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幸せな日常 − 旧・小説投稿所A

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幸せな日常
− ケンカ 後編 −
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〜ジャック&ジャローダの部屋〜
ジャローダ「ジャック、入るわよ?」
ジャック「…」

ガチャッ。 パタン。

ジャローダ「ジャック、いい加減元気出しましょうよ?」
ジャック「…」
ジャローダ「フーッ…」

シュルッ。
ジャローダはジャックに巻き付いた。

ジャック「!? 放せよ!!」
ジャローダ「いいえ、放さないわ。絶対に。」

ジャローダは、少しずつ力を入れてジャックを締める。

ジャック「ぐッ…」
ジャローダ「ジャック、いつまでも過去を見ていちゃダメ!! 悲しいのなら、なんでもっと私達を頼ってくれないの!?」
ジャック「…!!」
ジャローダ「きっとジャックのお父さんだって、自分がいなくて悲しんでいるジャックを望んでなんかいないでしょう!?」
ジャック「…そうだな。悲しんだところで親父が戻ってくるわけでもないし、親父だって悲しんでる俺を望んでなんかいないだろうしな。」
ジャローダ「ジャック…!!」
ジャック「…ジャッキーには悪い事をしたな。謝ったら許してくれるかな…?」
ジャローダ「許してくれるわよ。きっと。」
ジャック「謝りに行ってくる。」
ジャローダ「私も一緒に行くわ。」

〜ジャッキー&ミロカロスの部屋〜
ジャック「ジャッキー? 入るぞ。」

ガチャ。 パタン。

ジャッキー「まだ文句でも?」
ジャック「いや。いつまでも過去を振り返っている場合じゃないと思って。」
ジャッキー「ふ〜ん…」
ジャック「ジャッキー、ごめんな。ガラス細工一つであんなに怒って。」
ジャッキー「…」
ジャック「また… いつものように、友達でいてくれるかな…?」
ジャッキー「…」
ジャック「ダメ… かな…?」
ジャッキー「… フッ… アハハハハ!! それでこそ、いつものジャックだ!!」
ジャック「じゃあ…?」
ジャッキー「ああ、もちろんだ!!」
ジャック「 ジャッキー、改めてよろしくな!!」
ジャッキー「こっちこそ、よろしくな!!」
ジャローダ「二人とも、仲直りできたみたいね♪」
ジャック&ジャッキー「ああ!!」
ジャローダ「やれやれだわ。」
ミロカロス「ジャック!! ジャッキー!! 仲直りできたの!?」
ジャック&ジャッキー「ああ、この通りだ!!」
ミロカロス「はぁ〜、良かったぁ…。」
ジャローダ「疲れた〜。」
ジャック&ジャッキー「なんで二人ともそんなに疲れてるの?」
ジャローダ「誰のせいでこんなに疲れたと思ってるのよ…?」
ミロカロス「ジャローダ、この二人のこと、もう一度締め上げたほうが良さそうね。」
ジャローダ「そうね、そうしましょうか。」
ジャック&ジャッキー「え?」

シュルリ。

ジャック&ジャッキー「ま… まさか…」
ジャローダ&ミロカロス「その、まさかよ。」

ギュムウウゥゥ!!!

ジャック&ジャッキー「ギャアアァァ…ハハハ!!」

家中に、ジャックとジャッキーの苦しくも嬉しそうな叫びが響く。
いつもと変わらぬ日常。そんな当たり前のことが、彼らの「幸せ」なのだ。

幸せな日常 〜完〜


投稿所のルール変更により、完結させて頂きます。
<2013/01/01 05:17 ワンダラー>
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