テレワークならECナビ Yahoo 楽天 LINEがデータ消費ゼロで月額500円〜!
無料ホームページ 無料のクレジットカード 海外格安航空券 海外旅行保険が無料! 海外ホテル


トップページ > 記事閲覧
新人艦長奮闘記
日時: 2011/04/28 21:09
名前: 雪風

初めまして雪風と申します
今回自分の好きなSFと捕食を合わせた小説をかいてみました
初めてなので変な部分があるかとおもいますがよろしくお願いします

注意
あのSFアニメの設定を使っていたりします
更新が遅くなります
捕食が少ない
無駄な話が多すぎる


ではどうぞ


メンテ

Page: 1 |

Re: 新人艦長奮闘記 ( No.1 )
日時: 2011/04/29 14:39
名前: 雪風



これは遠い遠い未来で起こった物語




・・・今年は10月の上旬だというのに大雪が降った
天気予報だとこのまま冬に入るらしい
専門家がよく言う異常気象とかゆうやつだろうか
最近は異常な事ばかりが起こっているような気がする




そして今夜も異常な事が起ころうとしていた










防衛軍第七基地

ここの第一ドックと呼ばれる建物の中に一隻の戦艦が停泊していた

その船は俗に言う宇宙船と呼ばれるもので、全体が灰色のペンキで塗られており
いかにも戦うために作られた機械という雰囲気を出している

ウィルク級大型指揮戦艦 一番艦「ウィルク」それがその戦艦の名前だった












「う〜今夜は冷えるな〜」

「ええ。結構寒いですね」

戦艦ウィルクの艦長室に2人の軍人の姿があった

一人の男は黒い軍服と艦長帽をかぶっており、もう一人は青い軍服を着ている

シュルツ・ミリバール・・・それが黒服を着た男の名前であり、青服の男はテスター・カレント という名前だった


「いよいよだな」

「ええ!でも先輩なら大丈夫ですよ!」

テスターが自信なさそうに呟いてるシュルツを励ます

「一応もう少し作戦を練っておこう」

「はい」

二人がなぜ作戦を練っているのかというと二日後に防衛軍の総合大演習があるからだ

シュルツは他の艦長の中でも23歳と若い。

それは彼の優秀さを表しているのだが、それ故にベテランの兵士たちから信用されないことも多く命令無視などは日常茶飯事だった

だから総合大演習で良い結果を収め、信用させようとしているのである

良い結果を出すには良い作戦を立てる。これがシュルツのやり方だった

「先ずは駆逐艦を敵の側面に配置して・・・」

シュルツが机の上に駆逐艦の模型を置いた瞬間

ズシイイイイイイイイイイィンンン

ビーッ ビーッ ビーッ ビーッ

突然艦が揺れた

それと同時に異常を知らせるブザーが鳴り響く

「確認してみます!」

テスターが艦長室にあるモニターをいじり確認している

「先輩!!第一エンジンの出力が上がり続けています!!」

「何ぃ!?エンジンの電源は落としてあるはずだぞ!」

モニターを見てみると確かに出力が上がり続けている

このままだと危険出力に達する

「機関長!聞こえますか!?機関長!!」

通信機を使って機関室と連絡を取ろうとするが繋がらない

「せ・・・先輩!!あれ!!」

テスターが窓を見て叫ぶ

恐る恐る見てみると・・・・

「あ・・・ああああ・・・・・・・・・・」

外の景色が歪んでいた

今もその歪みはどんどん大きくなっていく

強制ワープ

シュルツの頭にその言葉が浮かぶ

エンジンの出力が危険出力に達した場合、勝手にワープしてしまうのだ

しかも通常のワープとは違いどこに行くのかも分からない

実際、強制ワープをした船があることにはあるのだが・・・・すべて行方不明になり見つかったのは一隻もない

「テスター!機関室に行くぞ!!エンジンを止めるんだ!!急げ!!」

「は・・・はい!!」

こうなったら自ら機関室へ行きエンジンを止めるしかない

シュルツがドアに手をかけ開けようとした瞬間














・・・・・・・・・・・・キイィン!!













戦艦ウィルクは第一ドックから消えた






捕食はもう少し後になりそうです すみません^^;
メンテ
Re: 新人艦長奮闘記 ( No.2 )
日時: 2011/04/29 17:23
名前: トマート

すごいですね…内容がとても分かりやすいです!

さて…これからシュルツ達はどうなってしまうのか…
気になりますw

メンテ
Re: 新人艦長奮闘記 ( No.3 )
日時: 2011/04/29 20:28
名前: 雪風

>トマートさん
コメありがとうございます!
そう言ってもらえるとありがたいです^^
そしてこれからよろしくお願いします!
メンテ
Re: 新人艦長奮闘記 ( No.4 )
日時: 2011/04/29 22:43
名前: どんぐり

お初です、どんぐりといいます!
丁寧な描写で読みやすいです(見習いたい!
一体これから、何が起こるのか楽しみですw
メンテ
Re: 新人艦長奮闘記 ( No.5 )
日時: 2011/04/29 23:26
名前: 雪風

>どんぐりさん
ありがとうございます^^
次回も頑張るのでよろしくお願いします!
メンテ
Re: 新人艦長奮闘記 ( No.6 )
日時: 2011/04/30 00:20
名前: ロンギヌス

いったい何処へ…(宇宙は広いですw
いろんな意味で危ない連中がウジャウジャしてるとこについたら困りますねw
メンテ
Re: 新人艦長奮闘記 ( No.7 )
日時: 2011/04/30 00:33
名前: サバラン

お初です!!サバランです。
描写上手ですね!バカな自分でも読みやすかったです。
応援してるので頑張ってください!!
メンテ
Re: 新人艦長奮闘記 ( No.8 )
日時: 2011/04/30 01:26
名前: 雪風

>ロンギヌスさん
コメありがとうございます!
シュルツ達は防衛軍所属なのでわざと危ない所に行かせるつもりですw
それにしてもSFと捕食の組み合わせは難しいです^^;

>サバランさん
コメありがとうございます!
SFを知らない人にも緊迫した様子が伝わればいいな〜と思ってがんばってみましたW
メンテ
Re: 新人艦長奮闘記 ( No.9 )
日時: 2011/04/30 07:47
名前: リオレイア

此処からどう捕食になるんだろう?
描写上手ですね。見習わないと…
メンテ
Re: 新人艦長奮闘記 ( No.10 )
日時: 2011/04/30 09:58
名前: スイト

異世界へ飛ばされたのかな?
あ、お初のスイトです。

ミレア「スイトも見習えば?」

ネージュ「そうね…」

何だよー!!ひどいよー!!
メンテ
Re: 新人艦長奮闘記 ( No.11 )
日時: 2011/04/30 17:21
名前: 雪風

>リオレイアさん
コメありがとうございます!
実はまだ続き考えてないんですw
>スイトさん
初めまして!
スイトさんの言うとおりシュルツ達は異世界に飛ばされ大変なことになりますw
メンテ
Re: 新人艦長奮闘記 ( No.12 )
日時: 2011/04/30 19:02
名前: 雪風










「・・・・・・・・・・い」



「・大・・・・・せ・・い」



誰かが俺を呼んでいる

一体誰なんだろうか・・・・




「大丈夫ですか先輩!?」

「・・・・・っ!」

目を開けるとそこにはテスターがいた

「テスター・・・」

「中々起きないので心配しましたよ!」

どうやらワープ時の衝撃で気絶していたらしい

「すまない」

シュルツは一言そう言うとゆっくりと立ち上がった

そして窓を見る

「何処なんだ。ここは」

「・・・・・・わかりません。どこかの惑星だとは思いますが」

ウィルクは草原に着陸していた

艦長室にある航法用の計器を見るとマイナスと表示している

マイナスと表示するときはワープなどの異次元にいるときだけなのだが、今でも表示しているとゆうことは・・・・・






我々は異次元の世界にいるという事になる





・・・・・もう通常のワープ航法ではどうしようもない所に来てしまった





「・・・・強制ワープしてしまったんだな」

「・・・・ええ。そうみたいです」

「もう・・・地球には戻れないな」

「何いってるんですか!絶対に帰れますよ!!」


窓の外にはちょっとした草原と山、そして森が広がっている

その景色はこんな状況じゃなければ、ずっと眺めていたいほど美しかった

(こんな綺麗な景色は見たことがない・・・・)








「・・・・・テスター」

「はい」

「今すぐ作戦会議室に各班の班長と副班長を集めてくれ」

「・・・・・はい」

シュウウン(自動ドアの開く音)

テスターがシュルツの命令を受けて部屋から出て行った

艦長室にはシュルツ一人だけが残された

「・・・・・何で我々がこんな目に・・・」









15分後・・・

「みんな集まったな」

作戦会議室に各班の班長と副班長14人が集まった

強制ワープしてしまった事は全員知っている

テスターが呼び出した際に知らせたのだ





「では本艦が今置かれている状況と各班の任務ついて説明する」

「まず本艦の現在位置だが・・・・・」
















・・・・・シュルツ達が会議をしている頃、近くの山の頂上からウィルクを見ている者がいた

「クックック・・・・」

何が面白いのか一人で笑っている

「変な奴等が来たな。まぁしばらく様子を見ることにするか」

声の主は体を起こす

身に纏っている灰色の鱗が太陽の光を反射してキラキラと輝いている

それは竜と呼ばれる種族だった

「せいぜい私を失望させないでくれよ」

そう呟くと竜は翼を広げ空に飛び立った

「クックック・・・・・」









ウィルク作戦会議室




「「「・・・・・・・・」」」

誰一人として喋る者はいない

シュルツは全員に航法用計器がマイナスを示していた事を話したのだ

強制ワープをしてしまっても地球に帰れるかもしれないという小さな・・・・小さな希望もこれで完全に消えた




「地球に・・・帰れないのか・・・・・・・?」

静寂を破ったのはシュルツと同い年の男

航空班の班長 テト・メルヴィルだった

「ああ・・・。もう・・・・・・・・」

シュルツがそう言うとまた沈黙がおりる

「「「・・・・・・・・・・」」」




このままでも仕方がないのでシュルツは班長達に任務を伝え解散した

ぞろぞろと部屋から人が出て行く

シュルツも考え事をしながら部屋を後にした





ギシ・・・・

「はぁ・・・・・・」

部屋に戻ったシュルツは椅子に腰掛ける

「どうすればいいんだ・・・・」

視界がぼやけてきて見えにくくなる

目から涙がこぼれた

しっかりしなければと思うのだが涙が止まらない

これから乗組員280名の命を彼は守っていかなければいけないのだ


「食料・・・・・」

ぼそりと呟く

ウィルクには軍事演習に参加するだけの食料しか積んでいなかったので余裕がない

もって2日といったことだろうか

窓から森や山が見えている

「あそこに食料あるかな・・・?」

シュルツは森や山から食料を調達する事を考えていた

会議中に技術班の班長が「この星の気候と大気中の酸素濃度は地球とまったく同じだ。宇宙服を着なくても外に出れる」といっていたのを思い出す

「・・・・・調べてみるか」

のそりと立ち上がって出かける準備をする

そのとき山の上で何かが「キラキラ」と光っていたがシュルツは気づかなかった








次には捕食かけそうです。すみません^^;
メンテ
Re: 新人艦長奮闘記 ( No.13 )
日時: 2011/04/30 19:58
名前: スイト

こういう異世界へワープしちゃうというアニメって確かあったな〜

ミレア「そうなの?」

確かサ…モゴモゴ…

ネージュ「はいストップ」
メンテ
Re: 新人艦長奮闘記 ( No.14 )
日時: 2011/04/30 20:20
名前: リオレイア

なんと!竜でしたか!
竜は大好物です!あの凛々しいお顔も、蒼空を駆けるための翼も…
もちろん、お腹もですが…
メンテ
Re: 新人艦長奮闘記 ( No.15 )
日時: 2011/04/30 21:02
名前: スイト

あ、それと竜さん竜さん、僕も餌にしてくれれば嬉しいかぎりですので…
僕も竜にまさるものなんてないですから!!
メンテ
Re: 新人艦長奮闘記 ( No.16 )
日時: 2011/04/30 21:37
名前: どんぐり

次回で捕食ですか!楽しみw
私も竜の捕食は大好きです♪

何人消えるのだろう(おぃ
メンテ
Re: 新人艦長奮闘記 ( No.17 )
日時: 2011/04/30 21:54
名前: トマート

280人の命かぁ〜

これは食べ放題状態ですな!竜さんw

そして外に出て行ってしまったシュルツの運命は…
メンテ
Re: 新人艦長奮闘記 ( No.18 )
日時: 2011/04/30 23:54
名前: ロンギヌス

280!?
多いですねー・・さすが戦闘艇。

さてさてシュルツ君は…帰って来れるかな?
メンテ
Re: 新人艦長奮闘記 ( No.19 )
日時: 2011/05/01 20:34
名前: 雪風

>スイトさん
サ・・・・サヴァイブですかね?
確かに似ている部分がちらほらと^^;

「クックックッ。良いのか?後悔することになるぞ?」

>リオレイアさん
竜は良いですよね!私も大好きです^^

>どんぐりさん
何人消えるかはまだ決めていませんw
シュルツ
「絶対に誰も死なせはしない!」

>トマートさん
竜は結構苦戦しているみたいですw

「鉄の箱みたいなのに篭ってしまって喰えん」

<ロンギヌスさん
戦艦は結構自動化されているんですが、戦闘機をつんでいるので人数が多くなってしまうそうです
シュルツは・・・・どうなるんでしょう^^;
メンテ
Re: 新人艦長奮闘記 ( No.20 )
日時: 2011/05/02 06:49
名前: ネイム

お早うございます、
ネイムです。

異次元空間ですと!?
僕も行ってこようかな?

SF物のVoreは珍しいですね♪
展開に期待しています♪
メンテ
Re: 新人艦長奮闘記 ( No.21 )
日時: 2011/05/05 11:12
名前: 雪風

>ネイムさん
コメありがとうございます^^
期待に答えられるよう頑張ります!
メンテ
Re: 新人艦長奮闘記 ( No.22 )
日時: 2011/05/05 11:33
名前: 雪風




翌日




ガサガサ・・・

シュルツは森の中を歩いていた

藪をかき分けかき分け進んでいく

「何か食えそうな物は・・・・と」

ガッ!!

「うおっ!」

ドシャ

石に足を引っ掛け派手に転んだ

「いてて・・・」

服に付いた土を落としながらゆっくりと体を起こす

(やっぱりやめたほうがよかったかな・・・)

シュルツはそんな事を思い始めていた






  *  *  *

・・・・時間は昨日に遡る

会議が終わって1時間経った頃

「危ないですよ!やめて下さい!」

「お前も食料がないのは知っているだろう!?」

ウィルクの第一艦橋で2人の男が言い争っていた

シュルツとテスターだ

「お前が何を言おうと俺は行くからな!!」

「一人で行くなんて無茶です!!何人かで行かないと・・・」

「そんなに人数を割けれるわけがないだろう!」

シュルツは大声で怒鳴った

調査に人数を割けないのには理由があった

ウィルクの修理である

ウィルクはワープ時の衝撃で船体のいたる所を損傷しており一刻も早く修理を行う必要があった

何が起こるか分からない今、我々を守ってくれるウィルクを修理するのが最優先事項なのである

「俺は明日出発する!艦の指揮はお前に任せるから装甲板と機関の修理を最優先にして残りは後回しにしろ!!分かったな!?」

そう言うとシュルツは艦橋後部にあるエレベータに向かって歩き出した

「ああそうですか!もう勝手にしてください!!」




  *  *  *

そして現在に至る

「はぁ・・・」

溜息が漏れる

一人だと何をやるのも重労働だし、何より危険が高まる

それでもシュルツは構わなかった

(何かあった時、死ぬのは自分だけで済むしな・・・・)

「ちょっと休むか・・・」

シュルツは少し移動して藪から抜けると座って木に寄りかかった

(ああ・・・疲れた。それに眠い・・・・)

日の出に出発して3時間も続けて歩いていたので当然の結果といえる

それにシュルツ達がいた世界と、こちらの世界には、時差があるので眠くなるのも無理はない

(少しだけ・・・・ほんの少しだけ寝よう・・・・)

シュルツの意識は闇に飲まれていった・・・・・









「ククク・・・ハハハハハッ!!」

シュルツがいる場所から少し離れた所に奴はいた

血に赤く染めた灰色の鱗を身に纏い笑っている

(やはり獣人の血肉は旨い・・・ククククク・・・)

灰色の竜は口の周りに付いた血を舐め取りながらそう思っていた

彼は薬草を取りに山に入った獣人達を襲ったのだ

周りを見渡してみると、いたるところに獣人の死体が転がっている

その光景は地獄としか言いようがなかった

「・・・・・」

竜は自分の尻尾に眼をやる

そこには狐の獣人がいた

「さぁて。お前をどう食ってやろう」

尻尾で捕まえた獲物に言う

「あ・・・ぁ・・ぁ・・た・・助けて・・・」

ガクガクと震えながら獣人は竜に命乞いをした

目に一杯の涙を浮かべ、どうか見逃してほしいと頼んでいる

「ククク・・・」

竜はにやりと笑った

尻尾を動かし獣人を口元まで持ってくると

ベロォ・・・

獣人の顔を舐めた

「ひいっ!」

獣人はパニックに陥り尻尾から抜け出そうとする! が・・・

ギリッ!

「ぎゃああああああああああ!!」

竜は尻尾を締め上げた

「どうだ。苦しいだろう?」

「グ・・・ア・・ア・・」

肺から空気が搾り出され息ができない

「そうかそうか。声にならないほど苦しいか」

苦しむ獣人の様子を竜は楽しそうに見ている

シュル・・・・

尻尾の締め付けが弱くなった

「はあ・・・はあ・・・」

締め付けから開放され、とにかく空気をむさぼる


・・・ポタポタ・・・・・・

「え・・・・?」

獣人の肩に生暖かい液体がかかる

恐る恐る上を見ると・・・・

竜が涎を垂らしていた

「では頂くとするか」

グバァ

大きく口を開ける

唾液が糸を引き獣人にかかる

「うわあああああああああああ!!」





バクン





ゴクリ




膨らみが喉を下っていく

飲み込まれた獣人が抵抗しているのだろう。膨らみがもぞもぞとうごいている

そんな抵抗も空しく膨らみは腹に到達すると「すぅ」っと消えていった

「ククク・・・。お前中々旨かったぞ」

竜は飲み込んだ獣人に話しかけるが返事はない

(しかしまだ喰い足りんな・・・・)

「きゃあ!!」

竜がそんな事を考えていると背後で悲鳴が起こった

振り返るとそこには狼獣人の少女が立ち尽くしている

手には昼食の入ったバスケットをもっていることから

(獣人達に飯を届けにきたか?)

と竜は推測する

まぁその獣人たちは竜の昼飯になったのだが・・・・・






「・・・・・おい」

「!!」

声を掛けた瞬間少女は逃げ出した

・・・ジュルリ

バサッ!

(フン。逃がすか)

竜は舌なめずりをしながら飛び立ち少女を追いかける

空から見れば少女の姿は丸見えだ

(ん?確かこの先には「アレ」が・・・。まあいいか)

「グオオオオオオオオ!」

竜は咆哮を上げると狙いを定め急降下に入った・・・・・








何か意味不になってきましたね^^;
メンテ
Re: 新人艦長奮闘記 ( No.23 )
日時: 2011/05/05 12:25
名前: ロンギヌス

意味不? いやいや充分に分かりやすいですよw
(雪風さんの特徴はこの読みやすさですね

ちょ、竜さん消化スピードが…(一回呑み込まれたら終わりw
メンテ
Re: 新人艦長奮闘記 ( No.24 )
日時: 2011/05/05 12:48
名前: スイト

ぬおおお…どんどん呑み込まれていく…

ネージュ「フフ、私なら体を少し凍らせて獲物を遊んであげるのに…」

氷竜限定だろ…

ネージュ「それで胃に収まった時にはすぐには消化しないで気温を−にして楽しむか中で徐々に弱らせるか…」

もういいよ!!それよりここに餌が!!←
メンテ
Re: 新人艦長奮闘記 ( No.25 )
日時: 2011/05/05 20:06
名前: リオレイア

竜の尻尾で締め付けて貰えるなんて…
羨ましい…
呑んで下さい!
メンテ
Re: 新人艦長奮闘記 ( No.26 )
日時: 2011/05/05 20:20
名前: 雪風

>ロンギヌスさん
コメありがとうございます^^
多分内容がスカスカなので読みやすいのだと思いますw
「すぅ」と消えていったと書いてありますが胃に収まっただけなのでまだ消化はされていません
説明不足ですみません^^;

>スイトさん
コメありがとうございます^^
ネージュさんも結構残酷みたいですねw
メンテ
Re: 新人艦長奮闘記 ( No.27 )
日時: 2011/05/05 20:28
名前: 雪風

>リオレイアさん
コメありがとうございます^^
あの竜はとても残酷なのです!

「クックックッ・・・・お前も丸呑みにしてやろう」
メンテ
Re: 新人艦長奮闘記 ( No.28 )
日時: 2011/05/05 20:47
名前: U

お初です
どうなったかまだ分からないが、男性女性問わずむしゃむしゃと・・・w
自分鬼畜な子は好みですw
メンテ
Re: 新人艦長奮闘記 ( No.29 )
日時: 2011/05/06 00:04
名前: イブキ

お初ですイブキです。SF物か。以外と面白い!。この後の展開がたのしみ。
続き期待しています!
メンテ
Re: 新人艦長奮闘記 ( No.30 )
日時: 2011/05/07 12:18
名前: どんぐり

お久しぶり?です
鬼畜で大食いな竜ですね!
少女は逃げ切れるのか…
メンテ
Re: 新人艦長奮闘記 ( No.31 )
日時: 2011/05/07 12:55
名前: 雪風

コメントありがとうございます!
PCではこのサイトに入れなくなってしまいました
メンテ
Re: 新人艦長奮闘記 ( No.32 )
日時: 2011/05/07 13:20
名前: トマート

なんだって!パソコンでは入らなくなってしまっただとう!

トメ「……」
さっそく雪風さんのパソコンのセキュリティーを征伐しに出かける。後に続け、竜!

トメ「………(トマート死んだな、こりゃ)」
メンテ
Re: 新人艦長奮闘記 ( No.33 )
日時: 2011/05/19 22:26
名前: 雪風


(今だ!)

竜はその巨大な手を少女に伸ばす

それを見た少女はとっさに伏せた

ブゥン!

彼女の頭上を竜の手がかすめる

「チッ・・・」

竜は舌打ちすると地面に降り立った

立つのが遅れた少女を見下ろし、にやりと怪しい笑みを浮かべる

「小娘が・・・俺に大人しく喰われろ。痛みは感じさせんぞ?」

「い・・・嫌っ!」

そう言うと再び少女は走り出した

「そうかそうか。そんなに苦しんで死にたいのか。ククク・・・・」

竜も再び空を飛び少女を追いかけ始めた








「はあ・・・・はあ・・・・」

森の中を一人の少女が走っている
少女といっても人間ではなく狼獣人の少女だ

「グオオオオオオオオオオオオッ!!」

後ろから巨大な影が迫る

少女・・・・・ソラは竜に追われていた

「嫌・・・・食べられるなんて嫌・・・・!」

そんな事を言いながらひたすら走る

(そんなに苦しんで死にたいのか?)

先ほど竜に言われた言葉が頭の中を駆け巡る

嫌だ!!

嫌だ!嫌だ!!嫌だ!!!

死ぬなんて嫌だ!!!

怖いからとにかく走った。走りまくった

後ろをチラリと見ると竜が再び高度を下げつつある

このままでは遅かれ早かれ捕まってしまうだろう

「!」

その時、彼女の視界にあるものが映った

体の向きを変えそれに向かって走る

ソラの目に映ったもの・・・それは藪だった

藪はソラの身長よりも高く周りには木も密集して生えている

これなら竜は近づきにくいし、藪に隠れることだって出来る

「あと・・・・少しっ!」

疲れた体に鞭を打つ

「逃さんぞ!小娘がぁ!!」

竜も彼女の意図を察し捕まえようと手を伸ばす


藪まであと3歩



2歩



1歩



ガサッ!!



「やった!」

ソラはギリギリのところで藪に入る事に成功した

走ったまま後ろを見ると竜が高度を上げて離れていく

「た・・・助かっ・・・」

ガッ!!

安心したとたん小石に足を引っ掛けた

バランスを大きく崩し前のめりになったが、走っていたために勢いがついて止まれない

「と・・・っとととと!!」

ガサッ!

ボスッ!!

「きゃ!」

そのまま藪を抜けると・・・

木の所にいた青い何かにぶつかった

「痛えええええええええええっ!!?」

辺りに悲鳴が響き渡る

ソラが驚いてぶつかったものを見てみると・・・

それは青い服を着た人間だった



メンテ
Re: 新人艦長奮闘記 ( No.34 )
日時: 2011/05/20 00:07
名前: ロンギヌス

うわお人間との出会い…ってか早く船に戻らないと!!
あ、でも竜さんに歩み寄っていくのも…悪くない…

カイオ「・・・・はぁ・・」
メンテ
Re: 新人艦長奮闘記 ( No.35 )
日時: 2011/05/20 00:19
名前: U

ソラさんの運命はいかに・・・
あ、でも竜の方もかんかんみたいだしなぁ・・・w
メンテ
Re: 新人艦長奮闘記 ( No.36 )
日時: 2011/05/20 15:49
名前: 名無しのゴンベエ

人との出会いかあ〜
ちょっと僕が餌に

ネ―ジュ「やれやれね」
メンテ
Re: 新人艦長奮闘記 ( No.37 )
日時: 2011/05/20 23:24
名前: 雪風

みなさんコメありがとうございます!

>ロンギヌスさん

実はまだ上から竜が狙っています!

>Uさん

竜は結構短気なんですW

スイトさん

竜「ククク。喰ってもいいのか?」

雪風「こら!スイトさんに失礼だぞ」

竜「それより早く俺の名前を決めろ。ヘボ作者が」

雪風「なっ・・・・」


しばらく書いてなかったから小説の書き方を忘れた・・・・・

ご指導やご意見、よろしくお願いします!

メンテ
Re: 新人艦長奮闘記 ( No.38 )
日時: 2011/05/20 23:31
名前: トマート

青い服を着た人間。それはトm

トメ「やめろ!調子に乗るのだけはやめてくれ、トマート…自分みていて恥ずかしいから」

ん。んじゃ…突入準備用意!今から竜さんに会いに行く!
メンテ
Re: 新人艦長奮闘記 ( No.39 )
日時: 2011/05/20 23:47
名前: カネナルキ

 名を見て誰だかわかるとは思いますが、どこかのうごメモラーです。PSPから書き込んでいますであります。

 ユキカゼさん、おもしろいよ!!さすが!話もスラーっとよくわかります。
 かなりおなじみのシュルツ殿は一体どうなってしまうのだろうか。…けっこう給料もらえているんじゃ……いや、なんでもww

 PSPでこんな長文打ったの初めてだ…指が疲れた。 

      以上〜
メンテ
Re: 新人艦長奮闘記 ( No.40 )
日時: 2011/05/21 00:34
名前: 名無しのゴンベエ

おや?現地民との接触ですか。
僕が餌になってお鳥をするから、その間に逃げなさい!
メンテ
Re: 新人艦長奮闘記 ( No.41 )
日時: 2011/05/23 21:18
名前: 雪風

コメありがとうございます!

>トマートさん

シュルツ「ぜひ援護をお願いします!」

>カネナルキさん

そう言って貰えるとありがたいですw

シュルツ「給料もらってない!!」

>リオレイアさん

竜「お!何か旨そうな奴が!いただきま〜すw」
メンテ
Re: 新人艦長奮闘記 ( No.42 )
日時: 2011/05/23 21:19
名前: 雪風



「人間!?」

ソラは驚いて飛びのいた

この世界で人間は空想上の生き物とされているので驚くのも無理はない

人間は痛みのあまり手で腹を押さえうめいている

転ぶ瞬間にぶつかったのでソラの頭突きがはいったらしい

「あ・・・あの。大丈夫ですか?」

ソラは人間に話しかけた






「ji・・・jisi。Maryulinu?」

痛みに苦しんでいるシュルツにはそう聞こえた

「え・・・何だって?」

一瞬自分がおかしくなったのかと思ったが、ここは別世界ということを思い出す

実際相手もシュルツの言葉が分かっていないのかきょとんとしていた

(翻訳機・・・・・)

座ったままリュックに手を伸ばし翻訳機を取り出すとスイッチを入れた

「私の言葉が分かるかい?」

「え!?・・・あ!わ、分かります!」

ソラは驚きながらも答えた

「あの・・・大丈夫ですか?」

「大丈夫だ。気にしないでくれ」

本当はまだすごーーーーーーーく痛かったのだが言わないでおいた

「その・・・・・えっと・・・・・」

獣人を目の前にしてシュルツは戸惑っていた

同じく獣人の少女も戸惑っているらしい




「あ、あの!」

先に口を開いたのはソラだった

「あなたは・・・・人間ですよね?」

「ん・・・・まぁ」

そう言うあんたは獣人だよね?と心の中で呟く

「助けてください!!」

そう言うとソラはシュルツに抱きついた

「え!?ちょ、ちょっと!」

「お願いします!助けてください!!」

シュルツが理由を聞くとソラは泣きながら話した





「つまり今も竜に狙われていると・・・・?」

「はい・・・・・」

「・・・・・・・・」

「・・・・・・・・」

しばしの間沈黙がおりる


「よし!分かった。出来る限りの事はしよう」

「あ、ありがとうございます!」

シュルツは少女を助ける事にした

彼は性格上、困った人をほおって置けないのだ

よっこいしょと年寄りくさい言葉を言いながら立ち上がる

腰のホルスターから「コスモガン」と呼ばれる拳銃を引き抜き安全装置を外した

「グオオオオオオオオオオオオオオオッ!!」

「!!」

突然頭上から咆哮が響いた

驚いて上を見ると竜が木の合間を縫って降下してくる

「こっちだ!!」

シュルツはソラの手を引いて駆け出した

二人と一頭の命を掛けた鬼ごっこが始まった
メンテ
Re: 新人艦長奮闘記 ( No.43 )
日時: 2011/05/23 22:49
名前: U

頼まれたら断れないというのは分かる気がする
となれば、ここは逆鱗に触れぬ内に・・・w
メンテ
Re: 新人艦長奮闘記 ( No.44 )
日時: 2011/05/24 08:08
名前: リオレイア

ううむ…羨ましい鬼ごっこだ!
竜さん、こっちこっち!
活きの良い餌が居ますぜ!
メンテ
Re: 新人艦長奮闘記 ( No.45 )
日時: 2011/05/24 11:21
名前: スイト

うひゃ〜
竜と鬼ごっこか〜
竜さ〜ん…こっちにこんがり肉4本ありまっせ〜 
そして僕も頂けたら…
メンテ
Re: 新人艦長奮闘記 ( No.46 )
日時: 2011/05/25 14:03
名前: どんぐり  <s26_hiro.lfmb.p@softbank.ne.jp>

大変そうだな…
よし!私が囮になって食べられます!!
だから竜さん、こっち♪
メンテ
Re: 新人艦長奮闘記 ( No.47 )
日時: 2011/05/26 21:06
名前: 雪風

コメありがとうございます!

>Uさん
シュルツの性格は優しすぎるので逆に厄介ごとに巻き込まれたりしますW

>リオレイアさん

羨ましいですよね!私も竜と鬼ごっこをやって「きゃっきゃWうふふW」したいですW

>スイトさん

竜「おお!ご馳走ではないか!」

>どんぐりさん

竜「どれどれ、今そっちにいってやろう!」


次回やっと本格的に捕食書けそうです^^;

小説を書き始めて約一ヶ月になりますが、これからもよろしくお願いします!
メンテ
Re: 新人艦長奮闘記 ( No.48 )
日時: 2011/05/26 21:56
名前: ネイム

わーい、
クラスの皆で青狸にお願いして、皆で鬼ごっこしよーよ、竜さん!!
メンテ
Re: 新人艦長奮闘記 ( No.49 )
日時: 2011/05/28 00:41
名前: ロンギヌス

最近コメできなくてごめんなさいorz

竜に追いかけられてみたいなぁ…じっくり舐めほぐして捕まってやるのに…
でも相変わらずすごいですね。
途中から読んでもストーリーの想像ができる…
これが才能というものなんですね…雪風さん。
メンテ
Re: 新人艦長奮闘記 ( No.50 )
日時: 2011/05/28 22:49
名前: 雪風

コメありがとうございます!

>ネイムさん

そうですね!青狸にお願いしてやりましょう!

雪風「ドラ○もーん!」

>ロンギヌスさん

竜に捕まるっていうのも中々良いですよねw

・・・・ロンギヌスさん。ありがとうございます!!

もう嬉しくて嬉しくて・・・・!

ロンギヌスさんの小説もとても面白いですよ!

私の才能なんて足元にもおよびません!
メンテ
Re: 新人艦長奮闘記 ( No.51 )
日時: 2011/05/29 17:19
名前: 雪風


ガチッ

「喰らえ!」

シュルツは走りながら拳銃の撃鉄を引いて竜に向けて撃ちまくった

バシュン!バシュン!バシュン!

衝撃銃のため火薬式拳銃とは違った音をさせながら竜に向かって光線が飛んでいく

キィン! カキィン!

光線は竜に当たったが鱗に弾き返された

「フン。そんな玩具が効くと思ったか!」

竜は余裕の笑みを浮かべている

「くそっ!」

効かないとわかっていても牽制はできると考え引き金を引く

バシュン!バシュン!バシュン!バシュン!

走りながら後ろに向かって撃っているうえに、距離も60メートルぐらい離れているのでなかなか当たらない

銃を撃ちながら連れている少女に目をやる

今にも泣き出しそうな顔をしていた

その時、視界の端で竜が右手を振るうのが見えた

再び視線を竜に戻す。が・・・

ドガッ!!

シュルツの体は宙を舞っていた

そのままの木に激しく叩きつけられる

「ぐあっ・・・・・」

体のあちこちが痛み動かすこともままならない

(お・・・おか・・し・・・い。距離は・・・ま・・だ・・・あっ・・たのに)

ぼうっとする頭の中でシュルツは必死に考えていた

実際、攻撃があたるような距離ではなかったのだ

「だ、大丈夫ですか!?」

ソラが急いで駆け寄ってきた

俺のことをほっといて逃げれば良かったのに・・・と心の中でため息を付く

ズシィィン

重々しい音を立てて竜が降り立った

二つの赤い瞳がじっと見つめている

「ククク。その様子ではもう逃げられそうにないなぁ?」

そんな事を言いながら一歩一歩近づいてくる

「こ、来ないでっ!」

ソラがシュルツの落とした拳銃を拾い、立ちふさがるようにしてシュルツの前に出る

「フン。その玩具で攻撃してみろ。八つ裂きにしてやる」

右手の関節をボキボキと鳴らしながらも歩みを止めない

ソラはガグガクと震え銃を落としてしまった

「やめ・・・ろ・・・。その子に手・・・・・を出・・・すな。」

地面に落ちた銃を拾いフラフラとシュルツが立ち上がる

「エアカッターを喰らってまだ動けるとはな・・・」

竜は正直驚いていたが、顔には出さなかった

「・・・お・・い」

「何だ?」

「さっき距離が・・・あった・・のに、なぜ俺は・・・吹っ飛んだんだ?・・・」

ゼイゼイと肩で息をしながらシュルツは問い掛けた

「人間。異世界から来た貴様に教えてやる。お前はエアカッターを喰らったんだよ。エアカッターというのは竜族が使う技で空気の鎌を打ち出すんだ」

竜はさっきと同じく右手を振った

すると空気の鎌が出現しそばの木に当たる

「最後に疑問が晴れて良かったな。冥土の土産が出来ただろ?」

竜はシュルツ達のすぐ目の前まで来ると歩みを止め、首をぐっと下げる

こうやって獲物の表情を見ているのだ

少女は今にも泣きそうだったが、人間の方は睨んでくる

「さて、どっちから喰ってやろうかなぁ?」

竜は嬉しそうに顔を歪めながら二人を交互に見比べる

「逃げ・・ろ・・・」

シュルツは竜の前に出てソラを逃がそうとした

しかし竜がそれを許す筈もなく・・・・

シュルツは巨大な手で押し倒されソラは尻尾で拘束されてしまう

「ククク・・・泣かせるねぇ。そんなに小娘が大事か?」

「は・・・離せ!」

シュルツは傷ついた体を動かし竜の手から逃れようとする

「無駄なことを・・・。どれ、お前から喰うとしよう」

抵抗を煩わしく感じたのか竜はシュルツの方から喰うことにした

ガパッ・・・

目の前で巨大な口が開かれる

唾液が糸を引いて落ち、哀れな獲物の顔に掛かる

「先ずは・・・クククッ」

そう言うと竜はシュルツの口に舌を突っ込んだ

「んん〜〜!!」

巨大な舌が人間の口に入るはずもないのに、力ずくで入れる

シュルツは必死に抵抗するも体は竜に抑えられてしまっているので舌を押し返す事は出来ない

そうこうしている内に、何かドロッとした液体が口の中に入ってきた

「んぐっ・・・ぐえっ・・・・・」

「どうだ?俺の唾液の味は。旨いだろう?」

生臭い竜の唾液を無理やり飲まされる

ただそれだけの事でシュルツの抵抗はどんどん弱くなっていった

「ククク・・・」

五分後・・・竜はやっと舌を抜いた

ゼイゼイと肩で息をしている獲物を満足そうな顔で見下ろす

「どれ、次は味見だ。」

竜はシュルツをつまみ上げ、頭上まで持ってくると口を開けた

「う・・あ・・・・あ・・・!!」

足元に広がる地獄の光景に恐怖を覚え手足をバタつかせる

「ククク・・・頂きます」

竜は手を離した

シュルツの体は重力に引かれ落ちていき・・・

バクゥン!!

巨口に収まった






「ここから・・・出せ・・・・・・・!」

竜の舌の上で横になりながらもシュルツは必死に叫んだ

両手で舌をボコボコと殴っているが体力が消耗している事もあり効いているようすはまったくない

しばらくするといきなり舌が動き出した

獲物の体を包み込み唾液を塗りたくる

「ん!・・・んんんん!」

顔も舌に包まれ息をする事が出来ない

そのままシュルツは意識を失った






「ククク。中々の味だな」

竜は人間を飴玉のように転がし味を堪能する

どれだけ舐めたり、締め上げたり、押しつぶしたりしても抵抗しない事をみるともう気絶してしまったらしい

「次は歯ごたえだな」

舌を使って人間を牙の上に乗せるとゆっくりと口を閉じ牙を体に食い込ませ始める

アグッ・・・・アグ・・・・・

柔らかい肉に牙が食い込み、突き破ると血がじわじわと溢れてくる

それを舌でじっくりと舐め取っていった

(旨い。人間とはこんなに旨いのか・・・・!)

竜はひそかに感動していた

空想上の生き物である人間がこんなに旨いとは思いもしなかったのだ

(・・・・そろそろ飲み込むか)

竜は口先をゆっくりと上げ傾斜をつけていく

唾液まみれになった人間は摩擦が減りズルズルと喉の方へ滑っていった

そして

ゴクリ・・・

人間は竜に飲み込まれた







「あ・・・ああ・・・・・・!」

ソラはその様子を見ていた

竜の喉の膨らみがゆっくりと下っていく

「ゲフッ。ご馳走さん」

満足そうにゲップをすると竜はソラに視線を向けた

「い・・・嫌!食べないで!」

ソラは必死に命乞いをする

こんな事をしても無駄だとは分かっていたが、尻尾に拘束されている今、できる事といえばそれくらいの事だった

「さて。お前はどうやって喰ってやろう」

竜は尻尾を動かしソラを口元まで持ってくると生暖かい息をかけてやった

目には涙を浮かべ、ガクガクと震える獲物を見るのは中々面白い

「安心しろ。俺は優しいからな。痛くないように丸呑みにしてやる」

竜は笑いながらそう言うとグパァと口を開けた

幾つもの命を奪ってきた口をソラにゆっくりと近づけていく

「嫌!やめて!!やめてぇ!!」











「いただきまぁす♪」

「嫌ああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」






バクン!







「助けて!誰か助けて!!」

ソラは竜の口の中で必死に来るはずのない助けを呼んでいた

横になったまま牙に手をかけてこじ開けようとするがびくともしない

「きゃ!」

その時ソラの体の下で何かが動いた

それは竜の巨大な舌だった

舌は蛇のように鎌首をもたげると怯える少女目掛けて襲い掛かる

「やめっ・・・・ぷはっ!やめて!」

舌の巻きつきから逃れようと必死に手を突っ張り抵抗する

だがそんな抵抗も竜からしてみると興奮させる要素の一つにすぎなかった

「いいねぇ。もっと楽しませておくれよ。お嬢ちゃん♪」

竜は舌を引き抜くと少女に覆いかぶせた

「ん!ん〜んんん!!」

舌と下顎の肉に挟まれ息が出来ない

あと少しで窒息するとゆうところで竜は舌をどかした

「はあっ・・・はあっ・・・」

ソラはやっとの思いで空気を貪る

「いや・・・もう嫌!」

ソラはとうとう泣き出してしまった

どうして自分がこんな目に会わなくてはいけないんだ!と心の中で叫ぶもその思いは誰にも届かない

「そうか。嫌か。だったらもう終わらせてやるよ」

竜が笑い声を含んだ声でそう言った

その声にソラが聞き返す

「本当?・・・・」

「ああ。本当だ」

「・・・・・・・」

ソラとの会話が終わると竜は口先を上げ始めた

「ちょ、ちょっと!やめるっていったじゃない!」

叫びながらも竜の舌にしがみつく

「やめるとは言ってない。終わらせるといったんだ。そんなに嫌なら飲み込んですぐに終わらせてやるよ」

「そ、そんなぁ・・・!」

話している間にもどんどん傾斜がきつくなっていった

舌にしがみついているソラの体も、ズル・・・ズル・・・と滑り落ちていく

もう体力の限界だった

そしてついに







ズルッ!







「キャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!」



ゴクリ






ソラは飲み込まれた






「ククク。ごちそうさま♪」

竜は満足そうな顔でそう言うと右腕で口周りの唾液を拭う

しばらくたって落ち着いてくると周りを見渡してみた

木は枝が折れ、地面には唾液の池ができているというひどい有様である

「ん?あれは・・・」

その時竜が何かに気がついた

飛んだ方が早いのだがゆっくりと歩いてその場所へと向かう

そこはあの人間と出会った場所だった

そこの木の下にリュックが置いてある

恐らくあの人間のものだろうと竜は推測し、リュックを摘み上げてみた

軽く振ってみると中からガチャガチャと金属音がする

「興味深いな。持ち帰って調べてみるか」

竜は翼を広げると飛び立った

そのまま右に90度進路を変え自分の洞窟へと向かう





その時遠くに戦艦ウィルクが見えた

竜と同じ色をした灰色の船体が太陽に照らされている

その艦影は帰って来れなくなった艦長を痛んでいるようだった












竜の持って行ったリュックがその後の運命を変える事は誰も知らない




メンテ
Re: 新人艦長奮闘記 ( No.52 )
日時: 2011/05/29 18:56
名前: スイト

ああああ…二人共〜何て羨ましいんだ〜。……そしてリュックには一体何が
今気づくと灰色の竜といえば… チラリ

ジェネラス「?」

ま、ジェネラスはそんなことしないからいいけどね〜

ギュム…

ジェネラス「どうしたのだ…急に抱きついて」

別にいいじゃん♪

ジェネラス「む、むう…」
メンテ
Re: 新人艦長奮闘記 ( No.53 )
日時: 2011/05/29 22:33
名前: U

Sっ気な所をついに表したか・・・まだ食い足りないのなら・・・w
それから好奇心でリュックが気になって持ち帰るなんて意外と可愛い所が・・・w
メンテ
Re: 新人艦長奮闘記 ( No.54 )
日時: 2011/05/29 22:59
名前: どんぐり

怖いところもあるけど、ちょっとした優しさ(?)もあって
ナイスな捕食者♪

リュックの中身…変なものが入ってたりしてw
メンテ
Re: 新人艦長奮闘記 ( No.55 )
日時: 2011/05/30 19:35
名前: 雪風

コメありがとうございます!

>スイトさん

リュックに入ってある物は・・・・・

それはさておき、ジェネラスさんも灰色でしたね・・・

すみません。被ってしまいました^^;

>Uさん

ええ!あの竜は超が付くほどのドSですW

それと結構人間にも興味をもってます!

>どんぐりさん

かなり怖がらせたらちょっと優しくして、それからいたぶるのが竜の好みのやり方ですW

リュックの中身は案外普通の物ですW
メンテ
Re: 新人艦長奮闘記 ( No.56 )
日時: 2011/05/30 22:45
名前: トマート

多少コメ遅れました…すんまへん!

それと…もうすぐでここが停止(廃止?)になり、新投稿場へとなるみたいですね。

という事で改めて宜しくです、雪風さん!

メンテ
Re: 新人艦長奮闘記 ( No.57 )
日時: 2011/06/01 19:42
名前: 雪風

>トマートさん

コメありがとうございます!

これからもよろしくお願いします!





そしてこれまで見てくださった方々、本当にありがとうございます

これからも新投稿所の方でよろしくお願いします!
メンテ

Page: 1 |

題名 スレッドをトップへソート
名前
E-Mail
パスワード (記事メンテ時に使用)
コメント

   クッキー保存