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夏のある日
日時: 2009/07/01 19:30
名前:

夏のある日、一匹のドラゴンが居ました。


※こんな感じですか?
初めてなので自信がありませんので、
短いですけど投稿します。

Page: 1 |

Re: 夏のある日 ( No.1 )
日時: 2009/07/01 20:39
名前:

ある夏の暑い日、一匹のドラゴンが森に居た。

「う〜、なんでこんなに暑いんですかぁ〜」

と、そのドラゴンは言った。

「少し川で水浴びでもするですか」

ドラゴンはゆっくりと立ち上がり、川の方へ向かった。

そのドラゴンの名前は「アレイ」
昔森の奥深くの山から降りてきた一匹のドラゴンである。
歳は12で、まだまだ子供のドラゴンである。

「やっぱり水浴びは気持ちいいです♪」

アレイは水を浴びながら言った。

「何か甘いものが食べたくなってきたです」

ピタリと水浴びをやめ、街のほうを向いた。

「あんまり気が向かないですが、人の姿になるですか」

そう言うと、アレイの体は光に包まれ、
光が消えたころには竜人の姿になったアレイが居た

「尻尾と翼は仕方ないです」

アレイは街へ向かった。

「人の姿ってこんなにも動き辛いものですか」

一人愚痴をこぼすと、喫茶店へ入った。

「いらっしゃいませ」

店へ入ると店員の声が聞こえる。
アレイは奥の席へ座った。

「ご注文は何ですか?」
「アイスコーヒーとショートケーキで」

注文を受け取った店員は店内の奥へと入っていった

「それにしても涼しいです」

店内を見回しながらアレイは言った。
しばらく待つと店員が、

「お待たせしました」

といってアイスコーヒーとショートケーキを
運んできた。

「甘くておいしいです♪」

ショートケーキを食べながら、
アレイは言った。

「ありがとうございました」

食べ終わったアレイは、森へまた戻った。
森に戻ったアレイは、また光を発し、
ドラゴンへ戻った。

「むぅ、ここ最近気を吸ってないから、
変身のキレが悪いです。
何かありませんかねぇ・・・」

辺りを見回すと、一人の少女が居た。
こちらをまっすぐ見て、動こうとしない。

「何見てるですか?」

アレイが話しかけると少女は、

「あの、私を・・・食べてくれませんか?」
「え?え?冗談ですか?本気ですか!?」

アレイが戸惑いながら少女に聞くと、

「私、よくいじめられるから、それを忘れようと思って・・・」

少女が言った。
アレイは、
(むぅ、この少女からは負の気が感じられるです)
と、思いながら、

「本当に食べていいですか?」

と少女に聞く。

「いいよ・・・あの、消化しない?」
「僕は消化とか、野蛮なことはしませんです。
でも、君の負の気を消化するです」

アレイは少女に言った。

「なら・・・私を食べて?」
「・・・じゃあ、頂きます・・・」

アレイは優しく少女を尻尾で持ち上げ、
口元へ寄せた。

「じゃあ、いきますよ?」
「・・・どうぞ」

アレイはもう一度聞くと、
口を大きく開け、少女を口の中へ入れていった。
そして、口の中へ少女が入ったのを感じると、
口をゆっくり閉じた。

「竜さんの口の中・・・暖かい・・・」

少女は舌に触りながら言う。
アレイは、少女の放った言葉を聞きながら、
少女を喉元へ押しやっていく。

「きゃっ・・・」

少女の悲鳴が聞こえたが、
アレイは仕方が無いという風で、

 ゴクン!

ついに少女を飲み込んでしまった。
アレイは飲み込んだのを感じると、
お腹のほうへ手をやった。

「んん・・・」

少女のくぐもった声がアレイには、
はっきりと聞こえた。

「きゃあっ!」

少女は、少し狭い空洞へ落ちた。
そう、胃だ。

「・・・」

アレイは、少女が胃に居るのを感じ取ると、
ゆっくりお腹を揉み始めた。

「きゃあっ、何?」

少女は突然動き出した胃壁をじっと見ている。
そして、胃壁から胃液とは違う体液が出始めた。

「・・・怖い」

少女はそれに恐怖感を持ちながら、
じっと見ている。
そして、少女の背丈ぐらいまで
体液が溜まると、
徐々に少女が崩れ落ちていった。
少女は気絶してしまった。
そして、少女から黒い霧のようなものが
出始め、それが胃壁に吸収されていった。

「あぁ、うぅ」

アレイは喜びと嬉しさ感じ、
声を上げた。
そして、少女の体から出る
黒い霧は徐々に少なくなり、
最後には全くでなくなった。

「ご馳走様です」

アレイはそう言うと、少女を吐き出そうとし始めた
胃壁をうまく使い、喉へ押し上げていく。
少女の体は、口内へ戻された。
そして、口内へ戻ったのをアレイは感じると、
手の上に少女を吐き出した。
少女は気絶したままだったが、その顔は
どこか嬉しそうだった。

「また、いじめられたら食べてあげるです。
今度からは遠慮しずに来てください」

アレイはそう告げると、森の奥へ帰っていった。
少女には、それが聞こえていたのだろうか・・・

The End・・・

※グダグダだと長くなってしまいましたが、
これで一話は終わりです。
後、もう少し続けようかと・・・







Re: 夏のある日 ( No.2 )
日時: 2009/07/01 21:44
名前: 名無しのゴンベエ

ヘルカイトさんと設定が似てますね…。
Re: 夏のある日 ( No.3 )
日時: 2009/07/02 19:18
名前: ケイル

川で水浴びするドラゴンの姿があり、
かたや冷房の効いた喫茶店で涼むシッポの子がいたりと、
なかなかナンデモアリな世界のようですねw
ドラゴンの方は女の子でしょうか?
胃液以外も出せる設定っていいなぁw

まだ続くとのことですが、1話終了ということで、保管させていただいても大丈夫でしょうか?
Re: 夏のある日 ( No.4 )
日時: 2009/07/03 15:27
名前:

大丈夫ですよ。
Re: 夏のある日 ( No.5 )
日時: 2009/07/04 21:47
名前:

※二話目です。

アレイが少女と出会ってから、二週間が経った。
あれ以来、少女が来ることは無くなった。

「あの子、どうしたんですかね〜」

アレイは森で寝そべりながら、一人小言を言った。

「・・・少し街の方へ行ってみるですか」

アレイは、また竜人の姿になって、街へ向かった。
街は、いつもと同じように騒がしい。

「あの子の家はどこでしょうかねぇ」

アレイがきょろきょろしながら一人言うと、
喫茶店のほうに目を向けた。

「あっ!」

アレイが見た先にいたのは、あの少女だった。
どこか綺麗な格好をして、喫茶店の中にいた。
アレイは、喫茶店のほうへ向かった。
そして、喫茶店の側まで来ると、歩くのを止め、
少女の方へ注目した。
アレイは、見た目は人でも、聴力、視力が
竜のときと同じのため、
壁一枚向こうの会話も聞き取れるのであった。

「さて、少し覗いてみるですか」

アレイは喫茶店の壁に寄りかかり、中の様子を伺った。
もう一人誰か居るようだった。

「ねえ、私と別れてくれない?」
「おい、何だよその言い草は!」
「私、ほかに好きな人ができたの」
「誰だ!そいつの名前を言ってみろ!」

口論になっているようだった。
そしてその会話も全てアレイに聞こえていたのだった。

「名前は知らないけど・・・その人は・・・」
「そいつは!?そいつはどんな奴なんだ!」
「竜よ」
「・・・は!?」
「私は竜に恋をしたの」
「っ!お前正気か!?竜に恋をするなんて!」

アレイはこの会話を聞いて、少し嬉しくなっていた。
なぜなら今まで誰にも好かれたことの無い自分が、
初めて愛されたからだ。

「だからあなたとは別れるは」

そういうと彼女は席から立ち上がり、
喫茶店から出てきた。
アレイと彼女がすれ違うとき、アレイは、

「ありがとう」

と誰にも聞こえないくらい小さな声で言ったのだった。

そして、その後数時間後、アレイが森に戻り、
また寝そべっていると、彼女がやってきた。

「また来たですか」
「・・・うん」
「今日、彼と別れてきたの」

彼女がアレイに近づきながら言った。
そして、アレイは彼女を尻尾で優しく包み込んだ。

「その事、僕はみんな知ってるです」
「え?」
「僕、君とその人が話しているところ、見てたです」

アレイは、少女の顔を舐めながら言った。

「竜さんには何でもお見通しなのね」

少女は笑いながら、アレイを撫でた。
そして、数時間アレイと話し続けた。
楽しいこと、悲しいこと、
みんな彼女は話した。
そして、日が暮れる頃、

「また今度も来て下さいね♪」
「うん!」

と言ってアレイは少女と別れた。
この先悲しい運命は待ち受けているのを知らずに。

NextStep・・・

※第二話です、はい。今回は捕食表現は無いですが
次回は少しきつめ・・・なのかな?









Re: 夏のある日 ( No.6 )
日時: 2009/07/05 13:11
名前: ケイル

彼氏涙目ww
まぁでも女の子の方にも、何やら人に理解してもらえないような気持ちがあったようですね

まだ色々と続きそうなので、掲載の方は一段落ついてからにしますね
Re: 夏のある日 ( No.7 )
日時: 2009/07/10 16:34
名前:

※最終話です。

少女との付き合いが始まって三ヶ月経った。
少女は毎日アレイのところに来るようになった。
アレイもまた、彼女に会うのを楽しみにしていた。
だが、そんなことも長く続かなかった。
なぜなら、少女とアレイが居るところを、
少女の元彼氏に見つかってしまったからだ。
噂は瞬く間に広がった。
そして、いつものように少女とアレイが一緒に居る
森に、街の男達がたくさんやってきた。
アレイは、その気配をすぐに察知した。

「・・・何だか騒がしいです」
「え?どうしたの?」
「街の人たちがたくさんこの森にやってきてるです」
「え!?何で!?私あの人以外には何も話してないよ?」
「おそらく、たまたま街の人たちが見かけたのでしょう」
「だからそれを確かめようとしてたくさん人が来たに違いないと思いますです」
「・・・私皆のところに行ってくる!」
「あっ!待つです!」

少女はアレイの制止も聞かずに駆け出していった。
そして、少女が街の人たちのところに来ると、

「待って!皆!」

と大きな声を出して街の人たちの行く手を遮った。

「どうしたんだ?この森には竜が居るんだぞ?」
「誰から聞いたのよそんな話!」
「お前の『元』彼氏からだ」

少女は返す言葉を失った。

「お前、竜と恋愛してるんだって?馬鹿馬鹿しい」

そして、街の者達が再び歩き出そうとすると、
森の奥から竜、アレイがやってきた。

「こっ!こいつだ!こいつがあの竜だ!」

一人が叫ぶと、街の者達の視線も一気にアレイに向かった。
アレイはまったく動じなかった。

「竜さん!」

少女がアレイに駆け寄ると、アレイは少女の顔を
一舐めしたあと、街のもの達を睨んだ。

「やっ・・・やっちまえ!」

街の者の一人が叫んだと同時に、
街の者達がアレイに向かって突撃してきた。
アレイは、素早く街の者達を尻尾でなぎ払うと、
少女を口にくわえた。
そして、アレイは少女を口の中に収めた。

「きっ・・・貴様!」

男の一人がアレイに突撃した。
アレイは、そのまま少女を飲み込んだ。

ゴクン・・・

辺りに不気味な音が響いた。
男達の顔が一気に青くなった。

「この竜、あの子を喰いやがった!」

男が叫ぶやいなや、全員アレイに向かってきた。
アレイは、そのまま翼で羽ばたき、上空へ飛んで行った。
男達は、その様子を黙って見ていた。
そして、アレイは遥か西へ向かった。
少女と二人きりで暮らすために、
遥か遠い西の国へ向かった。
少女は、アレイの胃の中で静かに眠っていた。
アレイもまた、幸せそうに西の彼方へ飛び去っていった。


TheEND・・・

※最終話が終わりました。
なんか恋愛ものになってるものは気にしないw
また時間があれば書こうと思っています。
ではまた!










Re: 夏のある日 ( No.8 )
日時: 2009/07/11 20:48
名前: ケイル

投稿お疲れ様でしたw
人間の男が再び現れる的な展開で、美女と野獣なんかを思い出して、
これはアレイくんバッドエンドか…?とか思っちゃいましたが、
無事にハッピーエンドになったようで一安心ですw

保管の方は、コメント含め全文保管させていただきます。
もし削りたい部分がありましたら言ってくださいませー
Re: 夏のある日 ( No.9 )
日時: 2010/12/14 09:22
名前: 醒龍

執筆、お疲れさまでした!
あどけない少女と、またどこか抜けているようでありながら最終話の行動力が素敵なアレイさんのテンポいい会話が好みでしたはい

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