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幸せな日常 − 旧・小説投稿所A

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幸せな日常
− 新たなる冒険 後編 −
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〜紅葉谷→春風草原〜
ジャック「いてててっ!!」
ジャローダ「もう、じっとしててよ。治せないじゃないの。」
ジャック「ほっといてくれよ。 これくらい、すぐに治るから。」
ジャローダ「駄目よ。跡が残ったらどうするのよ。」

紅葉谷で頬にかすり傷を負ったジャックは、
ジャローダに舐められて治されていた。

ジャック「うぅ…しみる…」
ジャローダ「私の唾液は傷を癒す効果があるのよ♪」

ペロッ。

ジャック「いでえぇ!!」
ジャローダ「あんまり暴れると締めるわよ?」

ギリギリギリギリ…

ジャック「うぐぐぐ…」

ペロペロッ。

ジャローダ「はい、終わり♪」
ジャック「じゃあ出発するか…」

〜春風草原〜
ジャック「ここが春風草原か…」
ジャローダ「風が気持ち良いわね〜♪」
アレン「広いからはぐれないようにしないと。」
ジャッキー「そうだな。」
ミロカロス「早く行きましょうよ〜。」

〜春風草原 奥地〜
?「待てい!!」
ジャック「やっぱりいたね。」
ミロカロス「予想通り♪」

目の前には、2本の剣を持った男が立っていた。

?「そうか…ここに来たということは紅蓮は…」
ミロカロス「紅蓮? ああ、大きな剣を持っていた奴のこと? そいつならジャローダが食べたわよ♪」
?「!? 食べた…だと…!?」
ミロカロス「ええ。」
?「…そうか。俺の名は蒼炎だ。…相手にとって不足なし!! いざ、参る!!」

蒼炎は、ミロカロスに思いっきり斬りかかってきた。
しかしミロカロスはそれを難なくかわす。

蒼炎「早いな… ならば!!」

蒼炎はもう一度斬りかかってきた。

ミロカロス「そんな直線的な攻撃じゃ、私にはかすりもしないわよ。」

しかし、ミロカロスに攻撃してきた蒼炎はフッと消えた。

ミロカロス「!? どういうこと!?」
ジャッキー「ミロカロス!! 上だ!!」
ミロカロス「えっ…?」

ズバアッ

ミロカロス「きゃっ!!」
蒼炎「くっ…」

蒼炎の攻撃の直撃は避けれたが、大きな切り傷を負ってしまう。

ミロカロス「このままじゃまずいわね…じこさいせい!!」
蒼炎「何ッ!?」

ミロカロスの傷口はみるみるふさがり、元に戻ってしまった。

蒼炎「再生とは… 厄介な技を持っているな… む? アイツは何処へいった!?」
ミロカロス「ここよ♪」

気がつくと、蒼炎はミロカロスに巻き付かれていた。

蒼炎「クソッ、いつの間に!?」
ミロカロス「フフッ♪」
蒼炎「ぐっ…放せ!!」
ミロカロス「嫌♪」

そう言うとミロカロスは蒼炎を締め上げる。

ギュムウウゥゥ!! ギュギュギュギュ!!

蒼炎「うぐあぁぁ!!」

グギュギュギュ!!! ギリギリギリギリ!!!

蒼炎「う…ぅ…」

ミロカロスの強力な締め付けに、蒼炎はたちまち気絶してしまう。

ミロカロス「いただきま〜す♪」

パクッ…ゴクン。

ミロカロスは蒼炎を呑み込んでしまった。

ミロカロス「ウフフ…ご馳走さま♪」
ジャック「いや〜、あっけないね。」
ジャッキー「ていうかお前、じこさいせい使えたんだ。」
ジャローダ「すごいじゃない♪」
アレン「さあ、いよいよ地下水脈の洞窟だ!!」

〜春風草原→地下水脈の洞窟〜
アレン「ここで少し休憩しよう。」
ジャッキー「おう。」
ジャック「了解。」
ジャローダ「休憩時間なら…♪」

シュルッ。 ギュッ。

ジャック「やっぱり…」
ジャローダ「♪」
ミロカロス「じゃあ私も♪」

シュルリ。 ムギュッ。

ジャッキー「ハハッ… 苦しくはしないでくれよ?」
ミロカロス「♪」

〜30分後〜
アレン「そろそろ出発するぞ〜!!」
ジャック「はいはい。」
ジャッキー「おう!!」
ジャローダ「分かったわ♪」
ミロカロス「行きましょうか♪」

〜地下水脈の洞窟〜
ジャック「なかはひんやりするね〜。」
アレン「道がかなり複雑だ。気をつけて進まないと。」
ジャッキー「どの道からいくんだ?」
アレン「ちょっと待ってろ… え〜と… よし、ルートが分かったぞ。まずは右だ。」
…………………………………………………………………………………………………………………………
〜地下水脈の洞窟 湖〜
アレン「よし、着いた。」
ジャック「ふぅ、疲れた。」
ジャッキー「俺もうヘトヘト。」
?「…誰かいるの?」
全員「!?」

全員が湖に目をやると、そこには蛇のような青い竜がいた。

アレン「お…お前は誰だ!?」
?「私? 私はハクリューよ。あなたは?」
アレン「アレンだ。」
ハクリュー「アレン…」
アレン「ハクリュー、君はなぜここにいるんだ?」
ハクリュー「なぜって… 私が人間の前の出ると皆が私から逃げ、捕まえようとするからよ。」
アレン「そうだったのか…」
ハクリュー「あなた達も私を捕まえに来たの?」
アレン「いや、僕は君に危害を加えるつもりはない。」
ジャローダ「人間から隠れる生活… ジャック達に出逢う前の私と同じだわ…」
ミロカロス「私もよ… ジャッキーに出逢わなければ、今頃どうしていたのかしら…」
アレン「ハクリュー、僕達の仲間にならないか?」
ハクリュー「えっ!? で…でも…」
ジャローダ「大丈夫よ。ジャック達は悪い奴じゃない。私が保証するわ。」
ミロカロス「私も保証するわよ。」
ハクリュー「…」
アレン「どうだ? 仲間にならないか?」
ハクリュー「…そうね。一人でいても寂しいだけだし、似た子もいるしね。良いわよ。」
アレン「やった!! 宜しくな!! ハクリュー!!」
ハクリュー「ええ。宜しく♪」
ジャック&ジャッキー「俺達、空気…」
アレン「あっ、悪いw」
ジャローダ「仲間も増えたことだし、帰りましょうか♪」
ハクリュー「アレンって、すっごく良い人なのね♪」
アレン「えっ… そうかな?」
ハクリュー「決めたわ。私、アレンについていくわ♪ 宜しくね、アレン♪」
アレン「あ…ああ、宜しく…」

こうして新たな仲間、ハクリューを迎え入れ、
ジャックの生活はますます充実していくのであった。


はい、10回目ということで長くしてみました!!
文字数はなんと、2331文字!! 頑張りました!!

さて、新たな仲間、ハクリューを迎え入れたジャック達。
次回からは「第3部」ということで人間も増えます!!
応援、宜しくお願いします!!
<2012/12/27 09:35 ワンダラー>
消しゴム
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