」

「いいよ。こっちこそ話してくれてありがとね。」








Nは気づく。



「トモダチ」がいてくれているのに、独りよがりな希望で死ぬだなんて論外。

ポケモンだけが味方で何が悪い。ゲーチスの言うようにボクは人間じゃないのならなおさらだ。





過去の陰鬱な方程式は消え去り、理論では解明する事のできない思いが、Nの心に深く焼き付けられた。












「もうそろそろ来るかな?」

「え・・・?」


瞬間、辺りが暗くなる。いや、自分とカイオーガの周りだけだ。


ふと、上を見上げると・・・










『トモダチ』という名の友達が、温かく自分を見つめていた。


Re: 堕ちるプラズマ ( No.19 )
日時: 2010/11/14 16:52
名前: リオレイア

希望を棄てなくて良かったねN。
さあ、ゲーチスを打ち倒し世界を救いに行こう!
Re: 堕ちるプラズマ ( No.20 )
日時: 2010/11/14 17:13
名前: 闇銀

カイオーガ君の優しい口調・・・たまんない♪
みんなのコメ見てると ゲーチス完全否定だな・・
うん、確かに ゲーチスは食われてほしい・・・
そしてNは 優しく食われて・・(オイ!!
Re: 堕ちるプラズマ ( No.21 )
日時: 2010/11/14 19:04
名前: アサシン

ついに解放されたN!
みんなの力を合わせれば何とかなる!
ゲーチスをやってくれ…!
Re: 堕ちるプラズマ ( No.22 )
日時: 2010/11/14 22:57
名前: ロンギヌス

「ゲーチス様。準備整いました。」

「そうですか……………フフ、いよいよ私は新世界の神に……!!」


断崖絶壁の崖で、5つの台座に、5つの品々
が置かれている。イルミア島で最も高いこの場所で、ゲーチスの支配が始まろうとしていた。


団員「しかし本当なのでしょうか?伝説通りならここで神具に祈りを捧げたとき、真の願望が叶われるはずなんですが…」

「ほう……疑いますか……」

「えっ…いや!そういう意図では無…!!」
「…やれ。」

団員の手にNと同様の手錠が掛けられ、団員はそのまま崖から突き落とされる。

悲鳴と共に、もがく体は深い木々の中へと吸い込まれていった…





「あなたに神に指摘する権利は無い。」


悪魔のような顔ぶれが、更に凶悪になる。
















しかしこの時、ゲーチスは気がついていなかった。



その神の護衛の団員が、1人ずつ姿を消していることに……









「あっ……いた♪」

唐突にも森の中からカイオーガが現れる。が、ゲーチスは自粋しているためか気づかない。

5人の護衛の兵士が、即座に銃を向ける。








シュルルルル……

「な、なん……!!」
「「ぐぅぇ………」」
「「や、たす…」」

銃など、カイオーガ相手にはお守りにしかならなかった。素早い舌に翻弄され、ぎゅっと縛りあげられる。




「なっ……貴様は…」

今になって振り返るゲーチス。しかしもう既にカイオーガは護衛を5人まとめてしゃぶっており、のんびりと舐めほぐしていた。


「ぷあっ……ぶ…むううっうううぅ!!」

「う〜ん……♪おっと違う違う。」

ベトベトになった5人を吐き出すと、カイオーガはゲーチスの方を向く。


「このシャチが……追けていたのか……」

「…よくいわれるんだ。いーよーみんな♪」



森からぞくぞくと、仲間が現れてくる。

ゼクロム、ルギア、ギラティナ(眠)、そして………N。



ゲーチス「ほう………生きてたんですか。てっきり虫の餌になったかと思ったのですがw」

N「笑っていなよ…………今はね。」

ゲーチス「っ………やはりあなたには死が最もふさわしい………お前達出てきなさい。そしてこのゴミを捉えるのです!!!」



ゲーチスの攻撃指令が出る。しかしもう、それに応えてくれる者は1人もいなかった……




「あなた達何をしているのですか!?さっさとこいつらを……」

「いったい誰に言っている?」

突然ルギアに話しかけられ、ゲーチスはギョッとした。目線が、ルギアの膨れたお腹にいった。



「バ…バカな!?いつの間に……!!」

ギラティナ「ふわぁ〜〜………ゲラゲラとバカみたいに酔ってて何いってんだ?」

彼のお腹も中で何かが暴れているかのように、ポコポコと可愛らしい音を立てていた。




















「くそぅ……!!」

カイオーガ「どこに逃げるのぉ?崖なのに。」

「ふっ……甘くみるなよ。逃走手段などまだまだ…」

ルギア「おい……パラシュートとかは反則だぞ!?」

「ご名答……さらばだ。」


ゲーチスは見かけによらず素早い動きで宝を袋に入れると、なんと金紺ローブを着たまま、躊躇なく崖から飛び降りた。



ゼクロム「しまっ……」

カイオーガ「大丈夫。」















5秒ほどして、ゲーチスは再び浮き上がってきた。いや………正確には両脇に手を入れられ、ラティオスに抱きかかえられているのだが。


「き、貴様……邪魔するなぁ!」

「ん〜〜、残念ながら世の中にはできる事とできない事があるんですよね。」

ラティオスはそのまま抵抗するゲーチスを、全員の取り囲む輪の中へと入れた。


ゼクロム「お前……ずっと待ち伏せてたのか?」

ラティオス「兄さんの指示ですよ。予測済みたいですね?あなたの事……」

ラティオスはギラリとゲーチスに目を光らせる。しかし輪の逃げ道を探そうと躍起になっている彼に、囁きは届かなかった。






「くそっ……渡さない……これだけは渡さない!!」

「んじゃ君を貰ってあげよっかぁ?」

ケラケラとカイオーガに笑われ、ゲーチスはいとも簡単に挑発される。

Re: 堕ちるプラズマ ( No.23 )
日時: 2010/11/14 23:20
名前: ロンギヌス

カイオーガ「まあ立ち話もなんだから……♪」


5人がじりじりと近づき、輪がだんだんと小さくなっていく……ゲーチスは恐怖よりも独占欲が勝り、宝を隠すようにうずくまる。



ゼクロム「無様だな………人間。」

「黙れ………私は神だぞ………お前達のようなカスに、私の夢が分かってたまるか…」

ルギア「立場を分かって言ってるんだろうな?今度我らを侮辱したなら……」

サッ…

ルギア「このカイオーガが許さない。」

「あ…ボクなんだ。」

「ギラティナと私は満腹だ………こういう時はお前が喰うべきだからな。」

ギラ「同意。……zz」


どうやら刑は食べられる事に決定したようで、当のゲーチスは未だにうずくまり、実現すると信じきっている新世界の妄想でよだれを垂らしていた。



「私は…………フヒャヒャ……w」

カイオーガ「それでもいいけど……ゼクロムでしょ。」

ゼク「そうか……なら早速…!!」


ジュルンと厚い舌を舐めずると、狂信ゲーチスへと近づいた。



「く、くるな汚らわしい……」

「何とでも言え……だがNを傷つけた報いは、しっかり受けてもらうぜ……?」




ゼクロムの口が裂け、ぶよんとした喉が見える。





Re: 堕ちるプラズマ ( No.24 )
日時: 2010/11/15 00:06
名前: ロンギヌス

皆さんこんにちは。ロンギヌスです。(分かるって

さて、この作品ですが、この後の展開についてご意見を応募します。

僕の作品ってみなさんの投票によって成り立っているといっても過言ではないのだ!(胸はるな

以下からどうぞw

A:ゼクロムがゲーチスをあむあむwその後消化編

B:何らかの事情でゲーチス回し虐待。その後消化編。(長引きますね………もっと虐めちゃえっていう人向け

C:ゲーチスが見事打ち勝ち、世界は新世界と化すw



以上です。

感想も投票も批評(?)もお待ちしてまーす。

最後にみんなから読者様へ一言↓


ゼクロム「もちろんAだよな?選ばなかったらお前もゲーチスと同じにするぞ。」

カイオーガ「ボクはBがいいな〜。もし入れてくれたら遊んであげるゾ♪」

ゲーチス「是非Cに入れて頂きたい。もしそうならプラズマ団幹部のポストを用意しよう。(これで私は新世界の神…ぬぅわあっはははははあああ!!)」


………。
Re: 堕ちるプラズマ ( No.25 )
日時: 2010/11/15 06:19
名前: たぐとも

自分はA希望です。

いや〜ロンギヌスさんの小説最高ですw
Re: 堕ちるプラズマ ( No.26 )
日時: 2010/11/15 06:45
名前: m.t SQU,0

AもBもいいなぁ〜〜うーん迷うw
Re: 堕ちるプラズマ ( No.27 )
日時: 2010/11/15 07:06
名前: スタクルス

C…んなわけあるかい

BBBBBBがいいです!
Re: 堕ちるプラズマ ( No.28 )
日時: 2010/11/15 07:53
名前: リオレイア

そうだなぁ…
Bで!
因みに、ゼクロムさんはあまり好みじゃ無いので…喰うなら800mm列車砲八十門の集中砲火に加えてトライデントU戦略核ミサイルの爆発を耐えきる覚悟でね♪ギラティナさんやルギア、カイオーガは心配無用だから〜
Re: 堕ちるプラズマ ( No.29 )
日時: 2010/11/15 09:26
名前: 闇銀

僕もBかな・・・(Aもいいけど・・
頑張ってください!!
Re: 堕ちるプラズマ ( No.30 )
日時: 2010/11/15 14:47
名前: won

Bがいいかなぁ
Aもいいけど
てゆうかCはどうなったらそういうことになるw
4体の捕食者に囲まれてるのに;

ゲーチス、あなたは神ではなくカビですw
Re: 堕ちるプラズマ ( No.31 )
日時: 2010/11/15 17:52
名前: アサシン

Bですかね〜

彼にはそれなりの制裁を加えるべきですよ!(ぜクロムさんには悪いがw)
Re: 堕ちるプラズマ ( No.32 )
日時: 2010/11/16 01:34
名前: ロンギヌス

ゼクロムは大口開け、ゲーチスの体を入れ込んだ。唾液まみれになりながらも泥酔状態のゲーチスに、恐怖はほとんど感じられていないようだった。

夢見る獲物を巨舌で押しつぶしながら、ゼクロムは率直な感想を述べる。



「…………不味い。」

やっぱり心が汚いと味も悪いのだろうか……そう考えながらゼクロムは口に手を突っ込み、ベトベトしたゲーチスの首根っこをひっつかむと、外へと引っ張りだした。


ゼク「生憎俺の口には合わないみたいだなお前………カイオーガ、交代だ。」

カイ「まってました〜♪」

ゲーチスはんあっと自分より大きく開く口に、まるで空き缶を捨てるかのような手つきで放り投げられる。

そのまま空中で舌がぎゅるぎゅると巻き取り、ゲーチスは再び口内へと消えた。











「………………はっ…わた、私は…?」

漸く目が現実を写す。脅された子供のような顔をするゲーチスをカイオーガはクスクスと笑い、待っている間中溜めておいた唾液風呂に舌と共に沈める。


どぼっ……ぎゅむっ♪…びちょびちよ…

「ぶほっ……!!や、やめろ汚らわしい!!」


即座に何かに掴まって風呂からの脱出を試みるが、手に当たるのはぶよんとした舌肉のみ。それどころかかえって舌肉に腕が沈んでしまい、無駄すぎる抵抗になってしまった。このままでは溺れてしまう…




何よりゲーチスは綺麗好きだった。軽度の潔癖症だったといっても過言では無い。
服は全て抗菌加工、食べ物は全て加熱処理、汚い物にはものすごい嫌悪感を抱いていた。そんな彼にとって唾液風呂など、精神的にもさぞかしきつ過ぎる。





溺死寸前で何とか舌が緩められ、ゲーチスは風呂から上がり、汚ならしそうに唾液の溜まっている所を避けた。

しかしこれだけでカイオーガが許すはずもなく、早速次の処刑が始められる。自分の倒れこんでいる舌が浮き上がり、固い口蓋へと押し付けた。

「えいっ♪」
「ぎゅ…ぐわあああああっ!!!!!!」

全身の骨という骨がミシミシと悲鳴をあげた。どんなに柔らかいものであろうと、強い圧力が加われば悪魔になる。今は正にゲーチスは身をもってそれを体験させられていた。


「苦しいんなら言ってもいいんだよ〜?」

「ぎゅ……止め…なさい……」

挑発的な口調に翻弄され、素直に「苦しい」と口に出せない…






「えへ…苦しくないんなら…♪」

「えっ…ぐっ…ぐ……えぁ……ふぐぅ…!」


既に嫌というほど窒息寸前を体験した鼻口をまたしても舌肉が塞ぎこみ、今度は首から下に温かい愛撫をしかける。


「な……なにをぉ……!!!」

「「気持ちいい」だったら言ってくれるかな〜って思って。」


ピンクの蛇が全体的に這いずりまわり、透明なキラキラと光る唾液をすり込む。勿論優しさ故に行われる愛撫ではない。カイオーガの加虐心が、苦しませるためにやっているだけである。



「ふえっ…ぎゅ……くぅ…離す…の…です…」

「ふぁ〜〜……何だかぼく眠くなってきちゃったよ…」

ゲーチスの声をまるっきり無視し、呑気に大あくびをするカイオーガ。舌にゲーチスをのせると、仰向けに寝転んでいるルギアの方を向いた。


「ル〜ギア♪」

「ふぁ…ん?」

「あげるね。」

ゲーチスを乗せた舌がにゅるんと素早く動き、ルギアのだらんと開いた口内へ押し込まれる。

「もごっ……ぼごぉ!?」

「ぼく寝るから…あとよろしくねー…」

カイオーガはゼクロムにもたれかかると、5秒も経たない内にスースーと寝息を立て始めた。






ルギア「……ったく…いきなり相手の口に
舌突っ込むか?普通………」

…まあカイオーガにまともな神経を期待するのもどうかと思うが。
友達だからという理由でそんな行為はしないだろう…


「ま…少し遊んでやるかな……?フフ…」

ふやけているゲーチスを舌の上に感じながら、にやりと唾液がこぼれおちる。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



ゲーチス「おい………まさか私の味方は1人もいないのか!?(このままでは計画が……)」
Re: 堕ちるプラズマ ( No.33 )
日時: 2010/11/16 08:03
名前: リオレイア

回し呑みww
潔癖症には地獄でしょうね(笑)
Re: 堕ちるプラズマ ( No.34 )
日時: 2010/11/16 16:14
名前: アサシン

良い眺めですなぁーw
まぁ、ゲーチスに味方は付くわけ無いですよねw
Re: 堕ちるプラズマ ( No.35 )
日時: 2010/11/17 22:26
名前: ロンギヌス

ごくん………♪

「むぐっ……むうむぅぅぅ………!!!」

軽やかに響く嚥下の音……
ルギアのすらりと長い首にできた膨らみは、もごもごしながら落ちていった。


「フフ………悪くはないと思うがな?」







〜〜〜






グニョグニョ………ドチャプッ…

「むごぉ…………うぐっ…くそぅ…」

噴門との格闘に負け、比較的広々とした空間へと堕ちたゲーチス。服はベトベト、髪はネトネト、おまけに3体分の唾液で動きは制限されていた。

降り立った(落ちた)所はぶよぶよとしており、しばらく動かないでいると勝手にズプズプと沈み込んでしまう程の柔らかさを持っていた。恐らく上下左右どこでも一緒だろう。

ゲーチスは汚らわしい自分を嫌悪しながら懐に手を入れ、使えそうな物を探し始めた。

何故ならここは胃袋。ゲーチスもここで何が行われ、どうされてしまうのかも知っている。






ドラ○もんのように道具を取り出し、漁ろうとしたその時……………















ぐにょぐにょ……

「…!!あっ……」

人間という贅沢な餌を感知した胃はゆっくりと動き始め、ゲーチスをとびきり温柔な胃壁で包みだす。広々とした空間は瞬く間に消えさり、ドクドクと脈打つ壁がふにゃふにゃの体に張り付く。

「ぐむぅ…!!ま、まだだ……まだ……」


自分を優しく眠らせようとする肉壁に耐えながら、懐に入っていた雑袋に手を突っ込む。袋の中にまで粘液が入りこんでいた。


しばらく袋をまさぐり、こんな状態ではガラクタにしかならないものを沢山取り出した。タウンマップ、鍵束、ハッカキャンディ、王冠………


投げすてた王冠が遠くの膨らんだ肉に当たり、ジュッと半分程溶けた。早くなんとかしなければ、今度は………







ぐにょむん…ぶにょおぶにょお…むぎゅむぎゅ…

「はぅわ……だ、出せ……出して…くれ…」

容赦なく降り注ぐ唾液の嵐。山のように大量の胃壁に顔が強制的に埋められ、全身を逃がさず愛撫。少しでも抵抗し離れていく雑袋に手を伸ばせば、すぐさま柔らかい肉に潰される。

上も下も右も左も、もう柔肉しか見えない。


唾液でどす黒く染まってしまったローブから、宝がそれぞれこぼれおちた。ハッと目を見開き手を伸ばすが、その時にはもう全ての宝は、ここよりもずっと胃肉が多く、恐らくこの胃で一番危険で柔らかい所に沈んでいきってしまった後だった…








「わ、渡さん……それだけはあーーー!!!!!!!!!!!」






ゲーチスは揉みこむ胃壁を力ずくで振り払った。そのまま脚が沈んでいくのも構わず、とにかく爆走した。手を伸ばし、いま正に沈んでしまおうとしている銀色の羽を掴む。

そして濃厚すぎる肉地獄の中に手を突っ込み、残りの秘宝も全てひっつかむ。













ギュッ………ズボ…ズププ…

「えっあっ……待て…」

掴まれたのは、自分だった。胃液を精製している壁に腕が入り、抜けなくなってしまつた。ゲーチスは先程抜け出したように全力で引っ張ってみるが、足場が不安定なためか効果はなかった。


ギュムリ……ぬちゃあぬちょぉ……

元気に蠢く胃壁から垂れ落ちる透明な液体。その監獄に今、何の役にも立たない宝を持ち、ゲーチスは食べられようとしていた。



「……離すのです………いや……やめろ……」











ズボッ…!!…グニャン♪
「あっ……………」





















一度入ったら溶けても出られない胃液フェスティバルに、ゲーチスは倒れこんでしまった。
Re: 堕ちるプラズマ ( No.36 )
日時: 2010/11/17 22:52
名前: ロンギヌス

>リオレイア様

もう潔癖症どころでは無くなってますけどねw

>アサシン様

ゲーチス「溶け…る………助け…」

↑確かに新世界の神(自称)に、助けなんていりませんよねぇ〜♪
Re: 堕ちるプラズマ ( No.37 )
日時: 2010/11/18 17:03
名前: 闇銀

なんか羨ましくなってきたな・・・
今度は僕も〜♪
Re: 堕ちるプラズマ ( No.38 )
日時: 2010/11/18 21:38
名前: リオレイア

あうう…
ルギア様の柔肉と胃液の硲(はざま)でとろけたいです!
さぁ、ルギア様。私を!

リーナ
「我の腹でとろけるのでは不満か?」

いや…そんな訳じゃ…リーナも良いよ。けど…ね。
Re: 堕ちるプラズマ ( No.39 )
日時: 2010/11/20 10:15
名前: アサシン

うおぉ・・・ルギアさんに弄ばれたい・・・
どうせなら僕をもらってください〜w

ゲーチスって、どんな味だったんでしょうか・・・
Re: 堕ちるプラズマ ( No.40 )
日時: 2010/11/20 18:57
名前: ロンギヌス

ピチュ…ピチュピチュ……

時刻は昼下がり。お腹の膨らんだルギアはNの方を向き、長首を彼の顔へと近づけた。


ルギア「…約束は果たしたぞ。これで…」

N「フフ、わかってるさ。」

Nは例の手配書を取り出すと、ビリビリと音を立てて破り捨てた。


四天王とNとの契約……
敵対したゲーチス(一応親)への報復を手伝う代わりに、四天王全員の指名手配を取り下げる。それがお互いの望みだった。



N「ごめんね……とても迷惑かけて。」

ルギア「気にすることはない…私も(いろいろと)満足している。」

ルギアはにやけると、頭を下げているNを抱きよせた。

N「んっ……な、何するのさ…」

ルギア「……さあな。」


Nは白い翼竜に抱かれ、柔らかいおなかに身を預ける。ほんのりとした温もりに包まれ、Nの瞼は下がっていった…
























N「ちょっと休ませてもらって…いいかな?」

ルギア「もちろん………友を断る理由はないだろう?」


ルギアは翼でNを完全に覆うと、揺りかごのようにゆったりと体を動かす。Nは全く嫌がる事なく、ただ絶品の柔らかさと心地良さを味わうのだった。












しかしその皮一枚向こうでは、1つの命が消えかかっていた。

ゲーチス「に…ぐゃあぁ……むぅぐ…だ、誰か!!助けて……!!」


ぐにゃあん…♪ぶよぶよ……


「あ……ああ…………」







ジュブ……ぐにょん…ぐにょん…ぐにょん…ぐにょん…ぐにょん…ぐにょん…ぐにょん…ぐにょん………グニグニグニグニグニグニグニグニ………


「あぐぅ…!いっ…!ああっ…!うぐっ…!…………あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!」
















ぐちゃ♪
Re: 堕ちるプラズマ ( No.41 )
日時: 2010/11/20 19:22
名前: アサシン

あらら、ゲーチスが眠りについたか…
真実は無く、許される行為もまた無い。
眠れ、安らかに…

さて、ルギアさん僕も抱いて下さい…(笑)
Re: 堕ちるプラズマ ( No.42 )
日時: 2010/11/21 00:16
名前: ロンギヌス


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜













N「…ん…………ここは……?」


味わった事のない天国のような夢から覚め、Nは重い瞼を開ける。

金色の天井が眩しく、軽いホワイトアウト状態に陥りながら、Nは自分の手を見つめる。






……あれからどれだけ眠っていたのだろう…………いや…それなのにどうしてここに……


ここはNの城。プラズマ団の本部であり、自分が生まれた場所…………ゲーチスによって、「造られた」場所……



N「夢………だったのかな………」

装飾品だらけの部屋を見回す。中央にはおもちゃの機関車がほこりを被っており、色とりどりのブロックが散乱している。

ふと不安がよぎった。本当に「夢」だったんじゃないか…?イルミア島なんてないんじゃないか…?そして今にもゲーチスが、その金の扉を開けて出てくるんじゃないか………?






N「そんな…………いやだよ…………」


初めて出会えた友…
友と言ってくれた友…

あれは全て自分の儚い理想…?
あれは自分の単なる夢…?
あれは叶うはずのない架空…?



現実が、世界が、津波のようにNの心を呑み込む。




バサッ……!

悲嘆のあまり、体温で温まった高級布団を勢いよくはぎ取る。こんなもの…ルギアの抱擁に比べれば……!!







ストンと軽い音が耳に入る。


ベッドから下を見ると、今自分が落とした布団から、白い封筒が覗いている…



「………?」

無気力半分、疑問半分で封筒を拾いあげる。ガクガクと震える手で開き、中から一通の手紙を取り出す。


何のことはない、3文字の言葉だった。













































-----元気で。



















透き通った瞳から、一滴の雫が流れる。

雫は慣れない字で書かれた文字に垂れて、黒い染みを作った。







封筒から、一枚の羽根が滑り落ちる。








それはこの目に映ったものの中で最も美しく、最も優しい光を放っていた。

全ての証拠……この城全ての宝でさえイコールで結べない、本当の宝。


ゆっくりと手にとってみれば、フワッと滑らかな触り心地。再び抱きしめられた感覚が蘇る。







N「ありがとう…………ありがとう………………!!」









「トモダチ」って……いや友達って……………























fin。
Re: 堕ちるプラズマ ( No.43 )
日時: 2010/11/21 00:23
名前: ロンギヌス

完結ですw(つまんねー

>闇銀様
僕はフライゴン様に……もぐもぐしてほしs♪

>リオレイア様

地獄(天国)でしょうねw

やっぱり好きなキャラの胃袋は………最高…

>アサシン様

2回コメありがとです!

ゲーチスにそんな厳粛な言葉はいりませぬ……蔑んでやってください。(骨にw
Re: 堕ちるプラズマ ( No.44 )
日時: 2010/11/21 00:52
名前: リオレイア

ふふっ
いいですね。友達って。さて、Nはどうするんだろう?また、イルミア島に向かうのか…それとも?
Re: 堕ちるプラズマ ( No.45 )
日時: 2010/11/21 01:53
名前: アサシン

Nは本当にいい奴だよなぁ・・・
俺は四天王の器に惚れたぜ・・・w

それに比べてゲーチスは・・・
慈悲の言葉なんて掛けなければ良かったなぁw
Re: 堕ちるプラズマ ( No.46 )
日時: 2010/11/21 07:21
名前: ロンギヌス

>リオレイア様

いや、この話は完結しましたので…
(Nは恐らくもう…

友達は大切に。

>アサシン様

ゲーチス(霊)「貴様……無礼にもほどが…!」

ギラティナ…集合。

ギラ「ん……どうした?」

この卑しいゴーストを処分して…喰っちゃえ。

ギラティナ「了解。(まずそー)」

ゲーチス(霊)「あっ、待て…あ…あああっ…!!!」


スゥーーーッ……ゴキュン♪

ギラ「おえーーー…」

生まれ変わりは無しw(世界のために)、地獄行きね。

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