ある村人の手記


とある山奥の村、その村にはある風習がありました。
その風習とは月一度村人の誰か一人を山に棲むドラゴンに捧げるという風習でした

これはその時ある村人が体験した手記である


×月××日
運が悪い…私に白羽の矢が立つなんて…
まさか私がドラゴンの元へ行くとは…想像もしていなかった…

しかし私はそのドラゴンの姿を一度も目にしていない。
村を襲ってきたという記録も存在しない
果たして本当に存在するのだろうか?



×月×△日
ついに私がドラゴンの元へ行く日が来てしまった…
もうあまり時間が無い…今日はここで書くのをやめておこう



△月×○日
ありのまま起こったことを書いておこう
何故か?
今こうして手記を書いているのが私が生きている証拠だからだ
そして私がこうして生きている理由も


では私が体験したことを全て書いておく

それは私がドラゴンの元へ行くこととなった日まで遡る
私は村人たちに手足を縛られ、目を塞がれてある広場まで運ばれた
恐らく逃げられないようにするためだろう。勿論身動きはできなかった
そして広場に着いて数刻、村人たちの姿はなく私ただ一人だった
そして大きな足音、おそらくドラゴンの足音だろう
一歩一歩私に近づいてくるのが分かる。
私の目の前まで来た時、目を塞がれていた布を切り裂かれ、手足を封じていた縄も解かれた
その時初めて私は美しい雌のドラゴンの姿を目にしたのであった


淡い赤色の体に大体8m前後はあろう大きさ、美しい顔立ち、そして白く大きなお腹が特徴的だった。

そんな彼女に見とれていると、彼女は私のことを不意に抱きあげてきた。
彼女の胸に抱き留められた私はただ無上の心地よさに身を委ねていたのであった。
それと同時に私の意識はブラックアウトした

 

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