そして

パトカーで容疑者3人を被害者である雄介の家に連れてきたのだ

ピンポ〜ン

雄介の家のベルが鳴った

母「は〜い、何方ですか?」っと言ってドアを開けたのだ

警察「雄介君のお母さんですね?」
母「は、はい。そうですが、何か?」
警察「雄介君が見つかりました。」っと言った

母「本当ですか!それで、雄介は何処に?」
警察「落ち着いて聞いてくださいね。」っと言ってテレビを見せたのだ

すると

何かの映像が見えたのだ

母は最初はわからなかったのだ。

母「あの〜、何なのですか、これは?雄介の件とどう共通があるのですか?」
警察「この映像は、名古屋港水族館に居る♀シャチのクーの胃袋の映像です。
雄介君は、3人に拉致されてシャチの胃袋はどうなっているのか実験するため
クーのお腹の中に入れられたのです。」っと言った

母「そ、そんな!それで、雄介はどうなるのですか!」
警察「雄介君の状態は、クーの体に両手両足、胴体がすでに同化してしまっています。」
母「同化って、消化されていないのですね?」
警察「ええ、シャチは好意を持っている人間は消化せず両手両足、胴体を自分の
お腹に同化してしまうのですよ。クーは雄介君に好意を持っているのです。」
母「好意って、取り出せないのですか!」
警察「無理ですね。今、取り出してしまったら、同化してしまっている雄介君は
大量出血で死亡、そして、クーも大量出血で死亡します。どの道取り出す事は
出来ません。このまま、クーのお腹の中で生きる事しか出来ません。お気の毒ですか
。」っと言った

母「犯人は誰なのですか?」
警察「私の後ろに居る3人です。」っと言った

母は

その犯人の前に立つと

犯人の顔をおもいっきりぶん殴ったのだ

母「よくも、よくも家の雄介を!」っと暴れたのだ

すると

カズヤ(兄)「母さん、落ち着け!雄介は死んだんじゃないんだ。シャチのクーのお腹の中で生きているんだろ。それに、雄介はシャチのクーが大好きだったろ。
食べられるのが本能だったんだよ。確かに、犯人の事は許さないけど、
憎しみは憎しみを生むしかない。今は、雄介はシャチのクーと共に生きていると
思うしかないんだ。」っと言った

母「カズヤ、うん、そうだね。確かに貴方の言うとおりだね。」っと言った


それから

30分後

警察は犯人3人を警視庁に連れて行かれたのだ


その頃

雄介はというと

もうすでに体が同化してしまっているのか

体がまったく動く事が出来ないのだ

雄介「はあ、もう此処までか。まあ、俺はクーの事が好きだから
食べられても後悔は無いな。公開よりも食べられて嬉しいのが大きいな。
あ〜あ、食事も食べられないし、これからどうしよう。」っと思っていた

すると

何故だかは知らないが

ゆっくりと満腹感があるのだ

その理由は簡単なのだ

雄介がシャチのクーと同化している状態で

クーが餌を食べると

クー&雄介に栄養が取れることが出来るのだ

雄介「そうか、同化しているから栄養が取れるんだ。良かった。」っと笑顔で言った


そして

水族館のトレーナーはこのままどうしようと思ったのだ

トレーナーの決断は

このまま

雄介君を体の中に入れながらショーをしようという決断したのだ


その事件から

早くも3年も経つのだ

シャチのクーのお腹の中に居る雄介は

元気になっているのだ

勿論

同化しているままで

だが

雄介は嬉しそうな表情なのだ

雄介は

ずっと

シャチのクーのお腹の中に居る事が自分の幸せだと思ったのだ

そして

クーも雄介が自分のお腹の中に居る事が幸せだと分かり

嬉しそうで今も水族館でショーをやっているのであった。


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