始めに食べられたのはシャワーズだった。
意識の無いシャワーズを頭から加えこみ。
口の端から舌を覗かせ…一気に体の半分を体のナカへ押し込んだ。
まるで、今の今までどうしようもなく空腹で。スグにでも何かを腹の中に収めたい。
そう感じさせるような勢いでシャワーズの体はあっという間に尻尾の先も見えなくなってしまった。

ずるり……するり………

喉が膨らみ。シャワーズの体が滑り落ちていく。
首を上げればどんどんシャワーズの体があるのだろう膨らみが下へ下へ…下ってゆく。
自分は何が起こっているのかも分からずそれを見て…見惚れていた。

獲物を頂いた満足感からか、ねっとりとした長い舌を満足そうに口の端から覗かせて。
続けて目をつけられたのはサンダースだった。


まずは一舐めに…。自らの尻尾の上に獲物の体を乗せて。
撫でまわすような舌使いでサンダースの体毛を濡らしていく。

そして首根っこを咥え…
顎の部分から腹を器用に尻尾にその胴体で押えながらあます所無く舐めまわしていく…

やがて舐める事に満足がいくと尻尾を咥え…下半身から…ずるりと引き込んだ。
サンダースはミロカロスの体内へと呑まれていく。

その途中―――

サンダースは目を覚ます…。
自分がどんな目にあっているか。
理解していなかったのだろう。ただ、訳もわからずに暴れていた。
だがその行動も虚しくどんどん、ミロカロスの体内へとずぷり…ずぷりとめり込んでゆく。

瞬間、自分はサンダースへこう命令することを閃いた。
『ほうでん』だ! ……と。


しかし。
まるで効いちゃいなかった。

体内からのほうでんを受けながらも、ミロカロスは呑み込む動作をやめなかった。
それどころか舌でたしなめるかのように、サンダースをおとなしくさせてしまう…
サンダースの体はもう見えない。

シャワーズと同じく、サンダースもミロカロスの体の中を下っていく。
終点はどの辺りなのだろうか。
どんどん下ってゆき…地面に隣接した辺りでその膨らみは停止する。


だが…まだ食べたりないようだ。
目に入るものを手当たりしだい、その口に放りこむかのように…
続けてブースターに目をつけた。
体中の毛がふっくらとしていて何かとボリュームのありそうなその体を。
ミロカロスは頭から一気に咥えこむ。
そのまま尻尾とその長い胴体でブースターを抑え込むと口の中で、舐めまわしているのだろう。

くちゅり…くちゅりと。
舌と唾液とブースターが擦れ合う音が響く。
長い時間をかけ、余程においしいのか。
唾液がブースターの体を伝り…滴り落ちていく。

自らの唾液でその体を濡らしながら存分に楽しんだトコロで、そろそろ呑み込む準備が整ったようだ。
ブースターの自重を利用して喉の奥へ押し込もうとその首を上げ始め…

いよいよ呑み込む………
そう思った…その時だった。


黒い影がミロカロスの頭部を一撃する―――


ブラッキーだった。
目の前の光景と、次々と倒されるポケモン達の影に隠れて忘れ去ってしまっていたブラッキー。
予想外の出来事に、判断が遅れるが続けて命令しようと…

だが。

それも無意味な行動になるだろうという事を、すぐに思い知らされた。
ブラッキーの『ふいうち』は、ミロカロスにダメージを与える事は出来なかった。
それを何の障害ともせずにブースターを呑み込む動作をやめないミロカロス。

もはや、ブラッキーではミロカロスを止めることは出来ないだろう。
ブラッキーもそのミロカロスを見上げたままブースターが呑まれる様を見続けていた。

そしてブースターがミロカロスの喉を。
ミロカロスの体のナカを下っていくその時。

ブラッキーはミロカロスを抱いていた。
2本足で立ち。前足でミロカロスに触れて。
ブースターが堕ちていくその様子を肌で感じ取っていた。

続けてミロカロスはリーフィアを引き寄せる。
そしてブラッキーに重ねて…寝転がした。

されるがままに地面へ転がされる2匹。

続けてミロカロスの口の先から滴る唾液が2匹を襲う…。
ブラッキーは抵抗もできずにリーフィアを抱きよせるようにミロカロスを見ていた。

大口を開けたミロカロスが足元から2匹を咥えこむ。
1匹の時と比べ、非常にゆっくりと…。

ずるり…ずる………ずる。
くちゅり…ぴちゃ……ずるずる。

自分は興奮していた。
自分が育てたポケモン達がたった一匹の。
野生であろう…ポケモンに呑まれていく様を見て。

止める事もせずに。
ただただ…じっと見ていた。

ブラッキーとリーフィアは…互いを守り合うかのように。
抱きしめ合っていた。
さして仲が良いでもなかった2匹だが。
これから食べられる…そんな現実を前にして抱き合っていた。

ズル…ズルリ……

やがて2匹は口の中におさまるが。それ以上の進行はゆるやかだった。
ひとおもいに。一気に呑み込まず…まるで楽しむかのように2匹の顔を舌で撫でまわす。
長かった。とても長い時間それを見ていたような気がした。

そして…

いつの間にか…イーブイが消えていたが、そんな事はもうどうでも良かった。
目の前のこの光景がどうしようもなく。自分の心を打っていたからである。

 

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