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神々の戯れ〜神様、街へ行く〜
日時: 2010/11/29 23:34
名前: とんこつ

『神々の戯れ』シリーズの第三弾です。
今回はリオレイアさんのところのセルモスくんをお借りしているので、下手な作品にするわけにはいかないと燃えております。
いつもは見切り発車で大雑把なプロットしか作らずに書き始めちゃうんですが、今回はわりと綿密にプロットを作りました。
まあでもプロット通りに進めきれないのがとんこつクオリティなんですけどね(←オイ
では無駄口もここいらにして、そろそろ始めたいと思います。

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Re: 神々の戯れ〜神様、街へ行く ( No.1 )
日時: 2010/11/29 23:35
名前: とんこつ

ある路線バスの車内。
車内放送が次のバス停の名前を告げると、水色のワンピースを着た十代半ばの少女が隣にいた真っ黒なニット帽をかぶった同年代の少年の肩を叩いた。

「ねえ、次で降りるんだよね?」

「ああ」

少年のぶっきらぼうな答えを聞いた少女は、嬉々とした様子でボタンを押す。

『次、停まります』

バスが次の停留所で停車することを知らせる無機質な女性の声が流れた。

「一度でいいからやってみたかったんだよね」

「ったく、つくづくお気楽な奴だな。私なんかそれどころじゃないのに」

ご機嫌な少女とは対称的に少年はうなだれる。
その直後バスが停車し、その二人はバスから降車した。

「んもー、月夜兎は私が女の子だってことにそんなに驚いたの?」

少女、もとい水神が呆れるように聞いた。

「当たり前だろ、水神。約300年間ずっと男だと思ってた奴が実は女でした、だなんて驚くに決まってるじゃないか」

少年、もとい月夜兎が釈明する。
何故こんなに揉めてるのか、というかそもそも何故山奥に住むこの神々が人間の街にやってきているのか?
事の発端は水神のある提案からだった。
ある提案の中身というのは、お互い人間に化けれるようになったのだから人間の街に遊びにいこうというものであった。
月夜兎はそれを快諾し、両者は人間に化けて着替えることにした。
すると水神がワンピースを着てきたものだから、月夜兎は仰天した。
何故なら月夜兎はずっと水神のことを男だと思い込んでいたからだ。
そして現在に至っている。
Re: 神々の戯れ〜神様、街へ行く〜 ( No.2 )
日時: 2010/11/30 07:42
名前: リオレイア

おお!楽しみだなぁ♪

セルモス
「省吾も良いけど…ニヒヒ♪」

こら。
Re: 神々の戯れ〜神様、街へ行く〜 ( No.3 )
日時: 2010/11/30 07:49
名前: won

このネタ、私の質問から取ってくれたんですか?
ともあれ、続きを楽しみにしてます♪
Re: 神々の戯れ〜神様、街へ行く〜 ( No.4 )
日時: 2010/11/30 17:39
名前: S

やっぱ月夜兎と水神は安っぽい関係じゃなかったんだなぁ・・・
300年とは長い付き合いw
神様が街に遊びに行くとは平和な・・・w
Re: 神々の戯れ〜神様、街へ行く ( No.5 )
日時: 2010/11/30 22:42
名前: とんこつ

>リオレイアさん

期待に応えられるよう頑張りますよ〜。

>Wonさん

そうです、あの質問のネタを使わせていただきました。

>Sさん

平成の世だから出来ることです。
Re: 神々の戯れ〜神様、街へ行く ( No.6 )
日時: 2010/11/30 22:46
名前: とんこつ


「この前私が人間に化けた姿を月夜兎に見せたじゃん。あの時気付かなかったの?」

「だってあの時の水神は旅館にあるような男女兼用の浴衣着てたし……。それに水神が人間に化けた時の顔って中性的な顔立ちで、あと声も中性的だし、そもそも性格とか普段の振る舞いが全然女の子らしくないじゃん」

月夜兎の弁明を聞いていた水神が不満そうな顔になる。

「月夜兎。今の世の中はジェンダーフリーだよ」

珍しく水神が小難しい言葉をつかってきたので、月夜兎は思わず面食らってしまった。

「分かった、分かった。今のは『女の子らしくない』なんて言った私が悪かったよ」

「分かればよろしい。早く行こっ!」

水神は月夜兎の腕をぐいぐい引っ張る。

「そんな急ぐなって」

月夜兎は半ば引きずられるようにしてついていった。水神と月夜兎が向かったのは、街の中心部である繁華街であった。

「人間の街に来たわけだから当たり前と言えば当たり前だけど、人がすごく多いね」

「師走だからな。それにクリスマスも近いし。……ってオイ」

突然月夜兎が立ち止まり、進行方向の先を指差した。

「どうしたの?」

「水神、あれはドラゴンだ」

水神は月夜兎が指差す先を見るも、そこにはたくさんの人間がいるだけ。
ドラゴンなんかいなかった。

「月夜兎、あなた疲れてるのよ」

「そうか?気のせいだったのか?」

月夜兎はイマイチ納得出来なかったが、もしドラゴンが本当に現れたとなったら人間たちはパニックになるはずだ。
だが実際はそんなことにはなっていない。
どうやら私の見間違えだったみたいだ、と月夜兎は無理やり自分に言い聞かせる。

「スマン、スマン。じゃあ最初は前々から水神が行きたいって連呼してたケーキ食べ放題の店に行くか」

月夜兎はそう言うと、さっきのお返しと言わんばかりに水神のことを引っ張っていった。
Re: 神々の戯れ〜神様、街へ行く〜 ( No.7 )
日時: 2010/11/30 22:47
名前: m.t SQU,0

 祝 神様が街に進出!!ww
題がサOエさんみたいな平和のような、うーん、、
Re: 神々の戯れ〜神様、街へ行く〜 ( No.8 )
日時: 2010/11/30 23:49
名前: S

ケーキ屋・・・水神の好みは意外にもグルメだったり・・・w
水神と月夜兎がセルモスとどんな出会い方するのか楽しみですw
Re: 神々の戯れ〜神様、街へ行く〜 ( No.9 )
日時: 2010/12/01 07:49
名前: リオレイア

ケーキはクリスマスの定番ですね♪

セルモス「僕もケーキは大好きだよ〜♪もしかしたら先に食べてるかもね〜」

 まあ、あんたは竜なのに自然に人社会に紛れてるからな…
Re: 神々の戯れ〜神様、街へ行く〜 ( No.10 )
日時: 2010/12/01 18:13
名前: won

ケーキを食べに行きましたかー
私はシフォンケーキが好きです(←聞いてない
そんなことより月夜兎と水神はお金持ってるの?
Re: 神々の戯れ〜神様、街へ行く ( No.11 )
日時: 2010/12/03 00:15
名前: とんこつ

>m.t SQU,0さん

まあもうまもなくぶち壊しになりますがねw

>Sさん

女の子らしく甘いもの好きですよ。
あと肉もw

>リオレイアさん

果たしてどうなるでしょうね?

>Wonさん

自分たちを祭ってくれている祠や神社へのお賽銭が収入源です。
でもそれじゃあ確実に足りないので、月夜兎が株で増やしてます。
まあ神様という立場を悪用して、インサイダー取引まがいのことをしているのでぼろ儲けです。
Re: 神々の戯れ〜神様、街へ行く ( No.12 )
日時: 2010/12/03 00:16
名前: とんこつ


「けっこう混んでるな」

ケーキ食べ放題の店に来た月夜兎と水神であったが、店内はだいぶ混雑していた。

「いらっしゃいませ。お客様は何名様でしょうか?」

若い女性の店員が応対に出てきた。

「二人です」

月夜兎はそれに答える。

「お二人様でしたらご案内出来ます。こちらです」

店員は月夜兎たちを空いている座席へと案内した。

「当店はバイキング形式となっております。制限時間は60分です。それではごゆっくりどうぞ」

一通りの説明をして、店員は去っていった。

「だってさ。……うおっ!何だそりゃ?」

店員の説明を馬鹿丁寧に聞いていた月夜兎が振り返ると、そこにはすでに皿から溢れんばかりにたくさんのケーキを載せて満面の笑みを浮かべる水神がいた。

「それ食うの?」

「当たり前じゃん!あっ、そうそう。月夜兎が好きそうなニンジンケーキってのがあったから取ってきたよ」

水神はそう言うとやっぱりケーキてんこもりな皿を月夜兎の席に置く。

「ちょっと待て。こんなに食えんぞ」

「少食だなぁ。じゃあいくつかもらってあげるよ」

月夜兎の皿から水神はケーキをいくつか取り、瞬く間に平らげてしまった。
別にガツガツ食べてるようには見えないのだが、水神の皿から怒涛の勢いでケーキが消えていく。

「おかわり、おかわり」

そしてあれだけあったはずのケーキたちは完全に跡形なく消え、おかわりに行ってしまった。

「……竜族だけで食べ放題の店でパーティーしたらどうなるんだろ?」

月夜兎はその光景を想像したが、とてつもなく恐ろしい光景が浮かび上がったので想像するのをやめた。
Re: 神々の戯れ〜神様、街へ行く〜 ( No.13 )
日時: 2010/12/03 01:00
名前: リオレイア

わお!やっぱり女の子はケーキに目が無い!
たくさんのケーキと引き換えにお腹に…

セルモス
「んあっ!はひふ?(訳→入る)」

いや…違うから…
Re: 神々の戯れ〜神様、街へ行く〜 ( No.14 )
日時: 2010/12/03 20:05
名前: S

こうしていると、店員も気付かない物だ
店中のケーキが食べ尽くされると、一体・・・w
Re: 神々の戯れ〜神様、街へ行く ( No.15 )
日時: 2010/12/04 00:43
名前: とんこつ

>リオレイアさん

女の子は甘いものには目がありませんから。

>Sさん

おそらく次回から入店お断わりです。
Re: 神々の戯れ〜神様、街へ行く ( No.16 )
日時: 2010/12/04 00:44
名前: とんこつ


「いらっしゃいませー。お二人様ですね?それでしたらこちらにどうぞ」

月夜兎がちびちびとケーキを噛っていると、新しい客が自分たちの隣の席(月夜兎からすると真後ろ)に通された。
しかしかなり体重が重い人が来たらしく、ズンズンと床が軽く揺れる。
力士でも来たか?
月夜兎はそう思ってさりげなく振り返った。

「ぶっ……!」

だが視界に入ってきたものを見て、危うく絶叫しそうになる。

「月夜兎〜、ジュースも取ってきたよ。って、ちょっと……」

ケーキを持って戻ってきた水神もその場に立ち尽くす。
彼らの視線の先には、なんとドラゴンがいたのだ。
月夜兎は辺りを見回すが、騒ぎらしい騒ぎは起こってない。

「どういうことだ水神?どうして騒ぎが起こらないんだ?」

月夜兎は水神に耳打ちする。

「わ、私に聞かれても。普通なら絶対にパニックが起こると思うんだけど……」

水神も分からないと首を傾げる。
ドラゴンという架空生物(人間からすればの話だが)が現れたとなったら、絶対にパニックになるはずだ。
警察が、いや、下手したら自衛隊が出動するだろう。
それぐらいの騒ぎになってもおかしくはないはずなのに、周りの人間たちは気にも留めていないという感じだ。

「もしかして何かの妖術で認識されないようにしてるとか?」

「う〜ん、どうだろう?……私聞いてみるね」

なんと水神は直接そのドラゴンに話し掛けに行ってしまった。

「あっ、バカ……!」

月夜兎も慌てて立ち上がって水神のことを阻止しようとしたが、水神がそれより先に話し掛けてしまった。

「スミマセン。ちょっとお伺いしたいことがあるんですけど」

「えっ?」

そのドラゴンは完全に面食らった様子だった。
Re: 神々の戯れ〜神様、街へ行く ( No.17 )
日時: 2010/12/04 09:07
名前: とんこつ


「あなたはドラゴンですよね?普通はその何と言いますか、こういうところにはいないはずじゃ……」

「うん、そうだけど。……あれ?どうして君は僕の存在を疑えるの?」

水神の問いかけに、ドラゴンは動揺し始めた。

「そいつはどういう意味だ?」

月夜兎が畳み掛けるように尋ねる。

「だって、この世界の神様に、人間が僕のことを見ても『ああ、ドラゴンか』で済むようにしてもらったんだよ。それなのに君たちは僕のことを……」

水神と月夜兎は顔を見合わせる。
人間たちが騒がない理由がこれで分かった。

「と言うか君たちこそ何なの?もしかして人間じゃないの?」

今度は逆にドラゴンが質問をしてきた。

「ああ、まあそういうことになる。一応私たちも神様みたいなものなんだ」

月夜兎は自分たちの正体を明かす。

「私はあなたと同じドラゴンだよ〜」

水神は嬉しそうに言うと、なんと元の竜の姿へと戻した。
ただ体のサイズは店を壊さないようにかなり抑えてではあるが。

「ちょっと待て。このドラゴンさんが言ってたやつはこのドラゴンさんだけに適用されてるはずだから、お前が元の姿になったら騒ぎに、……ならねぇなオイ」

何故か水神に対しても周りの人間たちは特に反応しなかった。
どうやらこのドラゴンさんの近くにいる者にも適用されるみたいだ。

「私の名前は水神。ここから遠い山奥に住んでるの。ねえ、お友達になろうよ」

「僕はセルモス。もちろんいいよ!」

二頭は早速意気投合したらしく、尻尾を振ってはしゃいでいた。

「えーっと、人間さん。ちょっといいかな?」

ハイテンションになっている二頭を尻目に、月夜兎はセルモスと同席していた人間の青年に話し掛けた。
Re: 神々の戯れ〜神様、街へ行く〜 ( No.18 )
日時: 2010/12/04 09:12
名前: won

うわっ…嫌な予感…
騒ぎにならなきゃいいけど…

やっぱりドラゴンはセルモス君でしたか^^
Re: 神々の戯れ〜神様、街へ行く〜 ( No.19 )
日時: 2010/12/04 11:05
名前: ロンギヌス

世界を変えちゃいましたねセルモス君・・

水神とは相性が良いようで。
(というか『水神』が本名なんですか?てっきり通称かと・・
Re: 神々の戯れ〜神様、街へ行く〜 ( No.20 )
日時: 2010/12/05 00:39
名前: リオレイア

おお!セルモスが!
ちなみに、彼は体色は青でお腹は肌色、ぷに竜さんです。詳細は絵版にイラストを書いて下さった方(!)がいらっしゃるのでそちらを……

さて、セルモス。月夜兎を食べ……違う!こっちじゃなまむぅ……(喜)
↑喰われた
Re: 神々の戯れ〜神様、街へ行く〜 ( No.21 )
日時: 2010/12/05 18:37
名前: S

勝手な思い込みだが、ツッコみ担当っぽい印象だから
月夜兎も飼い主(?)と仲良くなってもらいたいw
Re: 神々の戯れ〜神様、街へ行く ( No.22 )
日時: 2010/12/05 23:13
名前: とんこつ

>Wonさん

のほほんとした時間はまもなく終了ですw

>ロンギヌスさん

水神は名字みたいなもので、下の名前は水綺(ミズキ)です。
綺麗な水が由来です。

>リオレイアさん

月夜兎
「計画どおり。私ばっかり食われてたまるか」

>Sさん

多分こっちも馬が合うかと(でも月夜兎は腹黒だからなぁ……)。
Re: 神々の戯れ〜神様、街へ行く ( No.23 )
日時: 2010/12/05 23:14
名前: とんこつ


「――なるほど。よく分かったよ、長谷川くん」

月夜兎はその青年、長谷川省吾からセルモスとの関係を聞き出した。

「何というか、かなりインパクトのある“不思議な体験”をしたんだな」

「はい。まあでもセルモスのおかげでこっちの世界に戻れましたからね」

省吾は曇りのない笑顔を見せる。

「うん、さりげなく宣伝しておかないとな」

「何の話です?」

「いや、何でもないよ。ところでドラゴンであるセルモスくんとの暮らしはどうなんだい?やっぱりいろいろ苦労があるんじゃないのかな?」

月夜兎の質問を受けて、省吾はチラッとケーキを取りに行っているセルモスのことを見た。

「う〜ん、そんなことないですよ。なんだかセルモスって見た目は確かにドラゴンなんですけど、中身はホント人間っぽいんですよね。この世界に来てから短時間で順応しちゃいましたし。まあ強いて言えば、たまに俺のことを呑み込んじゃうことぐらいですかね」

「そこは大きなポイントだと思うんだけどな。まあ、いいか。実は私もよく水神に呑み込まれるんだよ。胃壁って意外に気持ちいいんだよなぁ。まあこれを言ったら絶対に水神は調子に乗って冗談抜きで毎日私のことを食べそうだからオフレコにしてね。いくら不死身っても私の体が保たないよ」

月夜兎は苦笑いをして省吾に念を押す。

「さりげなくすごい単語が聞こえたような気がするんですが……」

さすがは神様、と省吾は思った。

「それにしても両方とも遅いな。いつまでケーキを取りに行ってるんだ?」

「確かにそうですね」

「しかも厨房も何だか騒がしいな。嫌な予感がする。ちょっと見てくるか」

月夜兎と省吾は、二頭の様子を見に席から離れた。
Re: 神々の戯れ〜神様、街へ行く〜 ( No.24 )
日時: 2010/12/06 08:08
名前: リオレイア

あはは……確かにアイツなら厨房に押し掛けぐらいはするかも……

「ねぇ〜、もっとケーキ頂戴〜♪もうテーブルの無くなっちゃった♪♪」

とか言ってパテシエさん達を困らしてるのかな?
あ〜、セルモスのお腹で埋もれたい…絶対どんな高級布団もかなわない柔らかさだろうしな〜

セルモス
「聞いたよ〜♪僕のお腹に埋もれたいんだって〜?」

セルモス、違う。僕はお腹の上に寝そべりたいのであって、胃壁に埋もれ……んんぅ(喜)
Re: 神々の戯れ〜神様、街へ行く〜 ( No.25 )
日時: 2010/12/06 19:53
名前: ロンギヌス

むちゃくちゃ普通の名前・・長谷川。
2匹のドラゴンに囲まれて・・・さぞかし幸せだろうなあ〜♪(2つのぷに腹に押しつぶされたいですw
Re: 神々の戯れ〜神様、街へ行く〜 ( No.26 )
日時: 2010/12/06 19:55
名前: S

厨房にてどんな微笑ましい(謎)光景が・・・w
Re: 神々の戯れ〜神様、街へ行く〜 ( No.27 )
日時: 2010/12/06 22:14
名前: リオレイア

ロンギヌスさん
長谷川は自分がつけた名前です。拙作「不思議な体験」を読んでいただければ…
ちなみに長谷川の家の所在地、分かります?ヒントは関西です。
Re: 神々の戯れ〜神様、街へ行く ( No.28 )
日時: 2010/12/07 00:41
名前: とんこつ

>リオレイアさん

ちなみに所在地がどこか自分は分かりませんでしたorz

>ロンギヌスさん

まさに桃源郷ですな。

>Sさん

阿鼻叫喚、とだけ言っておきますw
Re: 神々の戯れ〜神様、街へ行く ( No.29 )
日時: 2010/12/07 00:43
名前: とんこつ


「艦長、じゃなくて店長!先ほど出したケーキ2ホールが消失(ロスト)しました!」

「何かの間違いじゃないのか!?」

「ああ!またケーキが3ホール、いや4ホール食われたぞ!」

「非番の店員を全員呼び出せ!非常事態宣言だ」

「店長ォ!スポンジケーキの在庫がもうありません!あと料理長が負傷(ケーキの作りすぎで腱鞘炎)し、戦線を離脱しました!」

「何ということだ……。近隣の系列店舗に支援要請をしろ!」

これは決して攻撃を受けた軍艦の艦内の様子ではない。
ケーキバイキングの店の厨房の様子である。

「ねえ、省吾くん。私さ、そっちを見たくないんだ。どうなってるかだけ教えてくれる?」

厨房を覗き込んでいる月夜兎の顔はもはや無表情になっていた。

「えっとですね、手短に言うとセルモスと水神さんがケーキを食べています。ただしホールごと。どうやら大食い競争しちゃってるみたいです。いやぁ、ケーキをホールごと丸呑みだなんてドラゴンじゃなきゃ出来ませんよねぇ」

省吾はもう笑うしかないといった感じであった。

「どうしましょうか、月夜兎さん?」

「なんとかやめさせないとな。君も協力してくれるよな?」

「そりゃもちろん協力しますよ」

月夜兎の申し出に、省吾は力強く頷く。
だが省吾は気付かなかった。
月夜兎が心の中でほくそ笑んだことを。

「グルル、負けるもんか」

セルモスは空っぽになった皿を静かに置き、水神のことを見据えた。

「それはこっちの台詞だよ。店員さ〜ん、ケーキまだ〜?」

一方の水神もセルモスのことを見つめかえし、皿をカチャカチャ鳴らしてケーキを催促する。

「おい、そこまでにしとけ」

そこに月夜兎が仲裁に入った。

「えー、まだ食べ足りないよ〜」

水神は頬を膨らませて不満を顕にする。

「まあそう言うなって。実はだな――」

月夜兎は何やら水神に耳打ちした。

「それホント!?やったー!」

水神は大喜びすると、セルモスの手を取った。

「今回の勝負は引き分けにしない?月夜兎がもっと美味しいものを食べさせてくれるんだって」

「引き分け?なんだかなぁ。でももっと美味しいものを食べさせてくれるのか。……それなら引き分けでいいや」

かくしてケーキバイキングの店は救われたのだった。
Re: 神々の戯れ〜神様、街へ行く〜 ( No.30 )
日時: 2010/12/07 02:28
名前: リオレイア

ははは………ドラゴンの食欲は凄いですからね…

セルモス「そうなの〜♪食べたり無〜い」

 アノ、ナンデボクヲミテイルノデスカ?

セルモス「戴きま〜す!!」

 やめれ〜……あぅ……(歓喜)
Re: 神々の戯れ〜神様、街へ行く〜 ( No.31 )
日時: 2010/12/07 07:46
名前: won

月夜兎腹黒発動しちゃったw
まあ、省吾さんはセルモス君に食べられてるので
たぶん水神さんも大丈夫でしょう
Re: 神々の戯れ〜神様、街へ行く〜 ( No.32 )
日時: 2010/12/07 20:12
名前: S

月夜兎の変わった発想だからこそ・・・w
次は何にしゃぶりつk(ry
Re: 神々の戯れ〜神様、街へ行く ( No.33 )
日時: 2010/12/08 01:06
名前: アル

水竜ちゃんとセルモス君を連れて、食べに行くなら大食いで賞金がでるとこが無難な気がする・・・!
・・・そー言えばその系のコンテストとか行けば・・・
腹黒兎さんの計画やいかに?!
Re: 神々の戯れ〜神様、街へ行く〜 ( No.34 )
日時: 2010/12/08 02:30
名前: ロンギヌス

見た目は白、中身は真っ黒!
その名も、月夜兎!!

長谷川の場所………関西…
降参です…(泣)どこですか?
Re: 神々の戯れ〜神様、街へ行く〜 ( No.35 )
日時: 2010/12/08 06:40
名前: リオレイア

長谷川の家は神戸市の北区、谷上にあります。
最初、列車に轢かれた駅はJR西日本の灘駅です。貨物の設定と新快速があるのはJR西日本と東海のみ、関西ですから西日本となります。
その中で、工業高校(二年でベルヌーイの定理は工業の電気科ぐらいしかならいません。そもそも、ベルヌーイの定理自体、普通高校では習わないのでは?)の最寄り駅で貨物駅に隣接、さらに長谷川の台詞から最近駅舎が建て替えられたのがわかり、新快速や快速が通過するのも分かります。また、線路配置から神戸〜京都の間の駅なこともわかり、この条件に合うのが灘駅だけ。
すると、セルモスとの出会い以後主人公が利用していた私鉄(学校から乗り換え駅まで)は阪急電鉄か阪神電鉄となります。発車時によろける程の加速、で阪神5500系『ジェットカー』だとわかり、電車で山登り、から新開地で神戸電鉄(神鉄)に乗り換えて居るのがわかります。ちなみに地下鉄は三ノ宮から新神戸まで神戸市営地下鉄、新神戸から谷上まで北神急行電鉄で、2駅で片道520円です。高い……
で、定期券が地下鉄経由より安いのは谷上までの定期券です。(阪神と神鉄は乗り継ぎ割引があるが、阪神と地下鉄には無い。さらに、新開地経由は阪神→神戸高速鉄道『阪神、阪急、山陽、神鉄の連絡鉄道、車両は保有せず、各社から乗り入れ。神鉄のみレール幅が違うため阪神、阪急、山陽のみ相互乗り入れを行う』→神鉄となるため、乗り継ぎ割引が二回適用される)因みに、谷上は神鉄と北神の接続駅で、利用客は神鉄中最大です。神鉄の中心駅鈴蘭台を差し置いて(笑)

さて、此処まで設定できた理由…
僕が鉄道ファンってのもありますが…
谷上に住んでるからです(爆)
さらに、主人公が通っている高校は自分が通っている高校『神戸市立科学技術高等学校』だったりします。僕も電気科二年で、当時ベルヌーイの定理という水力発電に関する定理に苦労してました。難のことはなく、ただたんにエネルギー保存の法則の応用なんですがね…

って気づけば1000文字も書いてる。
長文失礼しました。では!
Re: 神々の戯れ〜神様、街へ行く ( No.36 )
日時: 2010/12/08 21:12
名前: とんこつ

>リオレイア

くっ、ここは俺に任せろ!
俺が身代わりになる!

リオレイアさんは神戸にお住まいなんですね。
いつか行ってみたいと思ってる場所の一つです。
ちなみに自分は現在は東京(大田区)に住んでいるんですが、小6までは福岡にいました。
ですのでラーメンはとんこつ派であります。

>Won

腹黒タイムの始まりだ!

>S

う〜ん、ある意味月夜兎は変た(粛正されました)

>アル

おそらくこの世界のそういう催しをしている飲食店は戦々恐々でしょうね。

>ロンギヌス

犯人を(精神的にも肉体的にも)徹底的に追い詰めそうです。
Re: 神々の戯れ〜神様、街へ行く ( No.37 )
日時: 2010/12/08 21:16
名前: とんこつ


「へ〜、セルモスは違う世界にいたんだね」

「うん。まあどんな世界だったかはあんまり覚えてないんだけどね。それにしても省吾から『この世界には竜はいない』って聞いてたから、水神みたいな竜がいるって驚いたよ」

セルモスと水神が仲良くおしゃべりしているのを横目に見つつ、省吾は持っていたオレンジジュースを飲んだ。
ここは街から少し離れた場所にある大きな公園。
月夜兎は『ここで待っているように』と言って、どこかに行ってしまっている。

「月夜兎さん、どこまで行ったんでしょうね?」

省吾は水神に話し掛けてみた。

「さあ?でももう少しで帰ってくると思うよ〜」

水神はひょいと省吾のことを持ち上げる。

「あっ、言ったそばから帰ってきたよ。ほら」

省吾が水神が指差したほうを見ると、ドラム缶を載せた台車を押しながらこちらにやってくる月夜兎がいた。

「何を始めるんです?」

やってきた月夜兎に省吾が聞く。

「このドラム缶をこれで満たすんだよ。水神、引っ繰り返してくれ」

月夜兎はそう言うと、水神にドラム缶を引っ繰り返させた。
中から出てきたのは、異様なほど大量の紙パック入りの生クリーム。

「はあ」

不思議なことをするもんだな、と省吾は思った。
しかし相手は神様。
思考回路が違うのだろう、多分。
省吾は黙って月夜兎と一緒に紙パック入りの生クリームをドラム缶に注ぎ始めた。
徐々に真っ白な生クリームによって満たされていくドラム缶。
そしてドラム缶の七割を満たしたところで、月夜兎が止めた。
Re: 神々の戯れ〜神様、街へ行く〜 ( No.38 )
日時: 2010/12/08 22:12
名前: S

生クリームをドラム缶一杯に入れて、その後は・・・w

リオレイアさん>自分の場合は片道820円で、スクールバスが出てるから定期買えねぇ
あんまり私情を書くと、もしかすれば学校の友人に知られてしまうので、この辺りで・・・(謎
Re: 神々の戯れ〜神様、街へ行く〜 ( No.39 )
日時: 2010/12/08 22:46
名前: m.t spec

月のように体が白く、夜のように心が黒い月夜兎ww((ロンギヌスさんの真似をするなぁ
Re: 神々の戯れ〜神様、街へ行く〜 ( No.40 )
日時: 2010/12/08 22:57
名前: won

生クリーム…(うわあああ
この後どうなるかは捕食好きの皆なら分かりますねw
Re: 神々の戯れ〜神様、街へ行く〜 ( No.41 )
日時: 2010/12/08 23:40
名前: ロンギヌス

生クリー…嫌な予感。(良い予感w

皆さん都市にお住まいですか…。僕は愛媛県松山市在住の高1です。

あとどうでもいいですが、夜神月と月夜兎って似てますねw(名前も中身も
Re: 神々の戯れ〜神様、街へ行く〜 ( No.42 )
日時: 2010/12/09 00:10
名前: リオレイア

生クリーム……
さあ、飛び込みましょう!
うーむ…セルモスと水神様…どちらのお口に…悩む…
Re: 神々の戯れ〜神様、街へ行く ( No.43 )
日時: 2010/12/10 18:26
名前: とんこつ

>Sさん

お察しの通りです。

>m.t specさん

月見バーガーが名前の由来なのに、最近は何だかこっちのほうがしっくりきますねw

>Wonさん

多分想像どおりになるかと思います。

>ロンギヌスさん

嫌な予感と書いて『いいよかん』と読むんですね。

>リオレイアさん

多分向こう側から選んでくるかと。
Re: 神々の戯れ〜神様、街へ行く ( No.44 )
日時: 2010/12/10 18:36
名前: とんこつ


「あーあ、これ二度目だけどやっぱり嫌だなぁ」

月夜兎はぶつぶつ不満を言いながら服を脱ぎ始める。
それを見た省吾はびっくりして慌ててそれを止めようとした。

「何してるんですか?猥褻罪で捕まっちゃいますよ」

「おいおい、兎が素っ裸で何が悪い?」

こちらを振り向いた月夜兎を見て再び省吾は驚いた。
そこには先ほどまでの人間姿の月夜兎はおらず、自分の身の丈ほどはあろうかという巨大な兎がいたからだ。

「さて、入りますかね」

月夜兎はピョンと跳躍して、ドラム缶へと飛び込んだ。

「フフ、やっぱり美味しそうだな、月夜兎は」

「うわぁ、これは確かに食欲をそそられる……」

二頭の竜は舌なめずりする。
その口から少しヨダレが垂れているところを見ると、二頭からすればよほど美味しそうに見えているらしい。
ここで省吾はようやく月夜兎の考えを理解した。
あの場を切り抜けるために月夜兎さんは自分の身を犠牲にすることを選んだんだ。
省吾は月夜兎の心意気に感銘を受けた。
しかしそれは次の瞬間には崩れ去ることになる。

「おい、何をぼさっとしてるんだ」

月夜兎が省吾の胸ぐらを掴み、そのままドラム缶に引きずり込んだのだ。
突然のことだったうえに、月夜兎の力が予想外に強かったので省吾は為す術もなく生クリーム漬けになってしまった。

「何をするんですか!」

省吾は抗議の声を上げる。

「だってケーキバイキングのお店で、君は止めるのを手伝ってくれることに同意してくれたじゃない」

月夜兎は真っ赤な目を妖しく輝かせながら、ニヤリと笑う。

「あっ……!で、でも――」

「神様との約束を破るのはいかんなぁ。無駄な抵抗は止すことだね。あの時言霊使ったから、君の運命は私の手中にあるも同然だよ。まあ、これからはこのお二人さんに委ねられるけどね」

言われてみると確かに先ほどから脱出を試みているのに体が上手く動いていてくれないことを省吾は自覚した。
Re: 神々の戯れ〜神様、街へ行く〜 ( No.45 )
日時: 2010/12/10 20:21
名前: S

自分が具材になるなんて、やっぱ月夜兎さんの発想力はテラカオティックw
Re: 神々の戯れ〜神様、街へ行く〜 ( No.46 )
日時: 2010/12/12 13:58
名前: リオレイア

月夜兎さん・・・被食に目覚めたんですなぁ
さて、セルモスは消化せずに食べれますが・・・水神さまは・・・長谷川だと危ないのでは・・・
いずれにしても二人が羨ましいのには変わりないですがね!
Re: 神々の戯れ〜神様、街へ行く ( No.47 )
日時: 2010/12/12 17:13
名前: とんこつ

>Sさん

言われてみると確かにカオスな思考回路してますよねw


>リオレイアさん

目覚めたっぽいですねw
水神はほとんど調節できませんから、確かに人間である長谷川くんには危険です。
……まあネタバレすると長谷川くんは水神の餌食になりますがね。


なんとか今日中に完結させたいと思います。
て言うかこれもうSSの長さじゃねぇなorz
Re: 神々の戯れ〜神様、街へ行く ( No.48 )
日時: 2010/12/12 17:14
名前: とんこつ

そんな省吾のことを水神がひょいと抱き上げる。

「怖がらなくても大丈夫だよ。優しく味わってあげるからね」

水神の舌が優しく省吾に巻き付き、そのまま口内に収められた。
一方の月夜兎もセルモスにまさに食べられようとしていた。

「エヘヘ、生クリームたっぷりのマシュマロみたいで美味しそう」

「噛まないでね。噛み砕かれたらグロテスクなことになるから。それ以外なら何やってもいいよ」

そんなやりとりをした後、月夜兎もセルモスの口の中に収められた。
二頭は一人と一匹のことを舐め回し始めた。
生クリームはあっという間に舐め取られるが、尚も二頭が舐めるのをやめようとしない。
水神に舐められている省吾は、水神の容赦ない責め苦に何度も気を失いそうになった。
いかにセルモスが自分のことを優しく舐めてくれているのかを省吾は痛感した。

「はあ、はあ……。止まった?」

不意に水神の舌が止まる。
なんとなく省吾には次に何が起こるのか分かった。
そして予想どおり、急に口内が傾いた。
水神が頭を上げて、呑み込む体勢に入ったのだ。

「んぐっ、ごちそうさま」

そして省吾は何の抵抗も出来ないまま丸呑みにされてしまった。
食道をもみくちゃにされながら通過し、胃の中に到達する。

「むにゅむにゅしてて気持ちいい。これは胃壁、か」

セルモスの胃壁と同様に、とても柔らかくて心地よいものだった。
散々水神になぶられて疲れ果てていた省吾はそのまま仰向けに倒れこむ。

『省吾くんも呑み込まれたか。私も今はセルモスくんの腹の中さ。いやぁ、セルモスくんは優しい食べ方をしてくれるんだね。気持ち良いとさえ思ったよ。そっちは地獄だったんじゃない?』

月夜兎の声が省吾の頭のなかに直接聞こえてきた。

「相当ハードでしたよ」

『やっぱりね。水神にセルモスくんの優しい食べ方を習わせたいよ。あっ、そうそう。水神の胃液には触れないようにしてくれ。メチャクチャ強力で何でも一瞬で溶かしちゃうから。じゃ、そういうことで』

「えっ……」

省吾は慌てて起き上がった。
暗くてよく見えないが、何か液体っぽいものがどんどんこちらに迫ってきている気がした。

「水神さん!出してください!」

省吾は柔らかい胃壁を必死で叩いて懇願した。
Re: 神々の戯れ〜神様、街へ行く〜 ( No.49 )
日時: 2010/12/12 18:07
名前: ロンギヌス

えーっ!…ケーキ屋で殺人事件はまs…

果たして水神は出してくれるのか…!?
Re: 神々の戯れ〜神様、街へ行く〜 ( No.50 )
日時: 2010/12/12 18:50
名前: S

じゃ、そういうことで・・・ってオイw
その後はいかにw
Re: 神々の戯れ〜神様、街へ行く〜 ( No.51 )
日時: 2010/12/12 18:52
名前: リオレイア

ちょ!水神さま!
理由の無い殺生はしないんじゃ!?
あ、でも僕はとろとろに溶かして欲しいですww
Re: 神々の戯れ〜神様、街へ行く ( No.52 )
日時: 2010/12/13 07:19
名前: たぐとも

いいなぁ・・・クリームまみれになって食べられるなんて。

水神様とセルモスくんに食べてもらいたくなりますね・∀・)
Re: 神々の戯れ〜神様、街へ行く〜 ( No.53 )
日時: 2010/12/13 07:58
名前: won

ありゃ
やっぱり水神さんは胃液を止められないのかな
物語的にはこのまま吐き出すか
胃液を止めるか
溶かしちゃって蘇生するかですよね
Re: 神々の戯れ〜神様、街へ行く ( No.54 )
日時: 2010/12/13 23:43
名前: とんこつ

>ロンギヌスさん

もし胃液で溶かしちゃったら完全犯罪になっちゃいますねw

>Sさん

月夜兎は自分が不死身だからこんな態度なんだと思います。

>リオレイアさん

天然というのは時に非常に厄介なものになります。

>たぐともさん

こちらから二頭の口の中にヘッドスライディングしたいぐらいですよね。

>Wonさん

水神は『待て』が出来ないんです。
Re: 神々の戯れ〜神様、街へ行く ( No.55 )
日時: 2010/12/13 23:45
名前: とんこつ


「ちゃんと吐き出してやったみたいだな」

月夜兎は外からの気配を感じ取り、そう呟いた。

「あー、それにしてももう最高だ」

月夜兎はセルモスの柔らかい胃壁を堪能していた。
水神と違ってセルモスはある程度胃液の分泌を調節出来るらしく、おかげでたっぷりと胃壁の感触を楽しめた

「あの〜、月夜兎さん。そろそろ我慢が出来ないかも」

上の方からセルモスの声が聞こえてきた。

「そうか、分かった。楽しい時間をありがとな」

「どういたしまして。月夜兎さんも美味しかったよ〜♪」

セルモスは上機嫌そうに言うと、月夜兎のことを吐き出してやった。
吐き出された先は噴水で、頭から着水する。

「ぶほぁ……!ふう、無事生還、と。セルモスくんと水神、もうこれで満足したよな?」

月夜兎は二頭の竜に聞いた。

「もちろん♪」

とセルモスは月夜兎に頬擦りする。

「満足したよ。人間ケーキ美味しかったなぁ」

と水神はさりげなく物騒すぎることを言う。

「私もあの心地よい胃壁を心行くまで堪能出来たし。良い事ずくめだったな」

「自分だけ大損だったような気がするんですけど……」

噴水の脇で憔悴しきっていた省吾がボソッと若干忌々しそうに呟く。

「ゴメン、ゴメン。お詫びはこれで勘弁して」

月夜兎はそう言って、省吾の手のひらに何やら文字を書いた。
するとそれは一瞬光り、消えてしまった。

「何をしたんですか?」

「ナイショ。じゃあ水神、次行こうか」

「うん。じゃあセルモスくん、そのアドレスにメール送ってね。待ってるから」

「分かった。また会えるといいね。バイバイ〜♪」

月夜兎と水神はセルモスと省吾に別れを告げ、その場から立ち去った。

「ねえねえ、省吾くんに何したの?」

公園を出たところで水神が月夜兎に聞いた。

「ん?ああ、あれか。あれは省吾くんが命の危機に陥ったときに私にそれが伝わるようにしたんだ」

「つまり何かあったら助けてあげるってこと?」

「そういうこと。私って優しいだろ」

月夜兎は自信満々にそう言うが、セルモスが近くにいるんだからそんな機会は皆無なんじゃないかと水神は思った。

「……腹黒」

「えっ、何か言った?まあいいか。次はどこ行きたい?」

「月夜兎に任せるよ〜」

神様たちは上機嫌に街の散策を続けるのだった。

お し ま い
Re: 神々の戯れ〜神様、街へ行く〜 ( No.56 )
日時: 2010/12/14 05:26
名前: リオレイア

まあ…後でセルモスに食べてもらいな、省吾
Re: 神々の戯れ〜神様、街へ行く〜 ( No.57 )
日時: 2010/12/14 12:34
名前: 醒龍

執筆及び投稿、お疲れさまでしたッ
生活感溢れる内容でありながら、お笑い要素がいい感じに出てて、思わずクスッとしてしまうような場面もあり、楽しませていただきましたー

キャラもかなり作りこまれていて、月夜兎さんの思慮深い性格もさすが神様(褒め言葉です)と思いました
Re: 神々の戯れ〜神様、街へ行く〜 ( No.58 )
日時: 2010/12/14 17:33
名前: won

お疲れ様^^
質問いっぱいあります;
一部でもいいので教えてください
Q1水神さんと月夜兎さんは来年で何歳ですか?
Q2どこに住んでますか?
Q3水神さんは溶かしたものを蘇生できますか?
Q4水神さんと月夜兎さんの好物は?
Q5確認ですが、月夜兎って(つきようさぎ)って読むんですか?
ざっとこんな感じです
いっぱいあってすみません…;
答えられるものだけ答えてくれると嬉しいです^^:
Re: 神々の戯れ〜神様、街へ行く〜 ( No.59 )
日時: 2010/12/14 19:43
名前: S

アドレスやメールなんて水神さんはまるで心まで人間のよう・・・w
Re: 神々の戯れ〜神様、街へ行く ( No.60 )
日時: 2010/12/14 23:25
名前: とんこつ

>リオレイアさん

省吾くんしか貧乏くじを引く人がいなかったので……。
優しいセルモスくんにバトンタッチということで。

>醒龍さん

そう言ってもらうと作者冥利に尽きます。
今後ともよろしくお願いします。

>Wonさん

次の投稿でまとめてお答えします。

>Sさん

月夜兎と水神は、昔から存在する神様たちから『近頃の若者たちは……』と眉をひそめられている世代ですね。
Re: 神々の戯れ〜神様、街へ行く ( No.61 )
日時: 2010/12/14 23:28
名前: とんこつ

月夜兎
「Wonさんから質問キター!のでお答えしていきたいと思います」

水神
「Q1は年齢についてか。私も月夜兎も生まれたのは江戸幕府が成立した頃っていう漠然とした時期しか覚えてないんだよね。だから400歳前後かな」

月夜兎
「女の子なのに何の恥じらいもなく年齢暴露しちゃったよ……。Q2は住んでる場所か。九州のどっかの山奥だ」

水神
「じゃあ何で方言で話してないのか、なんて気にしたらダメだよ〜」

月夜兎
「Q3は水神宛てだな。どうなの、実際?」

水神
「無理だよ。だから遠慮なく食べられるのは月夜兎ぐらい。省吾くんには手加減したつもりだったんだけど、駄目だったね」

月夜兎
「まあ仮に水神が誰かを溶かして殺しちまっても、私が三途の川に先回りして舟を片っ端から舟を沈めて、立ち往生したその不幸な犠牲者の魂を連れ戻してやるから安心しろ。地○少女でも死神でもかかってこいってんだ」

水神
「月夜兎ってホント怖いもの知らずだ……。Q4は好きな食物についてだね。私は甘いものなら何でも。あと人間と月夜兎もいいね。あっ、言っとくけど噛み砕かずに舐めるだけだからね。血なまぐさいの嫌いだし……」

月夜兎
「私はニンジン。調理したのもよいが、やはり生が一番だと思う。あとQ5なんだが、私の名前の読みは『ツキヨト』なんだ。紛らわしくてすまないな」

水神
「こんな感じでいいのかな?また何かあったら質問どうぞ〜。とんこつはこういうのに答えるのが好きだからさ」
Re: 神々の戯れ〜神様、街へ行く ( No.62 )
日時: 2010/12/14 23:41
名前: とんこつ

■あとがき

月夜兎
「毎度お馴染みあとがきタイムです」

水神
「今回セルモスくんと省吾くんを貸してくださったリオレイアさんにこの場を借りて改めてお礼を申し上げます」

月夜兎
「まあ今回はとんこつにしては頑張ったほうなんじゃない」

水神
「唯一の心残りは捕食シーンが少なかったことだってさ」

月夜兎
「確かにそれはあるな」

水神
「あとしばらくとんこつはROM専になるって」

月夜兎
「そりゃそうだろ。ここんとこ馬鹿みたいに続けて投稿してたからな。ちったぁ貝になったほうがいいだろ。つーかROM専ってこの使い方で間違ってないかな?」

水神
「知〜らない。とんこつはいつまでおとなしくしてるつもりだろうね?」

月夜兎
「それこそ知らん。……まあ今日はこの辺りにしておくか」

水神
「そうだね」

月夜兎&水神
「じゃ、そういうことで」
Re: 神々の戯れ〜神様、街へ行く〜 ( No.63 )
日時: 2010/12/15 16:31
名前: won

質問ありがとうございます^^
「つきよと」って読むんですね
漢字読み間違えててすみません;

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