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金のなる木
日時: 2011/01/05 14:17
名前: ロンギヌス

やっぱり2作同時に書いてないと気が落ち着かない・・(病気
というわけで新作です。

今回、『ロンギヌス』は登場しません。というか全く別世界でのお話です。(パラレルワールドw

主要登場キャラクター↓

・ラティオス(設定上今回の主役)
・カイオーガ
・マニューラ
・ボーマンダ

・ガイアメモリ(キャラじゃないw)
・人間

特別にレムリアも出そうかなと思っていたのですが、『夢幻と無限』もあってややこしいので止めました。

舞台はガイアメモリ製造工場。それではお楽しみください。(楽しめればw
メンテ

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Re: 金のなる木 ( No.1 )
日時: 2011/01/05 15:43
名前: ロンギヌス


ラティ「ここですか・・・なんと大きい。」

ラティオス率いる4人組は、巨大で重厚な工場の門前に立っていた。地球温暖化とやらもおかまい無しに排煙は上がり、いかにもな金属の擦れ合う音も響いている。

マニュ「それで・・・こんなボロ小屋にいいもんあんの?」

ラティ「ありますとも。一つ150万はするようなお宝が・・たっぷりと。」

彼らは盗賊だった。世界中を渡り歩き、高額なものしか狙わない、かなりの実力派だ。そのためポケモンからも人間からも指名手配が跡を絶たず、今も全員合わせて3億以上の懸賞金が掛かっている。

カイ「僕きょう眠いから休んでていい〜?ふぁー・・」

何でも呑み込めそうなあくび。これでも懸賞額の半分は彼だ。

ボーマ「だめにきまってんだろうが・・本当に上手くやれば4億はいくぜ今回は。」

カイ「は〜い・・」

意外と素直に受け入れたようで、パクンと閉口するカイオーガ。反対にボーマンダはかなりやる気のようで、フーフーと荒い鼻息をあげていた。

ラティ「それでは行きますか。もちろん裏口・・いやここの場合は西口の方が入りやすそうですね。」

カイ「へぇ〜・・根拠は?」

ラティ「下見で調べたら西はカメラもほとんどないですし、何より警備員のルートとちょっとだけ外れてるんです。」

カイ「あはは♪ここの警備員さん抜けてるね。」

ラティ「フフ・・感謝しときましょうか。」






その後に二分も経たないうちに・・

彼らは正門とは大違いのしらけた西口を目前にしていた。余りに簡素な造りゆえ、不安も走る。

マニュ「ところでそのお宝ってなに?」

ラティ「『ガイアメモリ』ですよ・・聞いた事あるでしょう?」

マニュ「も、もしかしてここってその生産工場なの?」

ガイアメモリ・・・それは人間が開発した世界が欲する商品・・。ごく僅かなセールスマンによって、大金を支払う欲深い民間人に届けられるという・・

その力たるや尋常ではなく、暴力団から政治家まで、数々の人間がそれを使って支配力を高めていったという話も多い。

ボーマ「腐った世を象徴するアイテムだな・・wそれを盗もうとしている俺らもだが・・」

ラティ「人がやる事ですから・・まあ話しててもしょうがないんで入りましょうか。十分警戒して下さいね。」

四人は歩を進め、錆びた扉をゆっくりと開けた。

メンテ
Re: 金のなる木 ( No.2 )
日時: 2011/01/05 20:35
名前: ロンギヌス

無音で開くると、中は埃の舞う廃工場のようだった。とても現在も使われているとは考えられない・・

「ラティオス、あんた間違えたんじゃない?どうみたってここは・・」

「どうみたってメモリ工場ですよ。証拠にほら、見てください。」

ラティオスはニヤリと道脇を指す・・・失敗作のメモリが、ボロボロになって落ちていた。マニューラはそれを拾い上げようとしたが、カイオーガが素早く舌を巻き付けた。

「だめだよ?迂闊にさわっちゃ。」

「むぐ・・ぅ・・ぅぅ・・」

「兄さん、そろそろ走りますよ?あそこに監視カメラがありますから、その下を走り抜けて一気にメモリ保管室を探してください。」

「おい・・あれ壊したらだめなのか?」

「壊すとカメラの監視員が怪しんですぐに報告するに決まってます。時間短縮が一番ですよ。」

「分かった・・。」

ボーマンダも理論的な回答には逆らえず、おとなしく走る準備を構えた。



「いち・・・にの・・・さん!」

全員フルスピードでカメラの前を走り抜けた。最後尾でボーマンダが通過したものの、警報などは一切鳴らなかった。


しばらく進むと古い階段があり、一行はそれを急いで駆け下りた。すると・・・
メンテ
Re: 金のなる木 ( No.3 )
日時: 2011/01/05 22:02
名前: 闇銀

なるほど・・これまた面白くなりそう・・w
にしても カイオーガ君とラティオスさんの性格が
全く変わっていないw(確か違う世界・・でしたよね・・?
まさにパラレル・・w
メンテ
Re: 金のなる木 ( No.4 )
日時: 2011/01/05 22:39
名前: リオレイア

むー…
メモリって電子部品の塊では?
ならば生産には…
・塵一つ無い清潔な場所
・不純物の混じってない大量の水
・原料のシリコンや内部配線用の金やプラチナ
・一台数百億する精密工作機械
が必要です。
実際、三洋電機に勤めていた先生によると…
どーしても不良品が出来るから原因を調べて見れば…
エアーシャワーによる吹き飛ばしが不十分で数mgのチリが紛れ込んでいたのが原因だったとか…
それぐらい電子部品ってデリケートなんですね〜
PCに使われるMOSFETなんかは触っただけでも静電気で壊れますし…
↑実際、買ってきたFETを触ったら壊れました。
メンテ
Re: 金のなる木 ( No.5 )
日時: 2011/01/05 23:28
名前: ロンギヌス

>闇銀様
ハハ…まあそこが変わったら僕の世界観は崩壊すr(殴

>リオレイア様
大丈夫、それは続きを読めば分かります。
流石に埃部屋でメモリはつくらn…(ネタバレ

あと…ある程度は見逃して頂けたら嬉しいです。(言い出したらストーリー進まない程突っ込む点はあるので…
メンテ
Re: 金のなる木 ( No.6 )
日時: 2011/01/06 14:40
名前: ロンギヌス

「な、なんですか・・これは・・」

ラティオス・・いや、階段を下りた全員が見たもの・・それは上とは大違いの近未来的な設備だった。ボロ階段を挟んだとは思えない光景に、全員がポカンと口を開けた。

「へへ・・流石は裏社会の大手企業だぜ・・」

「地下で生産してたのね・・あたい知らなかったよ。」

「私もです・・まさかこんなに広いとは・・」

先には道が3つに別れており、方向指示も何も無かった。

「ねえ・・早く行かないと見つかっちゃうよ?」

「それは心配ありません。」

ラティオスは無念そうなため息を吐くと、きっかり5秒後にこう呟いた。




ゾロゾロ・・

「もう見つかってますから。」

「なーんだ♪なら大丈夫だね。」

聞いてて悲しい2人の会話に落胆するボーマンダとマニューラ。何かいい策でもあると思っていたらしい。

目立った動きを見せない侵入者に、警備員はガヤガヤ騒ぎ始めた。

警「おい・・たしかあいつらって・・」

警「ああ、手配書の奴らだ・・ひっ捕らえろ!!」


ドドドドドドドドドドドドド・・・・!!!!!

雪崩をうって襲いかかってくる警備員には目もくれず、ラティオスは3人に冷静に作戦を言い渡した。」

「いいですか・・通路が3つなので・・私は左、兄さんは中央、ボーマンダとマニューラは右の通路を進んでください。全ての扉を確認し、メモリの保管室を見つけしだいに連絡してください。」

「「「了解。」」」

「それからもう一つ・・騒ぎ立てたくはないので、死傷者はできるだけ避けてください。では!」

ラティオスは先陣きって左通路へと突っ込み、警備員との戦闘を始めた。3人もそれぞれの道へ進むと、警備の波の中へと入っていった。



カイオーガ〜中央の通路〜

警「き、貴様よくも部下を・・・う、うわああっ!」

あんむっ・・ゴクン・・♪

「後で出してあげるから・・・ごめんね。」

もう既に怒濤の勢いをつけ、人をかき分けかき分け進んでいくカイオーガ。銃を向けてくる者は容赦なく呑み込み、お腹で好きなだけ暴れさせた。


「(ん・・・扉だ。)」

一本道の向こうにある扉めがけて、警備員を身につけたまま、カイオーガは強力な「捨て身タックル」を繰り出した。



ドドガガガーーーーーーーン!!!!!!!!

木製の扉を粉々に砕け散らせて、カイオーガは止まらないまま部屋へと強行突破した。勢いが治まったときには、しがみついていた警備隊はどこかへ吹き飛んだり、その巨体の下敷きになったりしていた。


「イテテ・・・ここ・・メモリの部屋じゃ・・ない?」

キョロキョロと周囲を見渡してみるものの、辺りは空っぽのダンボールで埋め尽くされている。どうやらここは包装室らしかった。

「ちぇ・・はずれかぁ・・痛かったのに。」

「ようこそ。来ると思っていましたよ。」

低い声に振り向くと、黒いスーツに身を包んだ男が立っていた。胸には金色の正社員バッジ・・そして左手には、青いガイアメモリが握られている。

「・・だぁれ?」

「おっと失礼。私はここガイアカンパニーの幹部、キロ=バイトと申します。以後お見知りおきを・・」

まるで客に接したかのように、深々とお辞儀をするキロ・・カイオーガがジロッと睨んでも、全く動じない様子だった。

「・・・・」

「フフ・・そう怖い顔をなさらずに。幹部といっても下級の者ですので・・」





「しかし・・どうやらあなた達は招かれざるお客様のようですね?我が社に侵入して生還できた者は過去1人としていないのに・・・」

左手ののメモリが高く掲げられる。キロはそのまま、それを首筋へと押し込んだ。


カチリ・・・『TRIGGER(狙撃手)!!』


苦手な銃撃戦の予感に、カイオーガは生唾を飲んだ。
メンテ
Re: 金のなる木 ( No.7 )
日時: 2011/01/06 14:58
名前: ロンギヌス

超久しぶりのメモリ説明↓


トリガーメモリ(TRIGGER)
概要:『狙撃手』の力が詰まっているガイアメモリ。
効果:自由に通常弾、ライフル弾、バズーカ弾、エネルギー光弾など全ての弾類を操れる。最近開発されたばかりの新型。
メンテ
Re: 金のなる木 ( No.8 )
日時: 2011/01/06 15:34
名前: 闇銀

うぉ・・いきなり幹部戦とは・・・
こりゃ いくらカイオーガ君でも 手こずりそう(?)
そんなことないか・・(笑)
メンテ
Re: 金のなる木 ( No.9 )
日時: 2011/01/06 22:27
名前: ロンギヌス

>闇銀様
幹部は数人います。(しかも兄弟)
直感が冴えている人なら、名前が推測できちゃうはず…w
メンテ
Re: 金のなる木 ( No.10 )
日時: 2011/01/06 22:49
名前: リオレイア

ぶっ!
名前がデータの単位じゃん!
なら…M→G→Tって続くのかな〜♪
狙撃手って…バズーカは使いませんよ(汗)
居場所が撃った瞬間にバレますし、狙撃じゃなくて破壊活動になります…
でも…カイオーガがどう防ぐか見もの♪
メンテ
Re: 金のなる木 ( No.11 )
日時: 2011/01/06 22:55
名前: ロンギヌス

>リオレイア様
流石…分かっちゃいましたかw

まあ銃器全般の力ということでw
やっぱり元ネタをそのまんま使ったら矛盾が生じますね。

破壊活動ww
メンテ
Re: 金のなる木 ( No.12 )
日時: 2011/01/07 01:22
名前: リオレイア

伊達に「電気情報工学科」に在籍してませんよ♪
電気の事なら任せなさい!特に100V以上の強電は!
メンテ
Re: 金のなる木 ( No.13 )
日時: 2011/01/07 15:59
名前: ロンギヌス

自分めがけて飛んでくる光弾。カイオーガはそれを優雅に避けると、ダンボールの山の中に飛びこんだ。

「それで隠れたつもりですか?私からは逃げられませんよ!」

出荷用なのにも関わらず、キロはダンボールを次々に狙い撃っていく。弾丸が当たった箱は粉々に破け散り、辺りに欠片が舞った…



ドドギュウウン!!バシュッ!バシュ!ドゴオオオン!!

「くっ…どこへ逃げた…」

しばらく撃ち続けているというのに、カイオーガは隠れたまま一向に姿を現さない。ダンボールの量も量なので、キロは狙い撃ちを決めた。

「……………」

「……………」

「…………そこだっ!」
ビチューーーン…!!

一瞬動いた箱を狙って、キロは強力なレーザーをぶっぱなす。見事「箱」には命中し、焼け焦げた紙が飛び散る。

しかし煙が治まっても、標的の姿はそこに無かった。


「クソ…よく逃げますね。こうなれば…」

忍び足でダンボールをかき分け、その山の中へと進んでいくキロ。…静かに…静かに………

指先を銃のように構え、いつでも連射できるよう体制をとる。目の前に現れたら…今度こそハチの巣にしてやる…


………

……ゴトッ…

「喰らえっ!!」

ドドドドドドドドギギギュウウウンンン!!!!ドギュゥン!!ドギュゥン!!

微かに動いた一点を狙い、両手からありったけの攻撃を仕掛ける。ダンボールが塵となってもまだ、キロは連撃を続けていた。


ドギュゥン!!………シーン…

「はぁ…はぁ…やりました…フフ…」

爆煙が治まる前に、キロは既に勝利を確信していた。あれだけ喰らって生きているなど、ポケモンではありえない…



しかしそんな期待を裏切ったのは、焼けただれた床と、破損しまくったダンボールだった。

「なっ…そんな馬鹿な…!!」

「エヘヘ…つーかまえた♪」

愕然とするキロの背後からカイオーガが飛び出し、彼を両手でしっかり抱きしめると、そのまま箱の山へと引きずり込んだ。
メンテ
Re: 金のなる木 ( No.14 )
日時: 2011/01/07 17:55
名前: suit

カイオーガ見事ですね♪これは他の幹部もきっと---
メンテ
Re: 金のなる木 ( No.15 )
日時: 2011/01/07 20:08
名前: ロンギヌス


ペロペロォ…ヌチャ…ニュルゥ…

「畜生…いったいどうしt…ぁぅ…」

大量のダンボールの中で、思う存分に唾液を塗りたくられるキロ。意味が分からない…確かに動きは見逃さなかったはず…

「気づかなかったぁー?ヒントなら今教えてるのに…?」

そう言って更に唾液の染み込んだ舌を押し付けてくる。自分の味を芯から抜き取られている気分だ…例えようもない、驚きの柔らかさ…

ニュプ…ンチュ…ベロオオオオオオオ…

「ひぃ…!!くぅ…んっんんんんんんっ!!」

足先から顔までを這うように舐め上げられる…。神経がゾクゾクと震え、濡らされた皮膚は悲鳴を上げていた。

ん…そうか舌だ…こいつは遠くに舌を伸ばして私の気を逸らさせ、背後から私に襲いかかってきたんだ…

「ずるい…卑怯…ですよ…むぇ…!!」

「やっと気づいたみたいだね…?エヘ…バトルに卑怯もらっきょうもないってば♪」

あっさりと抗議は却下され、再び肉厚な舌に顔を覆われる。今度は「ズニュ…ズニュ…」と体を包み込み、少しずつ口の中へと引き込み始めた。

ニュチュ…アグ…ング…レゥム…

「や…やめて…下さい…!!」

舌を殴りつけてみるものの、プニュンと衝撃は軽く吸収されてしまう。その上粘性の高い唾液によって抵抗は制限されるため、キロの動きはますます鈍っていった…


「…アハ…くすぐったい…やめてよぉー♪」

舌を殴られ、こそばゆさに笑顔を漏らすカイオーガ。お礼と言わんばかりに上を向く。


ググッ…ズププ…ズズ…

「ぬぅ…や…落ちる…」

キロは牙の門を越えて、足先からゆっくりと呑み込まれていく…いや、呑み込むというより滑るように入っていく…

無数の唾液の柱が立ち…柔らかく滑らかな舌の上を、キロは静かに滑っていった。


ズズッ…ゴクン。

「ひぃ…ああっ!!」

一回目の燕下で足から首までが呑まれる…ぶにっとした喉の肉に口を塞がれて、キロはくぐもった悲鳴を上げた。

ニュムゥ…ングッチョ…グムゥ…

「ぶぅ…うぅ…」

「ヘヘ…苦しいでしょ?中はもっと苦しいからね♪」

ンギュ…ごくり。


喉肉に急激に圧縮され、その奥へと取り込まれるキロ。狭い肉管の中を、無抵抗に落ちていった…


「そうそう…大人しくしてたら出してあげるからね。」

カイオーガは身を丸めて、自分のお腹が膨らむのを眺めていた。未だにポコポコとした抵抗はしていたものの、人間もこう見ると結構かわいい…



「ボクの勝ちだね。」

勝利宣言したところで、抵抗は止まった。
メンテ
Re: 金のなる木 ( No.16 )
日時: 2011/01/07 21:19
名前: ロンギヌス

「ったく罪だよなー…こんな時に一番大事な部屋を警備しろだなんて…」

「………」

ラティオスはメモリ保管室と思わしき部屋で、ひとりで警備をしている警備員の真上にいた。警備員本人は全く気がついていない。

かと言って入り口が狭いので、気がつかれないまま入る訳にもいかない……ふぅ、と溜め息をつくと、こっそり警備員の首へと手をかけた。

ググッ…
「ちょっと失礼。」

「うっ…な、なんだ…ぐ…ぅ…」

警備員は否応なしに持ち上げられ、しっかりと首を拘束される。その内に少しずつ締めが強くなっていった…

「ぐふっ…ぐぅ…ぁが……」








暫くして…警備員が堕ちたのを確認すると、ラティオスはゆっくりと床に横たわらせた。バタリと倒してしまっては、大きな音が響くためだ…

「さてと…入らせて貰いますよ。」

扉の鍵を盗んだマスターキーで開けると、ラティオスは中へと侵入した。


〜〜〜

〜ガイアメモリ保管室〜

「こ、これは……」

そこで彼が目にしたもの。それは何百…いや何千というメモリが通路脇の棚に置かれており、それが延々と続く廊下だった。この会社の規模が、嫌というほど思いしらされる。

「ここまで大量に造っていたなんて…私の調査不足ですね…」

綺麗に並べられたメモリが長々と続いている…その内の一本を欲しがる人間が、どれ程多いことか…

取りあえず手近な一本を手に取り、試しにスイッチを押してみる。

カチッ…「APPLE(林檎)!!」

「なる程?メモリもピンからキリまであるって事ですか…」

よく見れば入り口近くのメモリは、「COCKLOCH(ゴキブリ)」や「UMBRELA(傘)」といったあまり役立ちそうにないものばかりだ。これらでも一本100万は下らないが…

「つまり奥にはもっとすごいのがある…って事ですよね。」

ラティオスは確信を抱き、ジェット機のような速さで廊下を突っ切っていった。


〜〜〜〜


「ここが…最奥部ですか…」

異常に長い廊下を渡って、とうとう辿りついた最終地点。ここらの高級なメモリは民間には販売せず、政府関係者やギャングにのみ売られているそうだ。

さっきと同じようにメモリを手に取ってみるラティオス。

カチッ…「DRAGON(ドラゴン)!!」
カチッ…「ENPEROR(皇帝)!!」

「フフ…ではこの辺りのを頂戴しましょうか…?」

エスパーで他の3人に信号を送る。これで全員ここに集まるはず…
メンテ
Re: 金のなる木 ( No.17 )
日時: 2011/01/07 21:45
名前: 闇銀

うぅ・・キロが羨ましい・・・
カイオーガ君が いつも以上に優しい・・(と感じるのはオレだけか・・?
メンテ
Re: 金のなる木 ( No.18 )
日時: 2011/01/07 22:49
名前: ロンギヌス

>suit様
他の幹部・・キロ含めて3人ですが、今回だすのはあと1人ですw

>闇銀様
鋭いですね・・まあパラレルですからw(殴
キロが本当に出されたのかどうかは今後お楽しみに・・
メンテ
Re: 金のなる木 ( No.19 )
日時: 2011/01/07 23:12
名前: リオレイア

ふむ…ダンボールは最強です(笑)
戦士の必需品!
そういえば…カイオーガって舌袋があったけど…キロを入れてあげたら?
DRAGONメモリが気になる!
ドラゴンになれるのかな?
swallow(丸呑み)メモリとか無いかな〜♪
消化されなくなるの。これで食べられ放題!
メンテ
Re: 金のなる木 ( No.20 )
日時: 2011/01/07 23:23
名前: ロンギヌス

スワローメモリか・・・いいですねソレ。
もし良ければ使わせて頂け・・・ます?

ドラゴンメモリは残念ながら今回脇役です。(orz
メンテ
Re: 金のなる木 ( No.21 )
日時: 2011/01/07 23:27
名前: ロンギヌス

はい、前回のようにオリジナルのガイアメモリ募集します♪(リオレイアさんありがとです

この後メモリ大合戦が起こりますので・・(思いっきりネタばれw
お一人様何個でもいいですw

必要事項↓

・メモリの名前(例:ヴォアメモリ、トリガーメモリ
・メモリの効果

ご要望通りになるか分かりませんが、一応『誰に持たせたいか』も書いてもらってOKです。

ご協力お願いしますorz
メンテ
Re: 金のなる木 ( No.22 )
日時: 2011/01/08 00:04
名前: リオレイア

じゃあ…追加で…

イージスメモリ
神の盾、イージスの名を持つ防空システム、イージスシステムによる援護を受けられる。
起動すると、
・対空ミサイル四発
・127mm速射砲35発
・20mmバルカン砲(劣化ウラン弾)1200発
もの猛烈な対空砲火が使用者を援護する。
ラティオスさんに持って欲しいですね〜。空中戦主体っぽいし。

ライトニングメモリ

起動すると、三秒間の警報の後に500kV(50万ボルト)・2500Aの雷が落ちてくる。当たれば12.5GW(12.5ギガワット、原子力発電所三カ所分の電力です)もの超大電力が体に流れる。
人間ならば跡形も無く吹き飛ぶであろう威力。
メンテ
Re: 金のなる木 ( No.23 )
日時: 2011/01/08 09:12
名前: 名無しのゴンベエ

ラティオスの侵入かっこえー…
ちょっと締められたいかもw
メンテ
Re: 金のなる木 ( No.24 )
日時: 2011/01/08 09:27
名前: ロンギヌス

>リオレイア様
早速ありがとうございます。
ライトニングが残酷w(昔はGWの事をジゴワットって聞いたような…

>名無しのゴンベエ様

ラティ「そこまでいうなら…首貸して下さい♪」
メンテ
Re: 金のなる木 ( No.25 )
日時: 2011/01/08 10:51
名前: ロンギヌス

他の3人に念波を送り終わると、ラティオスは一番奥に飾り付けられている、高級なメモリ達に目をつけた。

「…それに触れるな!」

「……!!」

近づこうとしたその時、背後からコツコツと音を立てて歩いてくる男がいた。男は真剣な表情のままラティオスの横を素通りし、彼の前に立ちはだかる。

「他のメモリならいくらでも持っていけ…だがこれらは私の貴重な財産だ。手を引いてもらいたい。」

「そんなこと言われてノコノコ帰る盗賊がいますか?私…いや私達は最強のメモリを頂きに参ったのですが。」

「もうすぐここに私の部下がやってくる…それまでにとっとと去りたまえ。死んでからじゃ何もできないぞ?」

「死ぬ覚悟なしで盗賊なんてできるはず無いじゃないですか…それに私にも仲間はいますしね。」

男の後ろから黒スーツの部下達が、ラティオスの後ろからカイオーガ達がやってくる。全員揃ったはず…だった。

「ボーマンダ…マニューラはどうしました?」

「それが…ここの幹部に狙い撃ちされて…」

「…そうですか。」

早速仲間の死を言い渡され、ラティオスは表情が曇る。覚悟していても、やはり何も思わないというのは不可能だった。


「…争う前に自己紹介しておこう。私はエクサ=G=バイトだ。ここの社長でね…」

「なら社長さん、メモリは誰に向けて売り裁いてるんです?」

「君には関係ない…と言いたいが、まあここで死ぬ輩に教えても問題はないだろう。我が社のメモリは世界中…民間も大量に求めているのだよ。我が社の技術なら1000円で一本のメモリを造れる…それが100万で売れるなんて…まさに…」







「…金のなる木なのだよ…」

「…っ…」

ラティオスの善心が少し揺れる。儲けに目が眩み…法外価格でこれらを売りつけているこの男……盗賊とは違った怒りが、じわじわと込み上げてくるのだった。


「なら戦いは避けられませんね…私はここを破壊してみせます。」

「思う存分暴れてくれたまえ…結果は丸見えだがな。」

SP達が懐から白いメモリを取り出し、全員が一斉に端子部を手の平に押し付けた。

カチッ…「STORONGER(強化)!!」


彼らの筋肉が増幅し、鼻息も荒くなっているのが見て取れる…恐らく大量生産のメモリだ。

「さっさと逃げればいいものを…」

エクサは人とは思えない貪欲な顔を浮かべると、胸ポケットから大事そうに金のメモリを取り出す。

「あなた方は捕獲後、新メモリの研究に使わせてもらおう。生かしたまま…な…」

カチッ…「TERROR(恐怖)!!」

「うっ……」

ラティオスは急に胸を押さえ、苦しそうにカイオーガにもたれかかった…キッとエクサを睨む。

「あなたには少々波動がきつかったか…?まあいい、取り押さえろ。」

筋肉人間がドッと押し寄せてくる中、カイオーガは唸っているラティオスを支えつつ、コソッと耳打ちした。
メンテ
Re: 金のなる木 ( No.26 )
日時: 2011/01/08 12:50
名前: suit

ラティオスさんがひるむとは...カイオーガ···何か策はあるの?(狂った社長+筋肉男を倒す策)カイオーガさんがいるからこの状況を逆転できるかな?
メンテ
Re: 金のなる木 ( No.27 )
日時: 2011/01/08 16:17
名前: ロンギヌス

>suit様

カイ「ない♪でも………」
メンテ
Re: 金のなる木 ( No.28 )
日時: 2011/01/08 19:50
名前: ロンギヌス

ちょいグロ
〜〜〜〜〜〜


カチッ…「OCEAN(海)!!」

カイオーガは通りがけに手に入れたメモリを使い、強大な渦を作り上げた。渦は敵をグングン飲み込んでいくと、凄まじい水圧で潰してしまった。

「やっぱり…ボク達も使おうよ。目には目をって…言うじゃん♪」

「……………ええ。」

勝つために必要なこと…それは持ち前の強さだけではない…状況をどう利用するかだ。ラティオスはコクリと頷き、黄色いメモリを手にして立ち上がった。

カチッ…「RIGHTNING(稲妻)!!」

ビーーーーーーッ…!!


「な…なんだ…?」

「新たな侵入者か!?」

突然なり始めた警報に、状況を把握しようとうろたえるSP達…しかし惨劇は、その数秒後に起こった。


バチッ……!!

「……ぁ………」

一瞬空気が煌いたかと思うと、ラティオスに最も近かったSPが粉々になる。焼け焦げた血が四方八方に飛び散った。

おののいて後退しようとした他のSPに巻き込まれ、1人がバランスを失って倒れた。ラティオスはメモリ片手に、ゆっくりとそいつに近づいていく…


「フフ…こういう事もできますかね…?」

逃げ遅れたSPをエスパーで固定し、さっき狙っていたメモリを取り上げる。

カチリ…「DRAGON(ドラゴン)!!」
    「LIGHTNING(稲妻)!!」

メモリ同士のコンボ…どうやらできたようだ。雷の竜がバチバチと飛び出し、SPに大きく口を開けて飛びかかる…

「や…やめっ…!!」

ゴクリ…とそのSPを呑み込むと、雷竜は一斉に放電し、数人を巻き込んで消え去った。



…………ペロ…

「まず…」

口元に飛んだ生温かい血を舐め、ラティオスはまだまだ大勢いるSPの群れに、身を呈して突っ込んでいった。


〜〜
メモリ案、まだまだ募集中ですのでご参加下さい♪
メンテ
Re: 金のなる木 ( No.29 )
日時: 2011/01/08 20:06
名前: suit

おお…♪まさかカイオーガ達も使うとは♪これは逆転の始まりですね♪ リオレイアさんのメモリも登場するとは…これは楽しみですな♪
メンテ
Re: 金のなる木 ( No.30 )
日時: 2011/01/08 21:05
名前: リオレイア

おお!
早速!…因みに、ライトニングメモリの元ネタは学校にある高電圧実習室のインパルス放電装置です。
10kV・数十mAの放電を一瞬行う装置で、電源を入れると赤色灯が回り、作動させると三秒程の警報の後に放電します。
放電自体は隣の部屋のガイシで起こるので安全ですがね〜。
メンテ
Re: 金のなる木 ( No.31 )
日時: 2011/01/08 21:17
名前: ロンギヌス

suit様
いくらカイやラティ達でも、そのままではメモリー軍団には勝てるはずないですもんね…(メモリ=チートw

リオレイア様
使わせて貰いました。(ありがとうございます

す、すごい装置ですね…普通にくらうシーン書いてますけど、よく考えれば恐ろしい…(電気は人類を成長させるし、使い方を誤れば殺すこともできる訳ですね
メンテ
Re: 金のなる木 ( No.32 )
日時: 2011/01/08 21:54
名前: 闇銀

ラティオスさんが なんだかワイルドにw
クールで容赦ないラティオスさんもいい♪
カイオーガ君の活躍にも期待♪
メンテ
Re: 金のなる木 ( No.33 )
日時: 2011/01/08 23:08
名前: suit

カイオーガ達を応援したいので自分もメモリの投稿を!! 「サンダーショック」 説明 エスパータイプのポケモンが必要でまずメモリを作動させエスパータイプのポケモンがサイコキネシスをする。そして周囲の敵に念波を送る。そしたら相手は動かない+同時に体中に電気を送りこむ攻撃です後全体も可能です。 (このメモリはエスパータイプのポケモンを使っているトレーナーに売りさばこうとしている。)という設定でどうでしょう? 名前が雷というのがリオレイアさんのメモリと少しかぶっちゃたかな?そうだったらすいません。なんか自分で作った割にあまり自信がないですけどどうでしょう?後このメモリはラティオスさん専用で作りました。あと単語はthundershockであってるかな?(間違ってたらすいません。)
メンテ
Re: 金のなる木 ( No.34 )
日時: 2011/01/09 01:10
名前: リオレイア

まあ、工業高校なんで…
他にも旋盤・フライス盤が二十台、レーザー加工機(一台1000万!)が一台。NC工作機械(プログラムに従って自動で加工します)が旋盤タイプが二台。
以上機械科備品の一部
電気科なら…
パソコン…数え切れません。XP・Vista・7が揃ってます。
高電圧実習機器一式
リレーやシーケンサ実習装置…
オシロスコープ数十台?
etc…
これに都市工学科、科学工学科が加わるから…
総額が…一億は軽く越えますね♪
盗むにはデカいですから防犯は大丈夫!(レーザー加工機なんか人よりデカいので…しかも、本体+レーザー発生装置+冷却装置)

メモリはまだ募集中、では…

hackメモリ(綴り合ってるかな?)

効果
周辺の電子機器を自由に操れる様になる。IC一つでも使っていれば照明はおろか、核ミサイルでも自在にコントロールできる。

まあ、これだけの倉庫ですから搬送用ロボットぐらい居るでしょう。
人と違って間違って仕舞ったり落としたりしませんしね。もしかしたら自動倉庫?
↑自動倉庫ってのは倉庫内は全てロボットが荷役を行い、人が倉庫に入る必要の無い倉庫です。
劇薬など危険物を扱う倉庫や作業の効率化の為などで導入されます。
有名なのが国会図書館の自動書庫。端末に本のコードを入れるとカウンターまで自動で送ってくれる。
メンテ
Re: 金のなる木 ( No.35 )
日時: 2011/01/09 07:49
名前: m.t SPEC

協力したくなったので自作メモリ↓
spec(スペック)メモリ
スイッチを押すと何らかの能力(spec)を手に入れる。
例1:目を合わせるだけで記憶を操作することができる。
例2:憑依(他人の心の中に入ること)することができる。
メンテ
Re: 金のなる木 ( No.36 )
日時: 2011/01/09 11:25
名前: ロンギヌス

闇銀様
すみません、ちょっと悪くなったキャラって書いてて楽しいんですw

suit様
応募ありがとうございます。名前ちょっと長いので変えさせて頂きますね。

リオレイア様
メモリもあるいみ劇物ですね…w
なのでここは自動倉庫かな…?

m.t spec様
な、なる程…かなり危険なメモリですね…
(全部危険ですがw
メンテ
Re: 金のなる木 ( No.37 )
日時: 2011/01/09 12:39
名前: リーフ

こんなの どうですか?

スワップメモリ
説明 相手の体と入れ替われる


捕食に役たつかなとw
メンテ
Re: 金のなる木 ( No.38 )
日時: 2011/01/09 12:42
名前: ロンギヌス

カチッ…「ARROW(矢)!!」

「おっと!危ないなぁ〜もー…」

メモリによる色様々な光線が飛び交う中、1人がカイオーガめがけて太い矢を放った。カイオーガは打ち逃げしようとしたそのSPに舌を伸ばし、グルグルと巻き取った。

「ゥゥム……ぐっ…離せ貴様…」

「逃げるなんて卑怯だよ?女の子みたい♪」

クスクスと嘲笑すると、カイオーガはSPを持ち上げ、口の中へと放り込んだ。ぬちゅぬちゅと濃厚な唾液を擦り込み終わると、くぐもった悲鳴も無視して呑み下した。

「……君は舌袋でおしおき…と…」


目の前で人間が飲み込まれる光景など見たことないので、じりじりと後ずさりするSP達……カイオーガがぐんと近づくと、彼らもぐんと一歩下がった。

「あはは、おもしろ〜い……でも…?」

カチッ…「HACK(侵入)!!」

立てかけられたメモリの内数本が飛び出し、カイオーガ向けて飛んできた。奇怪な現象に慌てふためくSPをよそに、メモリは次々にカイオーガに取り込まれていった。

カチッ…「CRAZY(狂気)!!」
「VORE(捕食)!!」
    「SPEC(能力)!!」

「ハハ……フフフ…」

「な、なんだコイツ…」


カイオーガは突然不気味に笑いだしたかと思うと、手近なSPを5人まとめて掴みとり、巨大化した舌で横殴りに舐め始めた。

「うっぷ…や、やろう…うむぅ…!!」

「汚ねえ事しやがって…これでも喰らえぇ!!」

5人の内の1人が、隠しもっていたメモリを突き出し、思い切りスイッチを押した。


カチッ…「SWALLOW(丸呑)!!」

「えっ…ち、違う!!何でこんなの…」

恐らく取り間違えたのだろうが、とき既に遅し。メモリは自分の体内へと取り込まれていく。しかも…


「ウー……ウガアアアッ!!」

カイオーガが(丸呑み)という言葉に反応したのか、そのSPに向かって口を開く。

「おい!!な、なに考えてやがる!?そういう意味じゃ…ぬわっ…!!や、やめて…」

すっぽり口内に収められると、SPははみ出した足を必死に暴れさせる。カイオーガはその様子を楽しんでいたが、僅か3秒で飽きると…





ゴキュン…♪

「やめ…だれか…誰か助けt…」

右胸がまた少し膨らんだ事から、彼も舌袋に押し込まれたのだろう。当然、残りの4人も同じ運命を辿った。


スペックメモリによって、他人を10秒だけ操れる力を手にしたカイオーガは、空中から飛びかかってくるSP達の動きをいじくり、その落下点を自分の口へと操作した。

「う、うわっ…おい!手引っ張ってくれ…!!はやk…」

バクゥ……ヌチュ…ごくん。


メモリを持って襲いかかっても飲み込まれ…かと言って丸腰でも呑み込まれ…SPの数が着々と減っている中、カイオーガ達は少しずつエクサの元へと近づいていった。


「兄さん…もう全員吹き飛ばしません?」

「…グルゥ……」

「あ……そういう事ですか。」

兄の性格を熟知しているラティオス。とっさの判断で透明なメモリを手に取り、無理やりカイオーガの脳天へと押しつけた。

ムニュ…「ZERO(無効化)!!」


メモリがそう叫んだ直後、カイオーガの中に入っていたメモリが抜き出る。ヴォアとスペック、そしてクレイジーメモリは、床に落ちて砕けた。


「あり…?ボク今の今までなにしてたの?」

「まあそれは置いといて……兄さん、いっそ全員吹き飛ばしません?面倒ですし。」

「いーよー。どうやって?」

ラティオスはまだ向かってくるSPの中から、銀色のメモリを奪い取る。それをカイオーガへと放り投げた。

「ん…なに?これ…」

「いいから使ってみて下さい。手伝いますから…」

「手伝い?……まいっか。」

カチッ…「BOLTSHOCK(電光石火)!!」
メンテ
Re: 金のなる木 ( No.39 )
日時: 2011/01/09 12:47
名前: ロンギヌス

リーフ様
な、なる程…!!その手(メモリ)があったか…
メンテ
Re: 金のなる木 ( No.40 )
日時: 2011/01/09 12:55
名前: リーフ

はいw
小さなポケモンなどがおっきなポケモンと入れ替わり
カイオーガたちの仲間にw
メンテ
Re: 金のなる木 ( No.41 )
日時: 2011/01/09 16:00
名前: リオレイア

なるほど、メモリを棚から搬送用ロボットに移す仕組みを暴走させた訳ですな。
まあ、ロボットに跳ね飛ばさせるよりは派手に…
あ、カイオーガ。舌袋に…
メンテ
Re: 金のなる木 ( No.42 )
日時: 2011/01/09 17:03
名前: ロンギヌス
参照: http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=11079389

↑ドラゴンメモリの絵柄(これ作った人すごw

あと今までに登場したガイアメモリの解説です。参考に。
(読者様のオリジナルについてはそれぞれのスレをご覧下さい

使用されたメモリ↓

ストロンガー・メモリ(STORONGER)
概要:『強化』の力が内包されている。最も民間に人気のメモリ。(安もの)
効果:全身の筋肉を強化させ、全体的な戦闘力をアップできる。

テラー・メモリ(TERROR)
概要:『恐怖』の力が内包されている。エクサにしか扱えない。
効果:戦う相手に威圧感を抱かせる。精神攻撃も可能。

オーシャン・メモリ(OCEAN)
概要:『海洋』の力が内包されている。カイオーガのお気に入り。
効果:水を自在に操ることができ、水技の威力が3倍になる。体を液化する特殊能力も秘められている。

アロー・メモリ(ARROW)
概要:『矢』の力が内包されている。
効果:尖ったものを自在に操れる。矢を作り出す事も可能。

クレイジー・メモリ(CRAZY)
概要:『狂気』の力が内包されている。
効果:使用者の戦闘能力を最大限に引き出せるメモリ。気が狂ってしまうため、危険性がある。

ヴォア・メモリ(VORE)
概要:『捕食』の力が内包されたメモリ。
効果:何でも食べられるようになる。消化能力も向上してしまう。

ゼロ・メモリ(ZERO)
概要:『無効化』の力が内包されている。
効果:既に使ったメモリの力を無効にし、強制的に破壊してしまう。
メンテ
Re: 金のなる木 ( No.43 )
日時: 2011/01/09 17:32
名前: m.t SPEC

他人を10秒操れるとは、、、!!
後、specメモリは極稀に後遺症としてメモリを使わなくても一番最後にでたspecをいつ何回でも使えることが出来ます。
又、specメモリは、使うごとにspecが変わります。
メンテ
Re: 金のなる木 ( No.44 )
日時: 2011/01/10 10:51
名前: ロンギヌス

青いシャチのような奴が、軽くスイッチを押す。

俺はテラ=バイト。我が社の最高幹部で、エクサに従い、今SPと共に戦っているんだが…

カチッ…「BOLTSHOCK!!」

シャチが端子部をヒレに挿した…その時だ。あいつの周囲にいたSP達(俺を含む)が動けなくなってしまった。よく見ればあいつの仲間らしい翼竜が、目を閉じて何かを念じている………チッ、エスパーか…

全員が何とかその見えない鎖から逃れようともがいている。俺も必死に暴れようとしたが、筋一本動かすことはできない。どうやらあいつ…かなり強力なエスパーのようだ。


バリッ…バチッ…!!バチバチィ…!!!

「っ…あああああああああああああ!!」

急に電気が体を貫くのを、俺たちは感じた。拘束された筋肉が痺れ上がり、全員が床に倒れ込む。

ドサッ…ドサッ…


「兄さん…まだ生きてますが…どうします?」

「ほえ?あ…う〜ん………取りあえず1人だけもらっとこ♪」

SP陣の先頭にいた俺は、巨大な手に持ち上げられるのを感じた。どうやら俺が…餌食に抜擢されたようだ…

麻痺とは恐ろしいもので、本当に何も動かせない。しかし少し時間が経過したためか、声だけは出せるようになってきた。

「お、おい………やめろ…は、離せ…」

「あれれー?ラティオスちゃんと痺れさせてなかったんだ…。…まぁいいけどね。」

虫の鳴くような俺の声を、気にも留めないこいつ。顔面蹴りつけてやりたかったが、当然そんな高度な動きできるはずもなく…

「ジュル……いただきまぁ〜す。」

あんぐりとOPENする巨口…俺はずっと叫んでいたものの、口に収まるまで無視され続けた。足先からゆっくりと入れられていき、腰辺りまで一気に啣えられる。


「裸りらってくれららなー…もっとおいひいんらけろね。」

「行儀悪いですよ…呑み込んでから話して下さい…」

「はーい♪」


ヌュチュ…ピト…ンレロォ…ン…

俺の顔面に巨大で柔らかいものが押し付けられ、そのままヌルヌルした液体が体中に塗り込まれていく。肉質なそれは俺を窒息させる程で、プニュプニュと顔を覆い尽くした。

「ムゴォ…んっ…!!んんんっんんんんっ…!!」

「兄さん…何か可哀想なことしてません?」

「なーーにが?」

俺の悲鳴が漏れ聞こえたのか、翼竜の声が
ハッキリと聞こえてくる。一瞬助けてくれるのかと淡い期待も抱いてみたが、そんな事態にはなってくれなかった。


ぽにゅん…にちゅ…ブヨン…♪

「ああっ…ぐっ…や、やめて…く…」

窒息攻撃が終わったかと思えば、今度はトランポリンのように口内を飛び上がらせられる。落ちる度に体が舌肉に深く沈み込み、「ぼよん」と再び飛び上がる。

全然楽しくはなく、むしろドンドン体力が消費されていくだけだった。


「さてと…もう呑んじゃっていいかな?」

「くそっ…お前…俺をなめてんのか…!?」

「うん、舐めてる♪」

レロレロォ…ヌチュヌチュ…


「ぐぅ…や、やめろ…出しやがれ…」

「君みたいに反抗的な子、ボク大好きだよ。面白いし美味しいし……一石二鳥だねぇ…」


舌が少しずつ傾きだす。俺は俺の頭ほどある牙にしがみつき、一応バランスを保つ。

「もー…なんでみんなそうやって掴まるのさ…」

こいつがため息をつこうが関係ない。俺は自慢の体力(舌トランポリンで十分消費されている)で牙を登り、素直に呑み込まれるのだけは免れた。


「エヘヘ…いいのかなぁ〜?そんな所にいて…」

「何ふざけてやがる…呑まれるよりはマシだ!」


このとき…俺はコイツの言った事を単なる挑発だと思っていた…。自分が今…牙の上にいることに気づかずに…


「ふ〜ん……そっか。」

ガチッ…アグッ…ハグッ…!!

「あっ…し、しまっt…!!」

牙というのは獲物を噛み潰すためにあるもの。俺は容赦ないコイツの牙に、じっくりと甘噛みを受ける羽目になってしまった…


グァウ…ンググ…ハグ…アグ…

「う…うう…た、助けて…死ぬ…」

「殺したりなんかしないよ…ちょっと遊ばしてもらうために食べたんだもんね。」

しかし殺される寸前までは普通にいきそうだ。牙先が俺の頭に触れたときは、一瞬世界の終わりがきた気がした。

なんだかんだで舌にも愛撫されている俺………まるで餅つきの餅のような拷問を、俺は1時間近く受けさせられた。





〜〜〜


「はぁ…はぁ…はぁ…俺…もう…」

「ご苦労様♪中で休んでていいよ。」
メンテ
Re: 金のなる木 ( No.45 )
日時: 2011/01/10 11:23
名前: ロンギヌス

「い、いや…断る…出せ!」

「大丈夫だよ…消化なんてしないからさ………ね?」

散々弄ばれてきた相手など、信用できるはずがない。もしかしたら騙して呑み込み、じっくりと消化させられるかもしれない…

「まあまあ…遠慮しないで♪」

「してない…くっ…うわああっ!!!」

グラリと空間が急に傾き、俺はまっ逆さまに暗い奈落の底へと落ちていった。一瞬ぶよぶよした肉に包まれた気もしたが、そこで意識は途切れ、俺は心も堕ちていった…



〜〜〜〜〜
〜〜〜〜〜


〜〜〜〜〜


「……ん…はあっ!?」

ニチュニチュという音で目が覚める。ゆっくり起き上がったその先に見えたのは……




ぬちゅん…むにゅむにゅ…ヌチョォ…

「お、おい……助けて…助けt…う…むぅ…!!」

「き、来てくれたのか…頼む…これを何とか……うぅ…あぅぅ…」



ドクドクと鼓動が聞こえる巨大な袋のようなものの中………長い長い舌が呑み込まれたひとりひとりに巻きつき、強制的に揉みまくっているという、何とも信じがたい光景だった。

3人程がまだ捕まっておらず、必死に舌と戦っ……あ、今1人巻きとられた。


「う、うそだ…ろう…?」

ハッと後ろを振り返る。やはりこの大蛇の一部が俺を狙って、グニュグニュと蠢き回っていた。とっさに悪い足場を駆け逃げるものの、すぐに壁際に追い詰められてしまった…







グニャ

俺は舌とは違う、異様な感触のものを踏みつける。それは……人間の手だった。



そして俺は、とある事に気づく。


この空間でしばらく「グニュグニュ」されていると…最終的にはこの足場……舌の海の中に沈められてしまうんじゃないか……?


脳内で嫌な映像がが再生される中……舌は足元を奪い…俺をぐるぐると巻きとってしまった。
メンテ
Re: 金のなる木 ( No.46 )
日時: 2011/01/10 20:32
名前: リオレイア

うむ……
舌袋最高!とりあえず、舌の海に沈めて下さい。
メンテ
Re: 金のなる木 ( No.47 )
日時: 2011/01/10 20:34
名前: suit

おお…!!このメモリが出てくるとは!ポケモンの技を強化するメモリを考えてみましたがどうでしょう?金縛り+全身ビリビリこれは恐ろしいですね。(自分で考えておきながら)これを売り飛ばす目的も書いちゃいましたけどどうでしょう?ラティオスさん、使ってくれてうれしいです!ロンギヌスさん、ありがとうございます!
メンテ
Re: 金のなる木 ( No.48 )
日時: 2011/01/11 20:44
名前: ロンギヌス

ドサッ・・・


遂に最強の副官が倒され、二人は悠然と立つエクサへと近づいていく。辺りには何人もの犠牲者が散らばっているというのに、彼の表情に恐怖はなかった。

「えらく時間がかかったじゃないか・・・待ちくたびれたぞ?」

「・・そうでしょうね。部下の様子見てただけなんですから・・!」

ラティオス達は面と向かってエクサと対峙すると、それぞれのメモリを取り、手の中へと取り込んだ。

カチッ・・・『OCEAN(海洋)!!』
      『LIGHTNING(稲妻)!!』


襲いかかってくるのにも関わらずエクサは微笑し、緑色の透明なメモリを左脚へと押し込んだ。

カチッ・・『UNICORN(一角獣)!!!』


その瞬間、その左脚が眩く輝いたかと思うとエクサは高く飛び上がり、カイオーガめがけて強力なラ●ダーキックを繰り出してきた。


バシュキィン!!…ドドカァアアン!

「うわああっ・・・!!」

「に、兄さん!?」

蹴りは見事に命中し、カイオーガは衝撃で後方に吹き飛ばされる。メモリを使ったとはいえ、人間がここまでのパワーを出す事などありえない・・・少なくともラティオスはそう考えていた。


「自分のことを心配するんだな。」

圧倒されているラティオスの不意をつき、エクサはまたしてもメモリを使う・・今度は腕だ。

カチリ・・『VIOLENCE(暴力)!!』


エクサの拳が赤い光を放った直後、振り向いたラティオスの目先には、そのゴツゴツしい拳があった。


ボオォォウ……キュドカァアアアアアアン!!!

「うっ・・」

横殴りにされたラティオスはメモリ棚に激突すると、床にズルズルと崩れ落ちた。口からは血が流れ出ている。


「そんな・・私たちのメモリが・・・効かない・・?」

「これらメモリは特注でね・・君たちのとは格が違うんだよ。」

エクサはコツリコツリと冷たい床の上を歩き、横たわるラティオスを見下ろした。








「だから君たちには・・・消えてもらう。いや・・新メモリの実験台として使わせてもらおうか?」

カチッ・・『HACK(侵入)!!』

新たなメモリのボタンが押された瞬間、カイオーガがそうしたように棚から数本どころか何十本ものメモリが飛び出す。メモリは空を切ってエクサのあちこちに取り込まれていき、やかましい程の電子音が鳴り響いた。

カチッ・・『ACCEL(加速)!!』
     『BIRD(鳥)!!』
     『CYCLONE(疾風)!!』
     『DUMMY(偽物)!!』
     『FANG(牙)!!』
     『GENE(遺伝子)!!』
     『HEAT(熱)!!』
     『ICE AGE(氷河)!!』
     『JOKER(切り札)!!』
     『KEY(鍵)!!』
     『LUNA(幻想)!!』
     『METAL(鋼鉄)!!』
     『NASCA(ナスカ文明)!!』
     『OCEAN(海洋)!!』
     『PUPPETEER(人形使い)!!』
     『QUEEN(女王)!!』
     『ROCKET(ロケット)!!』
     『SKULL(骸骨)』
     『TRIGGER(銃撃手)!!』
     『UNICORN(一角獣)!!』
     『VIOLENCE(暴力)!!』
     『WEATHER(天候)!!』   
     『XTREME(究極)!!』
     『YESTERDAY(昨日)!!』
     『ZONE(地帯)!!』


25本ものメモリは全てエクサの体内へと取り込まれる。ラティオスは圧巻されたのか声が出せず、力なく倒れたままだった。

「そんな・・・勝てる訳が・・」

「フッ・・さあ大人しk・・」

チュゥゥゥン!…ドドガアアアン!!


エクサが腕を振り上げた瞬間、突然目も眩むような光線が飛来し、彼の顔面に直撃した。ラティオスはエクサが吹っ飛ぶのをしかと見届けると、光線の飛んで来た方向を振り向いた。




遥か遠くの入り口まで吹っ飛んだであろうカイオーガが、傷だらけで1本のメモリを垂らして帰ってきたのだ。全身に負傷してはいるものの、目は怒りに燃えていた。

「兄さん・・・いったい・・」

「ごめんね怪我させて・・絶対仇うってくるから・・」


カチッ・・『ETERNAL(永遠)!!』
メンテ
Re: 金のなる木 ( No.49 )
日時: 2011/01/11 22:07
名前: リオレイア

うわぁ…
これだけ入れたら干渉しそうだな…
実際、プログラムでも競合して不具合が出る事があるし…
例)ウイルスバ●ターとノート●を入れたらどちらも動かない…など
因みに、熱ことHEATメモリですが…
砲弾にもHEAT弾があります〜。着弾すると、爆発がモンロー効果(円錐形にくり抜いた火薬を爆発させると、爆発エネルギーは円錐の頂点から底面への垂線の延長上に集中する)により装甲を貫通する弾です。
が、貫通するだけなので…
命中→装甲板に穴が開く→気づかない→戦闘終了→気付く
なんて事もあったとか(笑)
メンテ
Re: 金のなる木 ( No.50 )
日時: 2011/01/13 16:58
名前: ロンギヌス

リオレイア様
貫通のみですか・・ww不覚がとれますねw
(ちなみにガイアメモリはシステム干渉しません。
メンテ
Re: 金のなる木 ( No.51 )
日時: 2011/01/13 20:42
名前: ロンギヌス

「ばかな・・・それを何故お前が・・」

エクサが驚愕したのはそれだけではない。自分の体内に取り込んだはずのメモリが次々に抜け落ち、床に落ちて砕けたのだ。

エターナルメモリ・・それは全ガイアメモリの能力を永続的に無力化させる、いわば最強のメモリ・・『永遠』の力を内包している。


「それは・・ぐぅ・・・私の金庫に保管してあったはずだ・・・」

「簡単に破れたよ・・これはボクのだもんね。」

カイオーガはゆっくりと近づいていく・・エクサは後方にある非常通路から逃げようとしたが、舌にぐるぐると巻き付かれ、何もできずに引き寄せられてしまった。

「くっ・・」

辺り一面に転がっている、自分の部下達の姿・・メモリどころか銃も無しの丸腰で戦って・・勝てる訳がない。

「わ・・悪かった・・・少し図に乗っt・・」
「少し?」

弁明に聞こえる言葉を塞ぐかのように、舌が口を覆った。柔らかい口止めにエクサはもがく。

「んむんん・・んんんんっ・・・!!」

「やっぱり君は許せないや・・・ラティオス〜。」

「なんです。」

カイオーガはくるりと振り向き、蛇に巻き付かれたようなエクサを見せつける。エクサは舌先にぬちゃぬちゃと舐め回されて、顔が唾液まみれと化していた。



「あげる♪遊んであげたら?」

「・・・・」

「な・・なにいってやがる・・!!」

エクサは期待顔のカイオーガを振り向く。思い切り殴り倒した相手に引き渡されるなど、恐怖以外の何ものでもない。しかし・・・



ググッ・・

「ぐっ・・あああ・・」

ラティオスがエクサの頬に手をあて、強制的に自分の方を向かせる。引きつった「元」社長の顔が、鮮血色の瞳に映った・・



「ええ・・もらいますか。」

ラティオスはにやりと薄ら笑い、口をエクサの頭に覆いかぶせた。
メンテ
Re: 金のなる木 ( No.52 )
日時: 2011/01/14 17:58
名前: ロンギヌス

「あっ…や、め…やめろ…ぉ…」

すっぽりと頭に被せられる口……カイオーガ程大きくはないが、人間を呑み込むには十分過ぎた。

エクサは舌の拘束は解かれたものの、両肩をラティオスにガッシリと押さえつけられ、身動きは依然として難しそうだった。

ハグ…ン…アグ…アグ…

ラティオスは小さな牙で優しく噛みほぐしながら顎を動かし、ゆっくりと喉を膨らませていく…ここでエクサは腰を持ち上げられ、まっ逆さまになってしまった。


「うぁう……た、助け…て…」

ジタバタと脚を暴れさせるものの、重力には逆らえずに落ちていくエクサ…彼の頭は今、食道へと突入していた。

「さて…?」

「ひ…だ、だめだ…だめだって…だm…」

ごくり…♪



抵抗していた脚を一気に引きずり込むと、ラティオスはバクンと口を閉じてしまった
元々そこまで大きくないラティオス。そのためかお腹は人間の形に膨らんでおり、もごもごしたうめき声もある。


「ゲフ……美味しいですね人間って…初めて頂きましたよ。」

「えー?初めてなんて勿体ないなぁー♪」

カイオーガのブーイングも無視し、ラティオスはいつもの二倍のお腹を撫でる。うっとりとした目つきなのは、この楽しさを知ってしまったからだろう…

メンテ
Re: 金のなる木 ( No.53 )
日時: 2011/01/14 19:51
名前: ロンギヌス



「……………ん……ここ…は…」


エクサは重い瞼を開ける。辺りはドクドクと鼓動する肉壁…ではなく、さっきまで自分がいた部屋…メモリ保管室。どういう訳か服は唾液に濡れている様子もなかった。

一瞬今までのは夢かと疑ったが、社員達の無残な姿がそれは間違いであることを示している。




「フフ…まあいい。怖気づいて逃げ出したか…?」

安易にも自分の勝利を確信し、エクサは社長室へと戻っていった。再び、このメモリ達を売りさばくために…








〜工場から1km地点〜一本道〜


ラティオスとカイオーガは、既に工場を後にしていた。しかし目的のはずだった「大量のメモリ」はどこにもなく、それぞれ一本ずつだけ持ち出していた。


「ねーねーラティ〜…何でたくさん持って帰らなかったの?4億えんぐらいになったんでしょ?」

「……何となく…ですかね。」

珍しくも、カイオーガの方がコケる。

「な…なんとなくって…」

「私が欲しいのは芸術的なお宝ですし…それに……フフ…」

ラティオスはスッと手を伸ばし、カイオーガに自分の持ってきたメモリを見せる。

カチツ…「E-GIS(神盾)!!」

シュウウウウウウウウウウウウウウウウ…!!


2人の上空を、何やら巨大なものが次々に飛んでいく。そのロケットのような物はさっきまでいた工場へと向かい、凄まじい音を轟かせて爆発した。

ドドドドッギュウウウウウウウウンンンンン!!!!!!ボゴオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!



「元々あいつも許す気ありませんでしたしね…」

「うわー悪い顔〜♪あのまま消化しちゃえばよかったのに。」

「それじゃつまらないですよ…どうせさっきまであの社長、新メモリの計画とか考えてたに決まってます。」

「ふーん…なるほどねー。」

ラティオスはイージスメモリをしまい、消防車のサイレンを無視して進んでいく…カイオーガもそれに従い、次の宝を目指すのだった…



The end


メンテ
Re: 金のなる木 ( No.54 )
日時: 2011/01/14 19:54
名前: リオレイア

ラティオスさんって…鬼畜?
でも…そこがイイ!
ところでカイオーガ君、エターナルメモリを使ったらせっかく盗み出したメモリが壊れちゃったんじゃ…
メンテ
Re: 金のなる木 ( No.55 )
日時: 2011/01/14 19:58
名前: ロンギヌス

壊れたのはエクサの体に入った25個のメモリだけです。他のメモリは安全…でした。(もうイージスによって破壊されましたので

カイオーガが望んだメモリのみ、粉々に破壊されてしまいます。
メンテ
Re: 金のなる木 ( No.56 )
日時: 2011/01/14 20:24
名前: suit

終わりましたか… ラティオスさん確かに鬼畜ですね…でも狂った社長はふっとんだしそれはそれでラティオスさんはかっこいいですね♪ところでラティオスさん、あのメモリを使ってどうでしたか?[BOLTSHOCK]
メンテ
Re: 金のなる木 ( No.57 )
日時: 2011/01/14 20:49
名前: ロンギヌス

ラティ「なかなか使いやすかったですね・・便利でしたよ♪」

・・満足したようですw
メンテ

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